尺八を研ぐ
- 2015/06/15
- 23:34
修理に持ち込まれる尺八のうち自分で歌口をいじって鳴らなくなったというのが三割くらい有ります。いじるのは良いですよ、だけど,、どういう根拠が有って自分でいじるのでしょうか?
多いのは「やりすぎました」と言うケースですが、やりすぎも何も、最初から見当違いの作業をしていることが多いのです。「さぞ良い尺八だったでしょうに、すっかり台無しになってしまいましたね」 このコメントに尽きますわ・・・。
「自分の口当たりに合わせたい」、その気持ちは分かりますがね、それだったら最初から尺八いじりのプロである我々に任せてくださいよ。ダイタイが当てずっぽうのメチャクチャ作業なのですから。
まあ突き放すのも何ですから、肝心な点だけ述べます.。泉州工房はアゴにセロテープを貼って当たりの確認をしていますね、それを素人がナマカジリで真似すると失敗します。簡単に見えるのは素人目であって、多分無理です。
自分でやる場合、まず中継ぎを離して上管だけ持ちます。そして鏡を見ながら吹いて、いろいろ位置や角度を変えて吹きます。その中で自分にあった所が分かりますので、そこで何度も吹きます。
その吹いている物は、その道で食べてきたプロが注意して作業した、また何万も出して購入した物です。何度も吹いて確認しましょう。そして、どうしても当たりが不自然ーそれは個人の差ですから有り得ますーそう感じた部分を180番の紙やすりで削ります。
くれぐれも、その程度で止めることが肝心です。
「そんなんじゃ、いくらも効果が無い」とおっしゃる方、騙されたと思って、それで引き続き鏡の前で吹いてください。問題は解決している事が分かるはずです。
これには例外があって、10人に1人か2人の本当に上手い人、アゴの構造が本当に出来ていない素人製管の尺八には、この方法は使えません。
そうですとも、私はプラシーボ効果(偽薬)を言っているのです。キモは鏡を見て慣れるまで吹くことであって、尺八をいじった点ではありません。
上手な人で、歌口をいじっている人ってあまりいないのですよ。音程は吹き方によって違いますので、手孔や管尻、長さをいじるのが上手な人の特徴です。
上手な人はアゴが合っていなければ買う時に修正させるか、そもそも合わない尺八を買ったりしません。
歌口の調節を自分で行なって失敗して何度も送られてくる尺八が有りますが、音程が調節されていることは稀です。
多いのは「やりすぎました」と言うケースですが、やりすぎも何も、最初から見当違いの作業をしていることが多いのです。「さぞ良い尺八だったでしょうに、すっかり台無しになってしまいましたね」 このコメントに尽きますわ・・・。
「自分の口当たりに合わせたい」、その気持ちは分かりますがね、それだったら最初から尺八いじりのプロである我々に任せてくださいよ。ダイタイが当てずっぽうのメチャクチャ作業なのですから。
まあ突き放すのも何ですから、肝心な点だけ述べます.。泉州工房はアゴにセロテープを貼って当たりの確認をしていますね、それを素人がナマカジリで真似すると失敗します。簡単に見えるのは素人目であって、多分無理です。
自分でやる場合、まず中継ぎを離して上管だけ持ちます。そして鏡を見ながら吹いて、いろいろ位置や角度を変えて吹きます。その中で自分にあった所が分かりますので、そこで何度も吹きます。
その吹いている物は、その道で食べてきたプロが注意して作業した、また何万も出して購入した物です。何度も吹いて確認しましょう。そして、どうしても当たりが不自然ーそれは個人の差ですから有り得ますーそう感じた部分を180番の紙やすりで削ります。
くれぐれも、その程度で止めることが肝心です。
「そんなんじゃ、いくらも効果が無い」とおっしゃる方、騙されたと思って、それで引き続き鏡の前で吹いてください。問題は解決している事が分かるはずです。
これには例外があって、10人に1人か2人の本当に上手い人、アゴの構造が本当に出来ていない素人製管の尺八には、この方法は使えません。
そうですとも、私はプラシーボ効果(偽薬)を言っているのです。キモは鏡を見て慣れるまで吹くことであって、尺八をいじった点ではありません。
上手な人で、歌口をいじっている人ってあまりいないのですよ。音程は吹き方によって違いますので、手孔や管尻、長さをいじるのが上手な人の特徴です。
上手な人はアゴが合っていなければ買う時に修正させるか、そもそも合わない尺八を買ったりしません。
歌口の調節を自分で行なって失敗して何度も送られてくる尺八が有りますが、音程が調節されていることは稀です。
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