虚無僧って幾らかせげるの?
- 2014/10/17
- 09:57
昔のことはわかりません。。戦後の混乱期には尺八で少しでも生活のタシにする為にアルバイト虚無僧をする人がいたそうです。
ところで専業虚無僧っているのでしょうか? 平成に入ってからでも。
はい、います。
西村虚空の弟子、野入虚彗と白土虚晧。この二人は昭和50年代から虚無僧で生きてきました。あと有名な牧原一路さん、この方は50歳くらいからの虚無僧で、実は実力的には十分にプロ尺八家が務まる人です。
それで稼ぎの方ですが、。
野入の場合、昭和51年頃で一日に2千円くらいになったと言います。何しろ熊本から東京まで2か月かかって虚無僧で稼ぎながら来たのですから。嬉しそうに財布の中を見せてくれましたが、なお5千円くらい入っていました。 「何とか生活できますよ」 バッキャロー!それって生活じゃなくて生存じゃねえかよ。
その後の社会変化で虚無僧収入は激減。一番こたえたのは店がどこも自動ドアになってしまい、尺八を吹いても店から人が出てこなくなったことだと言います。
また、気楽に家に泊めてくれる人がいなくなった。そりゃそうですね。
牧原さんは名古屋駅で吹いていますが、だいたい時給にすると100円(1000円じゃないですよ)だと言います。それでも過去に一万円くれた人が1人いたそうです。
それで生活できるんかい? エ~オイ!
野入の場合。虚鐸(地無し尺八の長いもの)を作って売っている、1本30万円で年に2本くらいヨーロッパなどで売れている。すこし弟子がいて若干の月謝収入。あと農業とか親の援助(推定。だって昔だけどお母さんが言ってたもん)
白土さん。もっとも本来の虚無僧に近く、生活は俗にいう「赤貧洗うがごとし」。住まいは廃寺。私のところで彼の掘る竹材を毎年150本購入しています。周りは農村なので米や野菜には不自由しないのでしょう。
牧原さん。厚生年金と弟子の月謝。一休の研究家として名高い人で時に講演の依頼が有ります。毎日4時間の名古屋駅立ちは、練習時間、修行と捉えている。
度胸ずけのためドカタ飲み屋に「飛び込み流し」をした大由鬼山さんによると、盛り場で酔っ払い相手に尺八を吹くと1日1万以上になるそうです。
ですが、彼らがけっして実行しないのは本当に修行だと思っているからでしょう。
ところで専業虚無僧っているのでしょうか? 平成に入ってからでも。
はい、います。
西村虚空の弟子、野入虚彗と白土虚晧。この二人は昭和50年代から虚無僧で生きてきました。あと有名な牧原一路さん、この方は50歳くらいからの虚無僧で、実は実力的には十分にプロ尺八家が務まる人です。
それで稼ぎの方ですが、。
野入の場合、昭和51年頃で一日に2千円くらいになったと言います。何しろ熊本から東京まで2か月かかって虚無僧で稼ぎながら来たのですから。嬉しそうに財布の中を見せてくれましたが、なお5千円くらい入っていました。 「何とか生活できますよ」 バッキャロー!それって生活じゃなくて生存じゃねえかよ。
その後の社会変化で虚無僧収入は激減。一番こたえたのは店がどこも自動ドアになってしまい、尺八を吹いても店から人が出てこなくなったことだと言います。
また、気楽に家に泊めてくれる人がいなくなった。そりゃそうですね。
牧原さんは名古屋駅で吹いていますが、だいたい時給にすると100円(1000円じゃないですよ)だと言います。それでも過去に一万円くれた人が1人いたそうです。
それで生活できるんかい? エ~オイ!
野入の場合。虚鐸(地無し尺八の長いもの)を作って売っている、1本30万円で年に2本くらいヨーロッパなどで売れている。すこし弟子がいて若干の月謝収入。あと農業とか親の援助(推定。だって昔だけどお母さんが言ってたもん)
白土さん。もっとも本来の虚無僧に近く、生活は俗にいう「赤貧洗うがごとし」。住まいは廃寺。私のところで彼の掘る竹材を毎年150本購入しています。周りは農村なので米や野菜には不自由しないのでしょう。
牧原さん。厚生年金と弟子の月謝。一休の研究家として名高い人で時に講演の依頼が有ります。毎日4時間の名古屋駅立ちは、練習時間、修行と捉えている。
度胸ずけのためドカタ飲み屋に「飛び込み流し」をした大由鬼山さんによると、盛り場で酔っ払い相手に尺八を吹くと1日1万以上になるそうです。
ですが、彼らがけっして実行しないのは本当に修行だと思っているからでしょう。
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