蘇州展示会
- 2019/11/12
- 22:07
2019年11月7日から11日まで中国の蘇州で展示会をやりました。一音無心と邦星堂のスタッフです。左から一音無心の曹社長、大橋鯛山、石内蛍童、大橋亮太、一音無心の王さん、野入虚彗、一音無心の陸さん、同じく杜さんです。

今回の同行者は虚鐸の第一人者である野入虚彗です。彼は私の大学時代の2年後輩ですが、大学4年の時に突如発狂して、以来今日まで虚無僧として生活しています。アフリカと南米を除く世界のほぼ全域を虚無僧して歩いてきました。10年にわたる海外生活は虚無僧生活者としては前人未到です。

彼の講習は、発表3日で全18コマが完売しました。「神秘的な雰囲気が評判」とは一音無心の曹社長の弁です。私達昔馴染みにしてみたら、「神秘的?何のこっちゃ」という感じです。

ともかく講習は大成功。講習後も人が帰らないんですよね。次の人、その次の人の講習も聞いています。

さあて、私の古管のオークションです。開始前の打ち合わせ。

私が一本ずつ作者とか年代、特徴なんかを説明します。口幅ったいですが、私をおいて古管について、ここまで知っている者はチョットいないと思います。神田さん、志村先生、石橋さん、あと誰かいるかな?

これが古管の出品。勿論全品完売。オークションですから「値決め」はオークション参加者です。普及と関係無いから、いくら高額でも良心(有るとして)は痛みません。

吹いてくれたのは一音無心のスタッフ杜調子さん。彼は柿堺香さんと王錦徳(マイケル・ワン)さんの指導を受けています。そして通訳は馴染みの胡さん。彼の通訳技術は、これまで私のルートで行った尺八演奏家が全員絶賛しています。私も彼が通訳してくれれば安心です。

野入の演奏会です。

ラス前に質問の時間を30分ほどとりましたが、それでは足りませんでした。最後の曲を始めようとしても、質問が止まず、やむなく途中打ち切りでした。質問し足りない人が演奏後、彼を取り巻きナカナカ離してくれません。持参したⅭⅮも瞬時に完売しました。

最終日の午前中はオフなので寒山寺に行きました。

しばしのリラックスタイムです。

蘇州に行った日本人観光客が必ず行くのが寒山寺です。

それと言うのも、この石碑。「月落ち烏ないて、何とやら・・・」というヤツですわ。おそらく日本では5位以内に入る有名な漢詩でしょう。

石碑の縮小版です。この拓本の掛け軸はよく見ますよね。書いた人は清末の文人・兪樾です。エッツ、「知らない」って。有名な呉昌碩の先生ですよ。
まあ、ともかく彼、兪大先生が言うには、この詩は日本人では知らない人がいなくて、「子供でも皆知ってる」そうですよ。日本も買い被られたものですね。

この日の蘇州は実に気持ちの良い風が吹いていました。

無事終わっての会食。曹さんはじめ全員が結果に大満足でした。当然だが一番満足したのはオレ、鯛山大先生だわ。当たりメエよ、ナンセ生活がかかってるもんね・・・。


今回の同行者は虚鐸の第一人者である野入虚彗です。彼は私の大学時代の2年後輩ですが、大学4年の時に突如発狂して、以来今日まで虚無僧として生活しています。アフリカと南米を除く世界のほぼ全域を虚無僧して歩いてきました。10年にわたる海外生活は虚無僧生活者としては前人未到です。

彼の講習は、発表3日で全18コマが完売しました。「神秘的な雰囲気が評判」とは一音無心の曹社長の弁です。私達昔馴染みにしてみたら、「神秘的?何のこっちゃ」という感じです。

ともかく講習は大成功。講習後も人が帰らないんですよね。次の人、その次の人の講習も聞いています。

さあて、私の古管のオークションです。開始前の打ち合わせ。

私が一本ずつ作者とか年代、特徴なんかを説明します。口幅ったいですが、私をおいて古管について、ここまで知っている者はチョットいないと思います。神田さん、志村先生、石橋さん、あと誰かいるかな?

これが古管の出品。勿論全品完売。オークションですから「値決め」はオークション参加者です。普及と関係無いから、いくら高額でも良心(有るとして)は痛みません。

吹いてくれたのは一音無心のスタッフ杜調子さん。彼は柿堺香さんと王錦徳(マイケル・ワン)さんの指導を受けています。そして通訳は馴染みの胡さん。彼の通訳技術は、これまで私のルートで行った尺八演奏家が全員絶賛しています。私も彼が通訳してくれれば安心です。

野入の演奏会です。

ラス前に質問の時間を30分ほどとりましたが、それでは足りませんでした。最後の曲を始めようとしても、質問が止まず、やむなく途中打ち切りでした。質問し足りない人が演奏後、彼を取り巻きナカナカ離してくれません。持参したⅭⅮも瞬時に完売しました。

最終日の午前中はオフなので寒山寺に行きました。

しばしのリラックスタイムです。

蘇州に行った日本人観光客が必ず行くのが寒山寺です。

それと言うのも、この石碑。「月落ち烏ないて、何とやら・・・」というヤツですわ。おそらく日本では5位以内に入る有名な漢詩でしょう。

石碑の縮小版です。この拓本の掛け軸はよく見ますよね。書いた人は清末の文人・兪樾です。エッツ、「知らない」って。有名な呉昌碩の先生ですよ。
まあ、ともかく彼、兪大先生が言うには、この詩は日本人では知らない人がいなくて、「子供でも皆知ってる」そうですよ。日本も買い被られたものですね。

この日の蘇州は実に気持ちの良い風が吹いていました。

無事終わっての会食。曹さんはじめ全員が結果に大満足でした。当然だが一番満足したのはオレ、鯛山大先生だわ。当たりメエよ、ナンセ生活がかかってるもんね・・・。

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