3月1日月曜日と8日同じく月曜日の2回に分けてFⅯヨコハマで私の会社が放送される予定です。興味と暇の有る方は聴いてみて下さいな。尺八の演奏は、私の工房の技術指導員である林雅寛(鈴麟)が担当しました。
FⅯヨコハマの毎週月曜15時から19時まではTresen という植松哲平さんが担当する番組で、17時から17時半までの「こだわりびとをたずねて」というコーナーで私が尺八についての話をします。
最初にお話が有った時に「こだわり人を訪ねて」だと言うんで、思わず「それなら私でない方が良いです」と言ってしまいました。私って諸事に渡って「こだわり」って無いですよ。ちょっと細かいのは食べ物くらいですかね。大好物だとステーキは生焼け、カツオは刺身、タタキでしか食べない。生活面の規律では、タバコは10か11の時以来禁煙、酒と女は2ゴウまで、とか有りますが、それだって「何が何でも」って分けでは無いです。現実には女は3号は夢のまた夢、2号だって持てませんわ。
「それでも良い」と言われたので受ける事にしまして、先週金曜日に収録が終わりました。パーソナリティの植松哲平さんが「何か御希望は?」とおっしゃるので、「もしマイヤン、白石麻衣様だよ、会う機会が有ったらサインもらって」と言いましたら、「有りません」だと。まあ、ノンギャラは何時もの事だから良いか・・・。このやり取り、嘘じゃネエんだぜ、「放送内容についての私の事前承諾は不要」と言ってありますから、そのまま放送されるかも。
私のモットーとして、後になって取り消さなければならない事は、そもそも言わない。たとえば「有名な誰々は本当は変態、マゾ」とかの放送されてマズイ事は、決して言いませんや。いくら私が実際に見聞きしていても、です。だって、そうでがしょう、「じゃ、オメエもそのケガラワシイ場所に一緒に行ったんだな」とか言われかねないですもんね。
テレビ、雑誌、新聞等の取材を受けたのは、ここ10年でも20回は越えるでしょう。でもラジオ、FⅯは考えてみたら初めてです。と云うよりラジオの存在を長く忘れていましたわ。
テレビの無かった昭和30年代前半を別にすれば、私が最もラジオ、FⅯ放送を聴いていたのは20代ですから、もう40年以上前です。昼間に邦楽の番組が有ったんです。それで毎回、タイムスイッチ(若い人知ってる?)をセットしてテープに録音していました。大きな箱にいっぱい溜まってましたが、20年くらい前に久しぶりに聴こうと思ったら、安いカセットテープだったのかしら、ほとんどが巻き戻す軸の糊が切れて駄目になっていました。
我家の2階の一部屋は、若い時の本とレコード、ⅭⅮ、テープとかで埋まっています。もう内容をさっぱり思い出せない本、音源も多いのですが、最低一度は読み、聴きしたわけですから、きっと心の奥の方で、気がつかないだけで、私という人間を形成する1要素になっているのかも知れないです。
今度の収録で、若い人(植松さんはじめ3人のスタッフは誰もが、おそらく40以下です)には尺八の知識がほとんど無い、その事を改めて思い知らされました。そりゃ私だって大学に入って尺八の実物を見るまでは知りませんでしたよ。でも、私達の年代だと「尺八は竹」だというくらいは、日本人全員が知っていたはずです。で、「貴方達の尺八のイメージは?」って訊くと、「虚無僧」ですから、こりゃマダマダ俺は引退出来ねえぜ・・・。
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