畳の文化
- 2015/08/21
- 17:45
今でも韓国の「キーセン・ツアー」って有るんですか?88年のソウルオリンピックまでは、韓国へ行くのは、ほとんどオヤジだけ。彼の地で「キーセンパーティー」という触れ込みの「買春パーティー」がお楽しみでした。「本当の妓生とはアンナモノじゃない」と言う人はいましたがね、「ホンモノ、マガイモノ」が有るとして、どっちにしろ最近はトンと聞きませんなぁ。私も「ホンモノ」を一回、興味が有ったのでやりました。なるほど事...
一神教
- 2015/08/20
- 23:24
「禅ってどうしてアメリカで人気が有るんでしょうか?」 こういう質問を受けた事は何十度となく有ります。私に聞くって間違ってやしませんかね。私は尺八屋であって、尺八を日々作って売って、それで生活してるだけ。どうしてそんな事を・・・。 尺八を「禅ミュージック」とか言ってる西洋人がいますが、禅の影響を濃厚に受けているのは日本文化のあるていど共通項ですからね、なにも尺八だけのことじゃないでしょうに。中国人と...
尺八の鳴りの原理
- 2015/08/19
- 22:11
尺八の鳴りの秘密について、物理学が未発達の時代にはいろいろな事が言われていました。一番先きに誰もが思いつくのは、歌口が息で振動して管の中の空気が振動するというものでしょう。ただ、常識で考えても息が当たって歌口が振動するとは考えずらいですよね。二番目に考えつくのは、息の風が管内でビュービュー鳴る。 歌口で強まるというの?三番目か四番目かは知りませんが、以下、紙を吹くみたいに振動する。 何が? サア、...
裏口入学
- 2015/08/18
- 23:21
1991年でしたかね、明治大学の「替え玉受験」が大問題になりました。入試の時だけ本人の代わりにオベンキョウの出来る者に代わってもらうのです。受験票には身代わりになって受験する人間の顔写真が貼ってあるのですからバレようはずが有りません。私達、大学受験の経験者なら誰でも思いつくし、マアやってるヤツもいるんだろうな、と思っていたことですわ。入学してからの試験で、あまりにデキが悪い、「オイ、中学生なみの学力の...
ジャパン・アズ・ナンバーワン
- 2015/08/17
- 20:47
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」、こういう題名の本が私の若い頃にベストセラーになりました。著者はアメリカの社会学者エズラ・ヴォーゲル。80年代の初めビジネスマンにかなり読まれていました。日本の優秀性について述べていますが、学習能力が高いという指摘は当時から疑問視されていました。そうとも言えるし、学校の勉強が学習訓練にはなっても実際の役に立つかどうか?むしろ丸暗記型の受験対応の学習は時間の空費ではない...
大本営発表
- 2015/08/16
- 22:26
戦中の大本営発表の酷さは、毎年この時期になると繰り返し証人が出てきて、当事者であった当時の事を証言します.。「マスコミは嘘と知っていて国策に従わざるを得なかった、二度とあんな社会にしてはいけない」、ダイタイどの人もこういう論旨ですね。どういたしまして、その後も嘘と知っていて「大本営発表」を繰り返しましたよ。1970年前後からしばらくは中国批判は大マスコミのタブーでした。はっきり資本主義擁護を社是とする...
叱かられる
- 2015/08/15
- 18:37
私は尺八の師匠に叱られた経験が有りません。もともと坂田誠山先生は弟子を叱るタイプの師匠ではないので、私がついていた昭和44年からの5年間一度も怒られたことは無く、怒られた人間も、関学三で仕入れたハンパ知識を言い張った粟田以外に知りません。でも青木鈴慕先生は尺八界では有名な癇癪持ちで、怒る怒鳴るはショッチュウのことです。でも私は怒られた経験が無い。それどころか演奏でも褒められるばかりでした。年末の「鈴...
子供のすごさ
- 2015/08/15
- 07:10
箏、三弦にはホント化け物みたいな人がいます。90前後の老婆で何百という古曲を憶えている。それも、すぐ暗譜で弾けるから凄い。尺八にあまりいないのは幼児期の訓練精度の違いだと思います。箏の会には小学生くらいの子がいますが、その子達のうち上手な子は段々に選別されて上に上がり、ついには芸大とかいう事になるのでしょう。尺八の場合、これまで男が対象でしたから、あまり熱心にやると途中で親が心配します。まだまだ日本...
名人がいる(二) 飯吉正山
- 2015/08/13
- 20:38
昨日12日、飯吉正山さんが亡くなりました。かねて体の具合が悪いとは聞いていたのですが、九十歳で大往生なさいました。生涯、新潟の上越を離れることなく「北越の尺八王」と言うに相応しい生涯でした。京都での試験を首席で突破した時に、在りし日の初代・都山をして「雪深い高田(上越)にも、これほどの吹き手がいたのか」と驚嘆せしめたというのは有名なエピソードです。飯吉翔山さんは御子息、四年前に他界した飯吉礼山さんは...
テレビの凋落
- 2015/08/12
- 23:13
テレビの時代がどうやら終わりそうです。見てもつまらないというのは今に始まった事ではなく、男で社会人の場合、もうかなり前からテレビは見ていない人が大方でしょう。ただでさえツマラナイ上にインターネットに喰われたんですな。このところスポンサー離れで広告収入が減り、企業として正念場を迎えたようです。テレビは許認可事業ですから新規参入が難しいと言いますが、やがて近いうちに崩れるでしょう。アメリカ人達は「日本...