いとしのオタクオヤジ
- 2014/12/21
- 12:20
今の尺八吹きは本当にレベルが上がりました。私が尺八を始めたのは法政大学に入学して三曲会というクラブに入部した1969年です。その当時に比べると演奏技術の差は隔世の感が有ります。1970年だったと思いますが、たしか日本三曲協会の演奏会で琴古流の本曲を聴きました。当時の人間国宝・納富寿童を中心にして20人くらいの尺八吹きが連管演奏したのですが・・・帰り道で 私「あの演奏はユニゾンなのに音がまるで合ってなかった...
映画出演
- 2014/12/20
- 21:08
私に「映画に出て欲しい」と言う依頼が来ました。それもハリウッドからです。流石はハリウッド、リサーチ力は大変なものです。よく遠いアメリカにいて私の美男ぶりを聞きつけたと感心しました。そうでなくても年をとって、このところ些か自信を無くしていたところです。この前も用が有って原宿を歩きましたが、30分歩いても一度もスカウトから声が掛かりませんでした。もう私も年なんですわ。それが降ってわいたようにアメリカ映画...
一丸定吉(いちまる じょうきち)
- 2014/12/19
- 20:45
一丸定吉は尺八の「中継ぎ開祖」と言われています。明治前期の人です。それでは、この人以前には尺八に中継ぎが無かったのかと言うと、そんな事はありません。江戸時代の尺八にも有る物は有りました。「物の始まり」とは、どういう状態、或いはどういう事を指して「始まり」とするか難しいところです。琴古型の歌口は三世荒木古童から これも江戸時代から存在しています。金属活字はグーテンベルグから その二世...
段
- 2014/12/18
- 22:59
私は尺八で九段なのです。 「それがどうした?」 そうおっしゃるのは貴方が伝統文化の世界を良く知っているからです。私の店に、尺八を買う為にいらっしゃる方は奥様同伴のことが多いです。ある時にいらした奥様は、私が旦那様と話している間、物珍しそうに店の中を見回していましたが、私の「人間国宝・青木鈴慕直門 尺八道九段」の看板に目を留めると、見る見るうちに態度が固くなっていきました。「失礼ですが先生は九段なの...
ナメ猫
- 2014/12/17
- 18:31
30年以上前ですがね、「ナメ猫」たら言うもんがハヤッタのを憶えていらしゃる人も多いと思います。学ランを着て黒メガネをかけた猫達の写真集ですよ。マタキチはじめツッパリスタイルの猫達が様々なポーズをとっていて、チョットしたブームになりました。もし今、彼らの直筆サイン入りの写真集が出てきたら天文学的な価格で売買される事は間違いありません。当時でも非難する人はいました。ポーズをとらせる為にワイヤーで猫を固定...
中国の尺八
- 2014/12/16
- 20:43
昨年10月に上海で尺八の展示会をやりましたが、そもそも何故に中国でこのところ尺八を吹く人が増えたのか不思議で仕方がありませんでした。中国は民族楽器で編成した楽団が多く、その中で、どうしても笛系が性能的に弱いのです。尺八は竹そのままの外見をしていますが、一世紀にわたる調律技術の積み上げで、もはや精密な近代楽器と化しています。ここに、まず注目したのが中国の伝統楽器である洞簫の奏者達です。日本から中国語に...
泣きバイ
- 2014/12/15
- 22:02
私は子供の頃、二子玉川に住んでいました。今は「東京で一番住みたい街」にもランクされますが、昭和30年代までは田んぼだらけで東京の片田舎です。それでも二子玉川園という遊園地が有ったので、毎週日曜日になると駅から遊園地まで300メートルくらいの距離は、たくさんの露店が出ていました。ある日曜のこと、大きな風呂敷包みを背負った痩せた男が道の真ん中で大声で泣きだしました。たちまち周りは人垣が出来ましたが、それで...
三流週刊誌
- 2014/12/14
- 11:20
たまには知性を高める為に読書をお薦めします。私の愛読しているのは三流週刊誌で、毎週、発売を心待ちにしております。その書いてある内容を人に話すと 「どうせ三流週刊誌の言うことだ」とバカにされますが、私はそのおかげで、「中国の世界征服の野望」も「人類の中に相当数のエイリアンが混じって暮らしている事」も知ってます。さらに「森元総理が実はアホだ」とか「小泉純一郎が近親相愛者」とかの重大な国家機密も把握して...
ちび
- 2014/12/13
- 08:21
中学、高校のクラス会に行くと、いつも「温厚になったなあ」と言われます。中学、高校の6年で取っ組み合いの喧嘩は二百回ではきかないと思います。私はチビだったので、よくからかわれまして、少しでも気に障ると殴りかかりました。私の得意技は、目潰し、急所ウチ(キンタマ蹴り)。常にポケットに目潰し用の唐辛子と凶器が忍ばせてありました。ですから、だいたい勝率5割でしたが、勝っても負けても「卑劣なことばかりしやがって...
名前の混乱
- 2014/12/12
- 08:56
エーン、エーン・・・。どうして泣いてるのかって、警察に忘れられない深~い恨みが有るんです。私は子供の時、多摩川のそばに住んでいました。夏休みになると毎日のように川遊びです。「気をつけるんだよ」と言うオトナはいても「川は危ないから遊ぶんじゃない」などと言う者は天然記念物くらいにしか存在しません。そうアメリカの川に立札が有ります「スイム オン ユア オウン リスク」、オマエ自身のリスクで泳げ。当時の子...