新企画
- 2023/02/10
- 11:22
私が、このブログを始めて足掛け10年です。尺八界が急激な衰退に入ったのは21世紀に入った頃でしたが、10年前の2013年頃には、もう既存尺八界の復活は無いと判断しました。流派とか会派に最終的に見切りをつけたのが、この時期です。
新しく外の世界に市場拡大を行わない限り、遅くとも数年で尺八ビジネスは行き詰まる事は確実でした。そこで海外に注目するのは当然として、国内でも「吹奏楽界から客を獲れないものか」と考えました。
吹奏楽界は人口5百万人と言われていました。当時の尺八界の2百倍です。ただ吹奏楽は俗に「部活の音楽」と云われる様に、中学や高校の部活が主体で、次のステップに行かないので、「人口5百万人で変化の無い世界」です。でも現に5百万人いるからには、固定層だけでも百万人はいるのではないか、その中には尺八に興味を持っている人も多いはずだと思いました。事実、その10年くらい前から、大学の邦楽クラブの尺八は女性の方が多い世界に代わっていましたし、その女性達の多くが、高校時代に吹奏楽部に所属していたのですわ。
それが、このブログを吹奏楽ジャンルに入れた理由です。
吹奏楽ジャンルは、ブログの投稿数が毎日3万件ほども有る大きなジャンルですが、私のブログは、約半年後には人気ランキングでベスト10から落ちなくなり、1年後には常時5位、そして投稿開始から1年半を経た、2016年10月に初めて人気1位を獲得しました。それからは、1位の常連になっています。
狙い通り吹奏楽界からの反響は多く、国内海外を問わず注文が入り、中にはビックリする様な有名な海外楽団や吹奏楽器のプロ達からも、尺八を買っていただきました。でも、当初の勢いは、ほぼ2年間で、5年を過ぎた時点では、ボチボチになりました。つまり、吹奏楽界での「部活を除いた人達」で、尺八にも興味を持っている人達を「食いつくした状態」になったわけです。もっとも吹奏楽界と言っても、このサイトの読者での話ですが。
でも、尺八の潜在需要の大きさを知りましたし、ともかくも大いに懐も潤いました。やらなけりゃ、ゼロですもんね。何よりも、外の世界に広げると、まだまだ尺八界は広がるという自信を得た事が大きいです。
私は、今また新しい企画を始めようとしています。尺八って、誰でもが「若い人がやらなくなった」と嘆きますが、新しく始める人、若い人共に多数存在します。ただ、流や会には決して入らないので、既存の尺八界に所属する人には見えていないだけです。海外尺八界を除けば、ここは主としてシルバー対象のカルチャー講座とインターネットを媒体とする人達です。今の尺八界の問題の本質は「現代邦楽を含めた古典邦楽の不人気」、「家元教授産業の終焉」であって、尺八と言う楽器の魅力自体は益々浸透してきています。活発な海外尺八界を見れば分る様に、「束縛無しの何でも有り」にすれば、古典邦楽の魅力自体も人は新ためて認知します。
新しい企画はユーチューブです。イロイロなユーチューの尺八を見ましたが、どれもこれも「すでに尺八を吹いている人達」だけを対象にした映像です。これじゃビジネスとしては、すぐに「行き渡り現象」が起きて、早期に現状維持が精一杯になります。
私は、これまで尺八を知らなかった人達に見てもらうユーチューブが目的です。そうやって外に拡大しない限り、この世界は「夢の無い世界」で終わります。
尺八界の外の世界の人達に見てもらう為のノウハウは、このブログです。尺八界にいる人より吹奏楽の人達の読者達の方が多い。そうでなければランキング1位は説明がつかないでしょう。まずダイイチに面白い事。時に笑い、時にシリアス、そしてネタバラシ、蘊蓄、演奏上のノウハウ、最新情報など、目いっぱい盛り込みます。出来れば、無為無策で尺八をここまで落ちぶれさせた、既存の尺八界の人達から「こんな尺八の品格を落とす様な邪道をやりやがって」と非難されたら最高ですね。
吹奏は当初は林鈴麟ですが、私の友人のプロ達にも続々と登場してもらう予定です。スタートは4月。期待してくださいな。
新しく外の世界に市場拡大を行わない限り、遅くとも数年で尺八ビジネスは行き詰まる事は確実でした。そこで海外に注目するのは当然として、国内でも「吹奏楽界から客を獲れないものか」と考えました。
吹奏楽界は人口5百万人と言われていました。当時の尺八界の2百倍です。ただ吹奏楽は俗に「部活の音楽」と云われる様に、中学や高校の部活が主体で、次のステップに行かないので、「人口5百万人で変化の無い世界」です。でも現に5百万人いるからには、固定層だけでも百万人はいるのではないか、その中には尺八に興味を持っている人も多いはずだと思いました。事実、その10年くらい前から、大学の邦楽クラブの尺八は女性の方が多い世界に代わっていましたし、その女性達の多くが、高校時代に吹奏楽部に所属していたのですわ。
それが、このブログを吹奏楽ジャンルに入れた理由です。
吹奏楽ジャンルは、ブログの投稿数が毎日3万件ほども有る大きなジャンルですが、私のブログは、約半年後には人気ランキングでベスト10から落ちなくなり、1年後には常時5位、そして投稿開始から1年半を経た、2016年10月に初めて人気1位を獲得しました。それからは、1位の常連になっています。
狙い通り吹奏楽界からの反響は多く、国内海外を問わず注文が入り、中にはビックリする様な有名な海外楽団や吹奏楽器のプロ達からも、尺八を買っていただきました。でも、当初の勢いは、ほぼ2年間で、5年を過ぎた時点では、ボチボチになりました。つまり、吹奏楽界での「部活を除いた人達」で、尺八にも興味を持っている人達を「食いつくした状態」になったわけです。もっとも吹奏楽界と言っても、このサイトの読者での話ですが。
でも、尺八の潜在需要の大きさを知りましたし、ともかくも大いに懐も潤いました。やらなけりゃ、ゼロですもんね。何よりも、外の世界に広げると、まだまだ尺八界は広がるという自信を得た事が大きいです。
私は、今また新しい企画を始めようとしています。尺八って、誰でもが「若い人がやらなくなった」と嘆きますが、新しく始める人、若い人共に多数存在します。ただ、流や会には決して入らないので、既存の尺八界に所属する人には見えていないだけです。海外尺八界を除けば、ここは主としてシルバー対象のカルチャー講座とインターネットを媒体とする人達です。今の尺八界の問題の本質は「現代邦楽を含めた古典邦楽の不人気」、「家元教授産業の終焉」であって、尺八と言う楽器の魅力自体は益々浸透してきています。活発な海外尺八界を見れば分る様に、「束縛無しの何でも有り」にすれば、古典邦楽の魅力自体も人は新ためて認知します。
新しい企画はユーチューブです。イロイロなユーチューの尺八を見ましたが、どれもこれも「すでに尺八を吹いている人達」だけを対象にした映像です。これじゃビジネスとしては、すぐに「行き渡り現象」が起きて、早期に現状維持が精一杯になります。
私は、これまで尺八を知らなかった人達に見てもらうユーチューブが目的です。そうやって外に拡大しない限り、この世界は「夢の無い世界」で終わります。
尺八界の外の世界の人達に見てもらう為のノウハウは、このブログです。尺八界にいる人より吹奏楽の人達の読者達の方が多い。そうでなければランキング1位は説明がつかないでしょう。まずダイイチに面白い事。時に笑い、時にシリアス、そしてネタバラシ、蘊蓄、演奏上のノウハウ、最新情報など、目いっぱい盛り込みます。出来れば、無為無策で尺八をここまで落ちぶれさせた、既存の尺八界の人達から「こんな尺八の品格を落とす様な邪道をやりやがって」と非難されたら最高ですね。
吹奏は当初は林鈴麟ですが、私の友人のプロ達にも続々と登場してもらう予定です。スタートは4月。期待してくださいな。
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