後もどり
- 2022/12/29
- 11:04

ドイツでの写真。良い出来だったので、褒めて写真を撮りました。欧米でレストランに入ると、入れ墨をいれた給仕人を良く見ます。日本では接客商売に入れ墨はアウトですね。欧米で入れ墨が普通のファッションになって20年くらいでしょうか。今は男も女も入れています。小学生の頃です。入れ墨に憧れました。その頃は、まだ大半の家に「内風呂」が無く、週に1,2回銭湯に行った時代です。入れ墨はヤクザの専売特許ではなく、大工、左...
食わず嫌い
- 2022/12/24
- 09:43
法政大学三曲会で私の代の男子は、私、林(嵐山)、粟田と「食いしん坊」が揃いました。大学時代は金が無いくせに、ショッチュウ美味い店を探して出入りしていましたな。ヤツラにクサヤで熱燗をやる楽しみを教えたのは私です。林からはアゴ出汁(トビウオ)の美味さを、粟田からは北海道から持って来たてのホッケは、当時の輸送が御粗末だった時代の東京人が抱いていたイメージとは全く違ったモノだと知らされました。育った地方が...
自分が決める
- 2022/12/18
- 09:14
私みたいな職業だと、それは様々な人生観の人と出会います。私自身で言えば、中学の時くらいから、「人生は一度きりだから、自分が楽しいと思わない事はやらない」と思っていました。母は「それで生活はどうすんのよ?」と煩く言いましたが、幸い父や祖父はそう言う意見では無かった。思うに、父の様に人生の一番輝いている時期10年近くを兵隊暮らしでパーにされた人間て、根本の所で、政府や社会の指導者達の言う事を信用していな...
無理しない
- 2022/12/12
- 09:32
蕎麦でも寿司でも、若い頃は「一人前」だと到底足らず、「どうしてこれが一人前なんだろう?」、と思いました。男なら誰でも頷くでしょう。これが70過ぎて、いくらか理解出来る様になりしました。夏目漱石の『坊ちゃん』だと、天婦羅ソバ4杯が坊ちゃんの適量で、でも生徒からは「4杯は多過ぎぞな」と嗤われたそうですから、やはり4杯だと食べ過ぎなのでしょう。同じ漱石の『吾輩は猫である』では、中年の迷亭でも昼食はモリソバ2...
根の枯渇
- 2022/12/06
- 11:25
ほんの4年前です。東北大学の邦楽部には百人を越す部員が居ました。驚嘆するのは、その演奏力です。定期演奏会の模様はネットで配信されていましたが、プロが「これが大学邦楽部の演奏なの?」と驚くレベルでした。私の仙台展示会にも毎度多人数で来てくれて、大音量での試し吹きは「よくマア、ホテルから苦情が出ないもんだ」と思うほどで、部屋での会話すら難しい状態になったものです。それが今では部員4人。今年の展示会には誰...
郵便
- 2022/12/01
- 09:10
貧しい国へ行った人は「郵便は必ず郵便局かホテルから出して下さい」って注意された経験が有るでしょう、街角のポストに投函すると手紙を引き出されて、切手を剝がされるからです。「たった2百円くらい」と思いなさんな。後進国(後発発展途上国とか言うらしい)では1日2百円で一家が暮らしている家庭が幾らでも有るのです。戦後のニコヨンの日給が240円でしたよね、それで一家が暮らしていたケースが昭和30年代前半までは、日...