著作権
- 2015/06/03
- 22:00
1985年に「邦楽フレンドシップ85」という会をやりました。邦楽をやっている外国人を集めた会です。
これは当時問題になっていたアフリカ難民支援のための演奏会で、入場料は全額を朝日新聞を通して赤十字に寄付しました。当時、難民支援のキャンペーンは何処でもやっていましたが、たまたま朝日の記事が私の心をうったので、赤十字への媒体に朝日新聞を選んだというだけで他に意味は有りません。難民一人につき千円有れば一か月支えられたそうです。
この演奏会には尺八でジョン・ネプチューン、デビット・ウィラー、クリストファー・ブレイズデル、ローリー・カザス、リチャード・ズーグ、糸方でブライアン山越、リンダ・パブコック、フィリップ・フレビン等の諸氏が快く参加してくださり、中国人も董玲、董槇海兄弟はじめ数人の出演が有って盛会でした。
外国人の皆が二つ返事でノンギャラのボランティア演奏を承知してくれましたが、神楽坂の鮒忠での打ち上げの宴会費は法政大学三曲会の部員達が自分達の飲食代に上乗せして負担し、楽屋弁当は私が寄付しました。
ところが、来たんですよ、著作権協会から、請求が・・・。
演奏会のうちの2曲が著作権にかかったのですわ。一万ナンボですけどね、理由が分からないので問い合わせました。当然会の趣旨も説明しました。
完全なボランティアで入場料は全額寄付、朝日新聞紙上で金額は公表されている。
かかった経費は私(邦星堂)と法政大学三曲会が負担した。
出演者はギャラなし。
会場も無料の法政大学学生会館ホール。
これでどうして著作権支払の対象になるの?
相手も一度ふりあげたコブシはそうやすやすとは下ろしませんわ、あれこれ理屈をつけて何とか払わせようとします。
「出演者には本当に1円も払っていないですね」 ここでソウダと返事していたら話は終わったかも知れません。ですが私は筋金入りの正直者、金にならないことと虚栄心を満たさない嘘はつきません。 「交通費として一人五千円ずつ渡しました。すべて私のポケットマネーです」
ここで相手はシメタと思ったのでしょう、「それはギャラです」。
私は、話しても無駄と判断した時点で相手になりません。それはアンタの自由、見解の相違、どう思うとも自由。こう言われた人は多くは無いものの、もう私が相手をしていないと分かるはずです。
「払うつもりは有りませんが、何か強制取り立てとか有りますか?」 「そんなことはしませんが請求は送り続けます」
これで一件落着です。その後も毎年請求書は法政大学三曲会宛で来ます。いやあ、官僚的組織とは無駄が多く、根気の良いもんですなあ・・・。
これは当時問題になっていたアフリカ難民支援のための演奏会で、入場料は全額を朝日新聞を通して赤十字に寄付しました。当時、難民支援のキャンペーンは何処でもやっていましたが、たまたま朝日の記事が私の心をうったので、赤十字への媒体に朝日新聞を選んだというだけで他に意味は有りません。難民一人につき千円有れば一か月支えられたそうです。
この演奏会には尺八でジョン・ネプチューン、デビット・ウィラー、クリストファー・ブレイズデル、ローリー・カザス、リチャード・ズーグ、糸方でブライアン山越、リンダ・パブコック、フィリップ・フレビン等の諸氏が快く参加してくださり、中国人も董玲、董槇海兄弟はじめ数人の出演が有って盛会でした。
外国人の皆が二つ返事でノンギャラのボランティア演奏を承知してくれましたが、神楽坂の鮒忠での打ち上げの宴会費は法政大学三曲会の部員達が自分達の飲食代に上乗せして負担し、楽屋弁当は私が寄付しました。
ところが、来たんですよ、著作権協会から、請求が・・・。
演奏会のうちの2曲が著作権にかかったのですわ。一万ナンボですけどね、理由が分からないので問い合わせました。当然会の趣旨も説明しました。
完全なボランティアで入場料は全額寄付、朝日新聞紙上で金額は公表されている。
かかった経費は私(邦星堂)と法政大学三曲会が負担した。
出演者はギャラなし。
会場も無料の法政大学学生会館ホール。
これでどうして著作権支払の対象になるの?
相手も一度ふりあげたコブシはそうやすやすとは下ろしませんわ、あれこれ理屈をつけて何とか払わせようとします。
「出演者には本当に1円も払っていないですね」 ここでソウダと返事していたら話は終わったかも知れません。ですが私は筋金入りの正直者、金にならないことと虚栄心を満たさない嘘はつきません。 「交通費として一人五千円ずつ渡しました。すべて私のポケットマネーです」
ここで相手はシメタと思ったのでしょう、「それはギャラです」。
私は、話しても無駄と判断した時点で相手になりません。それはアンタの自由、見解の相違、どう思うとも自由。こう言われた人は多くは無いものの、もう私が相手をしていないと分かるはずです。
「払うつもりは有りませんが、何か強制取り立てとか有りますか?」 「そんなことはしませんが請求は送り続けます」
これで一件落着です。その後も毎年請求書は法政大学三曲会宛で来ます。いやあ、官僚的組織とは無駄が多く、根気の良いもんですなあ・・・。
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