知名度アップ
- 2021/10/21
- 10:46
日本で、ですよ。最も知られている外国人スポーツ選手といったら誰でしょうかね?。何人か挙げれば、野球ではベーブ・ルース?。野球に関心の無い人、若い世代でも名前くらいは聞いた事が有るでしょう。ボクシングだったらマイク・タイソンかな。サッカーだとベッカムですかね。メッシやロナウドは年配者には意外と知られていません。世界最大のスポーツであるサッカーも、年代を広くとった場合、日本では、まだ野球に及びませんね。ましてマイケル・ジョーダンだとかレブロン・ジェームスとかのバスケとになると、途端に知名度は落ちます。それよりはむしろウサイン・ボルトやタイガー・ウッズの方が、どの年齢層にも知られている様に思います。
プロレスでは文句なくデストロイヤーですね。ここでデストロイヤ―の話になりますが、彼が初めて日本に来た1963年の時点では、義務教育における英語教育は未だ10数年、デストロイヤー(破壊する人、または駆逐艦)という単語を知っていた日本人は2割もいなかったんではないですかね。だから英語の教師達がよく「デストロイの名詞形はデストラクションでデストロイヤーじゃないぞ。」と生徒相手に笑いをとっていました。でもね、私達名門校の生徒達は大半が、先生用のアンチョコが存在していて日本一の書店街、神田に行けば買えることを知っていました。だから、そこに、このギャグが書いて有ることなど常識でしたよ。笑ったのは、云わばツキアイ、義理ですわ。でも、先生用アンチョコに書かれるくらいデストロイヤーは有名だったんです。
何故か?。まず覆面という特異な外見が印象的でした。吉田長吉や高橋照誠山の顔みたいに、1度見たら忘れない。そして、当時は「天皇の次に有名」と言われた力道山を、テレビ中継におけるサシの試合で完全に負かした唯一の相手でした。力道山を3本目にギブアップさせた「4の字固め」は日本人を仰天させて、その後、何処の学校でも男子は、その真似をして遊んだものでした。相手の協力が無ければ決してかからない技なので罪が無くって良いですわ。
力道山が完敗したのは、宣伝の為のアオリで、その甲斐あってリベンジマッチのテレビ中継は視聴率64パーセントという歴代3位の物凄さです。
この知名度が効いて、その10年後から「噂のチャンネル」というバラエティー番組に起用されて、人気と知名度を不動のものにしました。他のスポーツの人は、その実力と実績で有名になったのですが、デストロイヤーの場合はプロレスという特異なジャンルですから、実力以外にキャラと売り出し方という要素が嚙み合って初めて知名度が上がるわけです。だから尺八で参考になるのはプロレスですよ。
上記の如く、幾つかの条件が有効に働いて、はじめて知名度と言うもんは上がるのですな。でも、その条件の中にマスコミ、とくにテレビが入っていないと、どんな努力も「泣ける結果」にしかなりません。だって尺八よりずっとファンの多いピアノやバイオリンでさえ、世界的なコンクールに入賞した人でも年収2~3百万円だと聞きます。でもテレビに出てる人達は同じ様な実績でも一桁多い年収です。両者を分ける要素の最大のものは、誰もあえて口に出さないけど顔、そう言って悪ければ「スター性」の有無でしょう。オレの言う事、ナンか間違ってる?・・・。
「正統な芸に人気は関係無い」って本当に思うのなら、それもそうでしょう。上がってる土俵の違いですから、私は私で勝手にやります。それで尺八も人気を高めて、より良い生活条件を手にするには、「正統な芸の追求」なんかでは駄目だと皆が分かってる。そもそもアンタらの言う「正統」は口だけ、とかは置いといて、ではどうする?。
尺八で今の場合ですと、手っ取り早いのはヤッパリ中国です。尺八を扱ったドキュメンタリー映画で『一聲一世』というのが中国で出来ましてな、それ以来、彼の地での尺八熱に一層の拍車がかかりました。自由に行けた2年前だと、中国で最も集客力が有った尺八家は藤原道山ではなく、1位き乃はち(佐藤康夫)、2位小湊昭尚です。1位のき乃はちさんて日本での知名度はイマイチですよね。でも、もう7年も前には、すでに中国では人気ナンバーワンでした。彼の3年前の北京公演では2千人収容の会場が満杯、驚くなかれ「1千5百万円(日本円)興行」と言われる人気ぶりでした。「ナルト人気?」、良く訊かれます。勿論それも有りますよ。でも、それ以前に彼はユーチューブを盛んに流し、中国版のユーチューブ、yu-kuでも大人気でした。
これからの若い人でも、まだ「柳の下の2匹目の泥鰌」は十分に狙えます。それどころか何十匹いるのか分からない現状なのです。
私の中国での提携先、一音無心は「2019年の後半がピーク。それ以後はあまり売れない」と盛んに言いますがね、それ違いますよ。売れなくなったのは、中国でも情報が集まるようになって、「一音無心は高い」が常識化したからです。適正価格(日本の製管師ではウチだけ)なら、まだ、いくらでも売れます。
金が欲しいんだろう?。ちっとは有名になりてえよな。何より好きな事で人生を送りたいよね。全て健全な願望だよ。なら、まず中国語を習得する。学校の英語授業なんて何の役にも立たなかったよな、そうでなきゃ、そもそも尺八で身を立てようなんて思うわけが無い。私達尺八プロはエリート集団。言うなれば学校勉強に適性が無かった人間の集まりです。でも「学校勉強」でないなら会話習得はそんな大変じゃないぜ。
そしてデストロイヤーの4の字固めみたいな得意技を見つける必要が有ります。あと「カラー」です。顔が悪くたって良いのです。私が成功したのは顔が美しい為じゃない(チョットはそれも有るけど)。実例を見れば理解出来るでしょう。ネプチューン、中村明一、大由鬼山。「坂田梁山はイケメンだ」って言う人もいるけど、私はそうは思わないな。個性ですかね、いわゆる「カラー」ですよ。そして、今後は何処でやるにせよユーチューブを活用しないと駄目です。
こういう御膳立ての後、1回2週間程度、年に何回か中国へ行くのです。言っときますけど甘くないですよ。相手はもともと笛系楽器の高度習得者。日本尺八界の人達とは比較にならないほど音楽の素養が有る人達です。でも、貴方の技術、力量が正当に評価される。それだけでも「糠に釘」の日本の邦楽界より良いでしょう。
プロレスでは文句なくデストロイヤーですね。ここでデストロイヤ―の話になりますが、彼が初めて日本に来た1963年の時点では、義務教育における英語教育は未だ10数年、デストロイヤー(破壊する人、または駆逐艦)という単語を知っていた日本人は2割もいなかったんではないですかね。だから英語の教師達がよく「デストロイの名詞形はデストラクションでデストロイヤーじゃないぞ。」と生徒相手に笑いをとっていました。でもね、私達名門校の生徒達は大半が、先生用のアンチョコが存在していて日本一の書店街、神田に行けば買えることを知っていました。だから、そこに、このギャグが書いて有ることなど常識でしたよ。笑ったのは、云わばツキアイ、義理ですわ。でも、先生用アンチョコに書かれるくらいデストロイヤーは有名だったんです。
何故か?。まず覆面という特異な外見が印象的でした。吉田長吉や高橋照誠山の顔みたいに、1度見たら忘れない。そして、当時は「天皇の次に有名」と言われた力道山を、テレビ中継におけるサシの試合で完全に負かした唯一の相手でした。力道山を3本目にギブアップさせた「4の字固め」は日本人を仰天させて、その後、何処の学校でも男子は、その真似をして遊んだものでした。相手の協力が無ければ決してかからない技なので罪が無くって良いですわ。
力道山が完敗したのは、宣伝の為のアオリで、その甲斐あってリベンジマッチのテレビ中継は視聴率64パーセントという歴代3位の物凄さです。
この知名度が効いて、その10年後から「噂のチャンネル」というバラエティー番組に起用されて、人気と知名度を不動のものにしました。他のスポーツの人は、その実力と実績で有名になったのですが、デストロイヤーの場合はプロレスという特異なジャンルですから、実力以外にキャラと売り出し方という要素が嚙み合って初めて知名度が上がるわけです。だから尺八で参考になるのはプロレスですよ。
上記の如く、幾つかの条件が有効に働いて、はじめて知名度と言うもんは上がるのですな。でも、その条件の中にマスコミ、とくにテレビが入っていないと、どんな努力も「泣ける結果」にしかなりません。だって尺八よりずっとファンの多いピアノやバイオリンでさえ、世界的なコンクールに入賞した人でも年収2~3百万円だと聞きます。でもテレビに出てる人達は同じ様な実績でも一桁多い年収です。両者を分ける要素の最大のものは、誰もあえて口に出さないけど顔、そう言って悪ければ「スター性」の有無でしょう。オレの言う事、ナンか間違ってる?・・・。
「正統な芸に人気は関係無い」って本当に思うのなら、それもそうでしょう。上がってる土俵の違いですから、私は私で勝手にやります。それで尺八も人気を高めて、より良い生活条件を手にするには、「正統な芸の追求」なんかでは駄目だと皆が分かってる。そもそもアンタらの言う「正統」は口だけ、とかは置いといて、ではどうする?。
尺八で今の場合ですと、手っ取り早いのはヤッパリ中国です。尺八を扱ったドキュメンタリー映画で『一聲一世』というのが中国で出来ましてな、それ以来、彼の地での尺八熱に一層の拍車がかかりました。自由に行けた2年前だと、中国で最も集客力が有った尺八家は藤原道山ではなく、1位き乃はち(佐藤康夫)、2位小湊昭尚です。1位のき乃はちさんて日本での知名度はイマイチですよね。でも、もう7年も前には、すでに中国では人気ナンバーワンでした。彼の3年前の北京公演では2千人収容の会場が満杯、驚くなかれ「1千5百万円(日本円)興行」と言われる人気ぶりでした。「ナルト人気?」、良く訊かれます。勿論それも有りますよ。でも、それ以前に彼はユーチューブを盛んに流し、中国版のユーチューブ、yu-kuでも大人気でした。
これからの若い人でも、まだ「柳の下の2匹目の泥鰌」は十分に狙えます。それどころか何十匹いるのか分からない現状なのです。
私の中国での提携先、一音無心は「2019年の後半がピーク。それ以後はあまり売れない」と盛んに言いますがね、それ違いますよ。売れなくなったのは、中国でも情報が集まるようになって、「一音無心は高い」が常識化したからです。適正価格(日本の製管師ではウチだけ)なら、まだ、いくらでも売れます。
金が欲しいんだろう?。ちっとは有名になりてえよな。何より好きな事で人生を送りたいよね。全て健全な願望だよ。なら、まず中国語を習得する。学校の英語授業なんて何の役にも立たなかったよな、そうでなきゃ、そもそも尺八で身を立てようなんて思うわけが無い。私達尺八プロはエリート集団。言うなれば学校勉強に適性が無かった人間の集まりです。でも「学校勉強」でないなら会話習得はそんな大変じゃないぜ。
そしてデストロイヤーの4の字固めみたいな得意技を見つける必要が有ります。あと「カラー」です。顔が悪くたって良いのです。私が成功したのは顔が美しい為じゃない(チョットはそれも有るけど)。実例を見れば理解出来るでしょう。ネプチューン、中村明一、大由鬼山。「坂田梁山はイケメンだ」って言う人もいるけど、私はそうは思わないな。個性ですかね、いわゆる「カラー」ですよ。そして、今後は何処でやるにせよユーチューブを活用しないと駄目です。
こういう御膳立ての後、1回2週間程度、年に何回か中国へ行くのです。言っときますけど甘くないですよ。相手はもともと笛系楽器の高度習得者。日本尺八界の人達とは比較にならないほど音楽の素養が有る人達です。でも、貴方の技術、力量が正当に評価される。それだけでも「糠に釘」の日本の邦楽界より良いでしょう。
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