ボッタクリ
- 2015/06/30
- 07:09
私は若い頃に二度ボッタクリに遭っています。いずれも新宿・歌舞伎町。
一回目は男4人で「キャッチ」の口車に乗って入った店、1人一時間三千円のはずが請求書を見ると十六万ですわ。当然こちらも文句を言って払いません。後はお約束の通り、別室に案内されてヤクザかヤクザを気取った与太者が出てきてスゴムというものです。
結局は半分くらいで話は着きましたが、後味は悪いですな。
もう一度、歌舞伎町のバーでボッタクラレそうになりましたが、この時は一緒に飲んでいた友人7,8人の中に現役の警察官がいました。浅見光彦みたいに名前を出すと途端に相手の態度が一変するまではいかなくても、まあヤクザがブルう程度の人間でしたから、その男だけ別室に行き、2分もしないで帰ってきました。
ザマァミロ、オイラ達善良な市民のケツモチは、何万人もの拳銃で武装した構成員をもつ日本一の桜田門一家だい。
ボッタクリは昔は盛り場では横行していました。今はかなり厳しい法律が適用されますが昔はボッタクラレた後で警察に行ってもマズ無駄足、泣き寝入りが普通でした。
そのうちに何となく雰囲気で分かってくるまでは男だったら誰でも1回や2回は被害に遭うでしょう。ただ、ボッタクリは、それで破産とか首吊りとかにはなりませんから、本格的なサギに逢うよりマシで、皆もそう考えたからこそ長く放置されていたのでしょう。
骨董も、どうしてサギに問われないのか不思議なケースをよく聞きます。私が知っているだけでも、親しくしていた骨董商から「利殖だと思って買え」と言われて、退職金をはたいて千五百万円で購入した品が10万もしないとか、戦前の超有名な画家の作品を買って、鑑定に出したら「ニセモノ。もし本物なら貴方が買った金額の百倍はします」と言われて「女房に家に入れてもらえない」と泣いたり。
売った方が「私もニセとは知らなかった」と主張すると法律的には崩せないのでサギではないのでしょうが、サギに決まってますわ。
美術商であれば、仮に速水御舟だとして、あくまで仮に御舟だとしてですよ、相場のオオヨソの所は知っていますわ、素人の私だって知ってるんですから。億単位で簡単に売れるものを、みすみす百分の一で売るわけが無い、簡易鑑定だと5万くらいで済みますぜ、常識で判断すれば分かります。
売る方は全て本当は分かっていての事でしょうから何を言っても始まりませんが、買われた方、それを聞いた人は誰もが口では「気の毒だ」と言いますが、それは気持ちの半分、後の半分で「バカだなあ」と思っていまっせ。
ハッキリ言いますが私は製管師の半分くらいの人に対しては批判的な目で見ています。私でも5パーセントくらいの値引きには応じています。でも50万の尺八が交渉したら15万になったと言うのとは「五十歩百歩」だとは思いません。
もし値引き交渉をしないで買った人が後で知ったらどうするんですかね?「尺八は一本一本みんな違うから大丈夫」というタカククリでやってきたんでしょうね。
福岡展示会の時に「この尺八60万で買ったんですが、周りにこの銘の尺八を買っている人がたくさんいますが、みなダイタイ20万位なんですよ、誰が見ても同じに見えるのですが、どこか違うのでしょうか?」そう言って尺八を持ってきた方がいました。
で、私が「貴方騙されたんですよ」と言うと、マジ、本当、誓って真実、ヘナヘナという感じで腰を抜かしました。
今は、かってボッタクリをやっていた製管師で売れっ子なんていません。真山、澤山、龍畝、泉州などに高額尺八も有りますが、それは正当な商取引。ボッタクリとは一線を画します。
高くたって正当な商取引であれば何も問題は無いと思います。
一回目は男4人で「キャッチ」の口車に乗って入った店、1人一時間三千円のはずが請求書を見ると十六万ですわ。当然こちらも文句を言って払いません。後はお約束の通り、別室に案内されてヤクザかヤクザを気取った与太者が出てきてスゴムというものです。
結局は半分くらいで話は着きましたが、後味は悪いですな。
もう一度、歌舞伎町のバーでボッタクラレそうになりましたが、この時は一緒に飲んでいた友人7,8人の中に現役の警察官がいました。浅見光彦みたいに名前を出すと途端に相手の態度が一変するまではいかなくても、まあヤクザがブルう程度の人間でしたから、その男だけ別室に行き、2分もしないで帰ってきました。
ザマァミロ、オイラ達善良な市民のケツモチは、何万人もの拳銃で武装した構成員をもつ日本一の桜田門一家だい。
ボッタクリは昔は盛り場では横行していました。今はかなり厳しい法律が適用されますが昔はボッタクラレた後で警察に行ってもマズ無駄足、泣き寝入りが普通でした。
そのうちに何となく雰囲気で分かってくるまでは男だったら誰でも1回や2回は被害に遭うでしょう。ただ、ボッタクリは、それで破産とか首吊りとかにはなりませんから、本格的なサギに逢うよりマシで、皆もそう考えたからこそ長く放置されていたのでしょう。
骨董も、どうしてサギに問われないのか不思議なケースをよく聞きます。私が知っているだけでも、親しくしていた骨董商から「利殖だと思って買え」と言われて、退職金をはたいて千五百万円で購入した品が10万もしないとか、戦前の超有名な画家の作品を買って、鑑定に出したら「ニセモノ。もし本物なら貴方が買った金額の百倍はします」と言われて「女房に家に入れてもらえない」と泣いたり。
売った方が「私もニセとは知らなかった」と主張すると法律的には崩せないのでサギではないのでしょうが、サギに決まってますわ。
美術商であれば、仮に速水御舟だとして、あくまで仮に御舟だとしてですよ、相場のオオヨソの所は知っていますわ、素人の私だって知ってるんですから。億単位で簡単に売れるものを、みすみす百分の一で売るわけが無い、簡易鑑定だと5万くらいで済みますぜ、常識で判断すれば分かります。
売る方は全て本当は分かっていての事でしょうから何を言っても始まりませんが、買われた方、それを聞いた人は誰もが口では「気の毒だ」と言いますが、それは気持ちの半分、後の半分で「バカだなあ」と思っていまっせ。
ハッキリ言いますが私は製管師の半分くらいの人に対しては批判的な目で見ています。私でも5パーセントくらいの値引きには応じています。でも50万の尺八が交渉したら15万になったと言うのとは「五十歩百歩」だとは思いません。
もし値引き交渉をしないで買った人が後で知ったらどうするんですかね?「尺八は一本一本みんな違うから大丈夫」というタカククリでやってきたんでしょうね。
福岡展示会の時に「この尺八60万で買ったんですが、周りにこの銘の尺八を買っている人がたくさんいますが、みなダイタイ20万位なんですよ、誰が見ても同じに見えるのですが、どこか違うのでしょうか?」そう言って尺八を持ってきた方がいました。
で、私が「貴方騙されたんですよ」と言うと、マジ、本当、誓って真実、ヘナヘナという感じで腰を抜かしました。
今は、かってボッタクリをやっていた製管師で売れっ子なんていません。真山、澤山、龍畝、泉州などに高額尺八も有りますが、それは正当な商取引。ボッタクリとは一線を画します。
高くたって正当な商取引であれば何も問題は無いと思います。
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