文化は輸出品
- 2019/12/11
- 22:56
これまで毎年3,4回、それぞれ4人くらいで海外に展示会に行っていて、それで「マイル」って使った事なかったんです。林梅毒庵に「どうして?」と訊かれ、「面倒だから」と答えたら、「お前はバカだ」と言われ、それで確認してみたら、もう14万マイルも貯まっていました。
林に「バカだ」と言われるなんて虚栄心が許しませんよ。だから、私も面目に賭けて、七面倒な手続きを一つずつ覚え、その結果、「ポイントの現金化」に成功しました。本物の現金になるわけではありませんが、ともかく証書が届きました。
林なんか毎年1回、「マイル」を使ってインドネシアに「尺八用備品」の仕入れに行っています。それで夫婦で行って、飛行機代只ですから。思えば私も勿体ない事をしたもんだ・・・。
証書を確認していたら、右手が不自由なもんで床に落としてしまいました。折悪しく床にはバカ犬が2匹寝そべっていましたが、私はべつに慌てたりしません。オレって、そんなバカじゃねえぜ。だって現金じゃねえもんな、証書や小切手を銀行口座を持ってない犬が欲しがるもんかよ。こりゃチョット考えれば誰でも分かるわな・・・。
証書を見て、ともかくも分かった事。「マイル」は航空券で使うのが一番得で、これからは海外展示会も毎年1回くらいは航空券が只になると言う事です。
私が先週やった展示会(関西)は6泊7日で総額73万円かかりました。そして先月の蘇州展示会は、同じく4人で4泊5日、総額35万円です。最も費用がかかるダイレクトメール代(関西で約22万円)が無くなる海外では、それでも一番かかるのが飛行機代(11月の蘇州で4人合計18万円)ですが、これからは毎年1回は只です。「組織だって行う尺八の販売行為は、日本で行うよりも海外の方が安い」、これって、どう考えても変ですが、でも現実です。
こういう現状は尺八だけの事ではないらしいのです。私の御客には様々な職種の方がいますが、文化、それも輸出品化した文化をビジネスとしている方は、海外との取引で、おおむね有卦に入っている様です。
これまで日本を支えてきた工業製品を主とする基幹産業の国際競争力がガタ落ちしている事は、もはや誰でも知っているまでになりました。数字だけの事とは言え、今年は韓国にも抜かれた様です。でも、それに代わって観光や日本文化といった、これまでの常識では「金にならなかったもの」が、いまや日本の重要な産業となろうとしています。
尺八に関して言うと、私は東京オリンピックに前後して、かって無い規模のブームが来ると思っています。でも、そのブームは、そのタイプもまた、これまで尺八界が経験してこなかったものなのです。そうです、主体は外国人。ですから輸出ノウハウや競争力の無い所、文化伝達力に欠ける所などは、その恩恵に浴くする事は出来ません。
でも、でもですよ、そう言っては何ですが、輸出と言ったって、たかが尺八ですよ。ええ、たかが尺八。ですから輸出実務なんて尺八師範試験の次くらいに簡単です。だから、時代を嘆く暇が有ったら、チョット勉強した方が事は簡単だと、私は思うんですがねえ・・・。
林に「バカだ」と言われるなんて虚栄心が許しませんよ。だから、私も面目に賭けて、七面倒な手続きを一つずつ覚え、その結果、「ポイントの現金化」に成功しました。本物の現金になるわけではありませんが、ともかく証書が届きました。
林なんか毎年1回、「マイル」を使ってインドネシアに「尺八用備品」の仕入れに行っています。それで夫婦で行って、飛行機代只ですから。思えば私も勿体ない事をしたもんだ・・・。
証書を確認していたら、右手が不自由なもんで床に落としてしまいました。折悪しく床にはバカ犬が2匹寝そべっていましたが、私はべつに慌てたりしません。オレって、そんなバカじゃねえぜ。だって現金じゃねえもんな、証書や小切手を銀行口座を持ってない犬が欲しがるもんかよ。こりゃチョット考えれば誰でも分かるわな・・・。
証書を見て、ともかくも分かった事。「マイル」は航空券で使うのが一番得で、これからは海外展示会も毎年1回くらいは航空券が只になると言う事です。
私が先週やった展示会(関西)は6泊7日で総額73万円かかりました。そして先月の蘇州展示会は、同じく4人で4泊5日、総額35万円です。最も費用がかかるダイレクトメール代(関西で約22万円)が無くなる海外では、それでも一番かかるのが飛行機代(11月の蘇州で4人合計18万円)ですが、これからは毎年1回は只です。「組織だって行う尺八の販売行為は、日本で行うよりも海外の方が安い」、これって、どう考えても変ですが、でも現実です。
こういう現状は尺八だけの事ではないらしいのです。私の御客には様々な職種の方がいますが、文化、それも輸出品化した文化をビジネスとしている方は、海外との取引で、おおむね有卦に入っている様です。
これまで日本を支えてきた工業製品を主とする基幹産業の国際競争力がガタ落ちしている事は、もはや誰でも知っているまでになりました。数字だけの事とは言え、今年は韓国にも抜かれた様です。でも、それに代わって観光や日本文化といった、これまでの常識では「金にならなかったもの」が、いまや日本の重要な産業となろうとしています。
尺八に関して言うと、私は東京オリンピックに前後して、かって無い規模のブームが来ると思っています。でも、そのブームは、そのタイプもまた、これまで尺八界が経験してこなかったものなのです。そうです、主体は外国人。ですから輸出ノウハウや競争力の無い所、文化伝達力に欠ける所などは、その恩恵に浴くする事は出来ません。
でも、でもですよ、そう言っては何ですが、輸出と言ったって、たかが尺八ですよ。ええ、たかが尺八。ですから輸出実務なんて尺八師範試験の次くらいに簡単です。だから、時代を嘆く暇が有ったら、チョット勉強した方が事は簡単だと、私は思うんですがねえ・・・。
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