ギリシア
- 2015/07/03
- 23:23
ギリシアの問題がいよいよ緊迫段階に入りましたな。日本の報道、特にテレビだと、まるでギリシアの指導者がアホで国民は怠け者、今の生温い状況を変えたくない無責任な人達。そういう感じです。そうかも知れないし、案外そうでないかも知れない。
どっちが正しいのか私には分かりませんが、経済学的には「ユーロ離脱派」の主張にも一理有ります。ユーロを離脱して独自に貨幣供給をコントロールすれば、あるいは長い目で見てギリシアは助かるのかも知れません。
いずれにしろ国の運命をバクチの賭け物にするんですから尋常ではありませんな。もし裏目に出て、反対していた人が「それ見たことか」と言ったところで何にもなりませんわ。
ともかくユーロ離脱だと間違いなくインフレになりますが、インフレは過去の蓄積の食いつぶしで、現金や債券の形で持っている人には辛いけど、「宵越しの銭は持たねえ」のその日暮らし派の人にすれば「物価は3倍になったけど給料も3倍だから良いじゃねえの」で済まされてしまいます。
まさか第一次世界大戦後のドイツみたいに、わざとスーパーインフレにして外国に借金の支払いを諦めさせるつもりじゃねえだろうな。
私らには1980年代のブラジルやアルゼンチンなどの南米諸国のハイパーインフレが記憶に新しいですが、その最中でも「ハイパーインフレだと言うが、アイツラ毎日たっぷり肉を食ってる」と南米に行った友人が関心していました。
ともかく自業自得にしろギリシアの人達は気の毒なことです。
ギリシアで尺八を吹く人には去年のドイツ展示会で初めて会いました。柿堺香さんの弟子のデミリス・ラパコウシアスさんで、熱心に古典本曲を習っていました。2尺3寸が希望でしたが、逆手なので、その時は間に合いませんでした。
彼によるとギリシアにはもう一人いるそうです。
今、ヨーロッパに定期的に行って講習している尺八家はまだ非常に不合理な事をやっています。そう言って悪ければボランティア活動です。日頃はスカイプ講習ですが、どうしても最低1年に1回は現地へ行って直接に指導する必要が有りますが,その場合,メインの講習地の他に、せめて5人くらいずつでも繋がる場所が3つくらい有れば、旅費も助かるしギャラだって今みたいなヒドイ額にはならないでしょう。
たとえば柿堺さんがスペインの弟子オラシュ・コルティさんのグループに講習した後、ギリシアさらにトルコと回れば楽になります。ギリシア2人、トルコ1人では、それだけだと金銭的に辛いですが、拡大基調に有りさえすれば始めはボランティアで頑張れます。このヨーロッパの南東に位置する国で、それぞれ講習希望者が5人を越える段階に至ると、一挙に南ヨーロッパにも尺八を普及しやすい情勢になります。
同じ国際尺八研修館の古屋さんやペロン女史とバッティングしない形でフランスに新たな尺八講習地を造る事も、イタリアにひろめる活動もしやすくなります。
もう尺八もギリシア情勢と何の関係も無い、そういう段階では無くなりました。少なくとも無関心ではいられない人達が多くなりました。
ケチな話だと、ギリシアで国民投票の有る5日はパリ展示会の最終日です。ヨーロッパの人達が購入を決心する日でもあります。さてギリシアから来たオカタ、国の運命と自分の財布、眺めてどうか? ユーロを今ここで使いたくないと思うか、さて?
どっちが正しいのか私には分かりませんが、経済学的には「ユーロ離脱派」の主張にも一理有ります。ユーロを離脱して独自に貨幣供給をコントロールすれば、あるいは長い目で見てギリシアは助かるのかも知れません。
いずれにしろ国の運命をバクチの賭け物にするんですから尋常ではありませんな。もし裏目に出て、反対していた人が「それ見たことか」と言ったところで何にもなりませんわ。
ともかくユーロ離脱だと間違いなくインフレになりますが、インフレは過去の蓄積の食いつぶしで、現金や債券の形で持っている人には辛いけど、「宵越しの銭は持たねえ」のその日暮らし派の人にすれば「物価は3倍になったけど給料も3倍だから良いじゃねえの」で済まされてしまいます。
まさか第一次世界大戦後のドイツみたいに、わざとスーパーインフレにして外国に借金の支払いを諦めさせるつもりじゃねえだろうな。
私らには1980年代のブラジルやアルゼンチンなどの南米諸国のハイパーインフレが記憶に新しいですが、その最中でも「ハイパーインフレだと言うが、アイツラ毎日たっぷり肉を食ってる」と南米に行った友人が関心していました。
ともかく自業自得にしろギリシアの人達は気の毒なことです。
ギリシアで尺八を吹く人には去年のドイツ展示会で初めて会いました。柿堺香さんの弟子のデミリス・ラパコウシアスさんで、熱心に古典本曲を習っていました。2尺3寸が希望でしたが、逆手なので、その時は間に合いませんでした。
彼によるとギリシアにはもう一人いるそうです。
今、ヨーロッパに定期的に行って講習している尺八家はまだ非常に不合理な事をやっています。そう言って悪ければボランティア活動です。日頃はスカイプ講習ですが、どうしても最低1年に1回は現地へ行って直接に指導する必要が有りますが,その場合,メインの講習地の他に、せめて5人くらいずつでも繋がる場所が3つくらい有れば、旅費も助かるしギャラだって今みたいなヒドイ額にはならないでしょう。
たとえば柿堺さんがスペインの弟子オラシュ・コルティさんのグループに講習した後、ギリシアさらにトルコと回れば楽になります。ギリシア2人、トルコ1人では、それだけだと金銭的に辛いですが、拡大基調に有りさえすれば始めはボランティアで頑張れます。このヨーロッパの南東に位置する国で、それぞれ講習希望者が5人を越える段階に至ると、一挙に南ヨーロッパにも尺八を普及しやすい情勢になります。
同じ国際尺八研修館の古屋さんやペロン女史とバッティングしない形でフランスに新たな尺八講習地を造る事も、イタリアにひろめる活動もしやすくなります。
もう尺八もギリシア情勢と何の関係も無い、そういう段階では無くなりました。少なくとも無関心ではいられない人達が多くなりました。
ケチな話だと、ギリシアで国民投票の有る5日はパリ展示会の最終日です。ヨーロッパの人達が購入を決心する日でもあります。さてギリシアから来たオカタ、国の運命と自分の財布、眺めてどうか? ユーロを今ここで使いたくないと思うか、さて?
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