入れ歯
- 2015/01/22
- 22:00
尺八界もこう老人ばかりになると、「最近肺活量が無くなって」とか「入れ歯にして途端に鳴らなくなったよ」とか景気の悪い話ばかり聞かされますな。 そんなモンですかね?
山口五郎、島原帆山、米谷威和男、笛の名人・寶山左衛門(四代目)といった人達は総入れ歯でした。入れた当初は、もの凄く悩んだと聞いています。でも演奏を聴いている人達は気が付かなかったでしょう。
要するに前を懐かしんでいてはダメです。新しい口のポージングを作らなくては。だって、もう歯だけでは無く、口のまわりの筋肉とかも年とともに変わるのですよ。入れ歯はそれが徐々にではなく急激に変わったので自覚が有るだけです。
私にしてからが、脳梗塞で口の右の筋肉が思うように動かないのです。でも、それまで人をさんざん励ましていましたので、実験だと思い、2週間で克服しました。
「オマエ程度の吹奏力ならそうだろう」って・・・。 こらえちゃる。
それで分かったことは、自分で思うほど人は音が変わったとは思いませんよ。
「それは良いとして、肺活量が減ったのはどうだ?」 実は、名前は挙げられませんが、現在の代表的尺八家で肺の片方が無い人がいます。凄い克服力だと思いますよ。何しろ現役吹奏家ですからね、吹奏のレベルが落ちたら仕事が来なくなります。その方の合奏相手は皆優れた音楽家ばかりで、「プログラムにその人の名前が有れば、会の格が上がる」などと考える人達とはレベルの違う人達です。 人知れずの努力に頭が下がります。
いくら歳をとって肺活量が減ったといっても半分ということは無いでしょう。
昔、プロレスラーのストロング・小林が「肺活量8200cc」と言っていましたが、覆面レスラーとしてデビューしたばかりの頃、試合が終わった直後に控室を訪問しましたが、死にそうなほど息を切らしていました。でもプロレスラーの中で指折りの性格の穏やかな人ですから、怒りはしません。でも言葉が出てこず、ただ頭を下げるだけでした。つまり肝心なのは肺の大きさより息の使い方です。その数分の一しか尺八吹奏では使っていないのですから。
どうです、皆アマッタレテいないでしょう。
山口五郎、島原帆山、米谷威和男、笛の名人・寶山左衛門(四代目)といった人達は総入れ歯でした。入れた当初は、もの凄く悩んだと聞いています。でも演奏を聴いている人達は気が付かなかったでしょう。
要するに前を懐かしんでいてはダメです。新しい口のポージングを作らなくては。だって、もう歯だけでは無く、口のまわりの筋肉とかも年とともに変わるのですよ。入れ歯はそれが徐々にではなく急激に変わったので自覚が有るだけです。
私にしてからが、脳梗塞で口の右の筋肉が思うように動かないのです。でも、それまで人をさんざん励ましていましたので、実験だと思い、2週間で克服しました。
「オマエ程度の吹奏力ならそうだろう」って・・・。 こらえちゃる。
それで分かったことは、自分で思うほど人は音が変わったとは思いませんよ。
「それは良いとして、肺活量が減ったのはどうだ?」 実は、名前は挙げられませんが、現在の代表的尺八家で肺の片方が無い人がいます。凄い克服力だと思いますよ。何しろ現役吹奏家ですからね、吹奏のレベルが落ちたら仕事が来なくなります。その方の合奏相手は皆優れた音楽家ばかりで、「プログラムにその人の名前が有れば、会の格が上がる」などと考える人達とはレベルの違う人達です。 人知れずの努力に頭が下がります。
いくら歳をとって肺活量が減ったといっても半分ということは無いでしょう。
昔、プロレスラーのストロング・小林が「肺活量8200cc」と言っていましたが、覆面レスラーとしてデビューしたばかりの頃、試合が終わった直後に控室を訪問しましたが、死にそうなほど息を切らしていました。でもプロレスラーの中で指折りの性格の穏やかな人ですから、怒りはしません。でも言葉が出てこず、ただ頭を下げるだけでした。つまり肝心なのは肺の大きさより息の使い方です。その数分の一しか尺八吹奏では使っていないのですから。
どうです、皆アマッタレテいないでしょう。
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