想定の内外
- 2015/06/19
- 23:03
大学を出て五年位たったころが一番思い上がっていましたかね。今思い出しても笑ってしまうのですが、どんな事をやってもウマくいくと勘違いして、かなりのバカをやりました。
自分くらい経済が分かっている者はいないと考え、試しにとバーチャル投資をしてみたところ、一千万円の架空資金が一月もたずに無くなりましたわ。何度かそういう経験をして自分がバカだと思い知るのですが、バーチャルばかりではありません、本当に実行したケースも数多いです。
でもマア若い時は、たいした資金も無いし借金を出来る額も知れていますので失敗してもタカが知れています。
その頃ドカタ飲み屋に行くと、「若いころ九州に独立国を造ろうと思った」とか「昔は満州でスゲエ羽振りだった」,[もうすぐ新しい事業を始めるんだ、億ばかり出してくれる友達がいるんだ」とか言っている人がタクサンいましたわ。現在の境遇はドカタですが、きっと何かの事情が有って竜が一時身を伏せているのでしょう、かの楚の荘王だって中原に羽ばたく前は三年も鳴かず飛ばずだったんですから。
私は、そういう人達と酒席を同じく出来たことが誇らしく、私もそういうスケールの大きな人達に感化されて、いろいろバカな、オットット、実現性の稀薄なビジネスに手を出しました。ウマくいかないものも有りましたが、そこそこ恰好がつくことも有ったのは若いからに他なりません。
若い時は、当たって砕けろ、ダメで元々、そういう気持ちでぶつかるとアポ無しでも、結構名の有る人が話を聞いてくれたりしたものです。
その中には、もう少し粘ると美味しいビジネスになったであろうモノも多々有りました。
1974年ころ大人気だったデストロイヤーの貯金箱を香港で作って、そこに本人のサインを入れてプロレスファンに売る、良い企画でしょうが。デストロイヤーは金銭にシビアな人で、当時初乗り270円のタクシーで領収書を貰う人ですからね。見本を見せた時の第一声が大声で「ノーメイクマネー」でした。
シンガポールでスッポンの水煮を作るというのも面白かったと思います。韓国から雉の皮を輸入して剥製にする仕事もアイデア自体は良かったと思いますが、鹿皮を経て虎の皮に進んだ段階で騙されて猫の皮を掴まされて終わりました。いずれにしても計画を実行する段階で様々な想定外の事態が起こります。私の場合は、良い想定外が多かったですね・・・。
尺八製造販売をスタートする時が三塚泉州さんの大学卒業と合った事、開業初年から米谷会に市場が得られたこと、2年目にNHKが尺八講座を放送した事、青木鈴慕先生の強力な推薦を受けた事、創業時にこれだけの幸運に廻り遭わせました。運が良かったの一語です。
松下幸之助が言ってます、「男の見どころは二つ、陽気と運の良さ」。ワーイ、オイラ二つとも当てはまってる。
自分くらい経済が分かっている者はいないと考え、試しにとバーチャル投資をしてみたところ、一千万円の架空資金が一月もたずに無くなりましたわ。何度かそういう経験をして自分がバカだと思い知るのですが、バーチャルばかりではありません、本当に実行したケースも数多いです。
でもマア若い時は、たいした資金も無いし借金を出来る額も知れていますので失敗してもタカが知れています。
その頃ドカタ飲み屋に行くと、「若いころ九州に独立国を造ろうと思った」とか「昔は満州でスゲエ羽振りだった」,[もうすぐ新しい事業を始めるんだ、億ばかり出してくれる友達がいるんだ」とか言っている人がタクサンいましたわ。現在の境遇はドカタですが、きっと何かの事情が有って竜が一時身を伏せているのでしょう、かの楚の荘王だって中原に羽ばたく前は三年も鳴かず飛ばずだったんですから。
私は、そういう人達と酒席を同じく出来たことが誇らしく、私もそういうスケールの大きな人達に感化されて、いろいろバカな、オットット、実現性の稀薄なビジネスに手を出しました。ウマくいかないものも有りましたが、そこそこ恰好がつくことも有ったのは若いからに他なりません。
若い時は、当たって砕けろ、ダメで元々、そういう気持ちでぶつかるとアポ無しでも、結構名の有る人が話を聞いてくれたりしたものです。
その中には、もう少し粘ると美味しいビジネスになったであろうモノも多々有りました。
1974年ころ大人気だったデストロイヤーの貯金箱を香港で作って、そこに本人のサインを入れてプロレスファンに売る、良い企画でしょうが。デストロイヤーは金銭にシビアな人で、当時初乗り270円のタクシーで領収書を貰う人ですからね。見本を見せた時の第一声が大声で「ノーメイクマネー」でした。
シンガポールでスッポンの水煮を作るというのも面白かったと思います。韓国から雉の皮を輸入して剥製にする仕事もアイデア自体は良かったと思いますが、鹿皮を経て虎の皮に進んだ段階で騙されて猫の皮を掴まされて終わりました。いずれにしても計画を実行する段階で様々な想定外の事態が起こります。私の場合は、良い想定外が多かったですね・・・。
尺八製造販売をスタートする時が三塚泉州さんの大学卒業と合った事、開業初年から米谷会に市場が得られたこと、2年目にNHKが尺八講座を放送した事、青木鈴慕先生の強力な推薦を受けた事、創業時にこれだけの幸運に廻り遭わせました。運が良かったの一語です。
松下幸之助が言ってます、「男の見どころは二つ、陽気と運の良さ」。ワーイ、オイラ二つとも当てはまってる。
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