口の内側
- 2015/06/06
- 22:38
ウサギ跳びはトレーニングとしては何の効果も無いそうですな。中学高校とケンカが強くなりたい一心で歯を食いしばって努力したのに、本当イイカゲンにして欲しいわ…。
試合中の飲水も昔は御法度、ぶっ倒れてからが練習、「勝と思うな、思えば負け」だと、バッッキャロー、日本という国はドウシテこんなに嘘が多いんだろうか?
迷説を広めた人達も悪気が有ってのことではないと思うんですわ。自分の体験を話しただけだと思います。それが事実証明で速やかに是正されなかったのは、日本人の素直さ、先輩を立てる謙虚さ、悪く言うと権威主義、理論軽視だという気がします。今の若い人は、実績の伴わない話は信用しないそうですが、その方が良い。そのかわりに心を病むくらい何でも無い。
私も若い頃は尺八が少しでもウマくなりたいと思い、それこそ誰かれかまわず、真偽問わずアドヴァイスを受けました。技術のゴッタ煮ですからウマくならなかったのも当たり前ですわ。
その頃に言われていたのが、「尺八を吹いている時は声帯を開けろ」という説です。声帯を開けると肺の空気まで振動して豊な音になるそうです。これが嘘だと知ったのは、菅原久仁義さんが「医学的にそんなことは有り得ない、尺八を吹いている時点で声帯は必ず閉じている」と雑誌(邦楽ジャーナル)で発表してからです。まだ20年くらいしか経っていません。
ひところはビデオで名人の研究をしましたが、山口五郎先生の演奏中の顔を見ていると、口の形が変わると音が変わるのです。これは、舌で口内容積を変化させて音色を変えているとズット思いこんでいたところ、去年から私の所の技術指導をお願いしている林雅寛(鈴麟)さんに「それは間違い、音色が変わるのは唇の形が変わるからで口内容積は関係無い」と言われました。私は、誰誰さんがこう言った、そういう事ではあまり信用しないのですが、林さんは「尺八の怪物」で、この人の言は信用します。それでも根拠の提示は求めます。そして「口内容積は関係無いんだ」と理解しました。
でも口内が尺八を吹く上で無関係ということでは無いです。事実、舌の位置を変えることで二次的効果ですが気流や唇の形が変り音色が変っていますし、「ムラ息の出し方を教えてくれ」という要望には、私は自分のやり方を教えてきました。舌を下の歯の内側につけて持ち上げ口内容積を狭くする、、それで強く吹くとムラ息になります。
要は因果関係を理論的に知ることだと思います。いくら練習しても無駄な事をやらないために・・・。
尺八史上かつてない技量を示している今の尺八プロ達も次の世代には「マダマダでしたね」と言われるようになっていて欲しいと思います。
エ―エー、私達製管師は確実にそう言われます。だって、まだまだ分からないで作っている事が多いのですから。いまだに「硬い竹は響きが良い」と言う輩だって残っています。
試合中の飲水も昔は御法度、ぶっ倒れてからが練習、「勝と思うな、思えば負け」だと、バッッキャロー、日本という国はドウシテこんなに嘘が多いんだろうか?
迷説を広めた人達も悪気が有ってのことではないと思うんですわ。自分の体験を話しただけだと思います。それが事実証明で速やかに是正されなかったのは、日本人の素直さ、先輩を立てる謙虚さ、悪く言うと権威主義、理論軽視だという気がします。今の若い人は、実績の伴わない話は信用しないそうですが、その方が良い。そのかわりに心を病むくらい何でも無い。
私も若い頃は尺八が少しでもウマくなりたいと思い、それこそ誰かれかまわず、真偽問わずアドヴァイスを受けました。技術のゴッタ煮ですからウマくならなかったのも当たり前ですわ。
その頃に言われていたのが、「尺八を吹いている時は声帯を開けろ」という説です。声帯を開けると肺の空気まで振動して豊な音になるそうです。これが嘘だと知ったのは、菅原久仁義さんが「医学的にそんなことは有り得ない、尺八を吹いている時点で声帯は必ず閉じている」と雑誌(邦楽ジャーナル)で発表してからです。まだ20年くらいしか経っていません。
ひところはビデオで名人の研究をしましたが、山口五郎先生の演奏中の顔を見ていると、口の形が変わると音が変わるのです。これは、舌で口内容積を変化させて音色を変えているとズット思いこんでいたところ、去年から私の所の技術指導をお願いしている林雅寛(鈴麟)さんに「それは間違い、音色が変わるのは唇の形が変わるからで口内容積は関係無い」と言われました。私は、誰誰さんがこう言った、そういう事ではあまり信用しないのですが、林さんは「尺八の怪物」で、この人の言は信用します。それでも根拠の提示は求めます。そして「口内容積は関係無いんだ」と理解しました。
でも口内が尺八を吹く上で無関係ということでは無いです。事実、舌の位置を変えることで二次的効果ですが気流や唇の形が変り音色が変っていますし、「ムラ息の出し方を教えてくれ」という要望には、私は自分のやり方を教えてきました。舌を下の歯の内側につけて持ち上げ口内容積を狭くする、、それで強く吹くとムラ息になります。
要は因果関係を理論的に知ることだと思います。いくら練習しても無駄な事をやらないために・・・。
尺八史上かつてない技量を示している今の尺八プロ達も次の世代には「マダマダでしたね」と言われるようになっていて欲しいと思います。
エ―エー、私達製管師は確実にそう言われます。だって、まだまだ分からないで作っている事が多いのですから。いまだに「硬い竹は響きが良い」と言う輩だって残っています。
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