基礎的人間関係
- 2015/07/27
- 10:22
子供を持つと親の有難さが分かる、そして父親と母親とで子供への気持ちに差が有ることも同時に分かります。
男にとって一番大事なものは妻、子供は二番、だけど母親にとって口では何と言おうと、一番は配偶者ではなく子供ですね。
男にとっての妻は、大したことの無い金額で何から何までまかなってくれる有能なマネージャー、とことん信頼できる秘書、高度技術を有するかは別にして、ともかく専属コック、誠実な家政婦、悩みを聞いてくれる相談役、慰めてくれる、時に叱ってくれる先生、しかも無休。こんな事を並べると世の中にこんな有難いモノ何処を探したって有りませんぜ。
それに比べると「師匠」の優先順位はダイブおちますな。
昭和40年代まで、あるいは戦前、「師匠は全てに優先する」と言っていた人がいまして、勿論とことんまで行ったら、そんな事はいくら戦前でも考え難いですが、極く少数、ホントにそう考える人もいたと思います。すくなくとも当時であれば、そういう発言をして周りから変人だとは思われなかったと思います。
今は「師匠より個人的生活の方が大切だ」と本音を言って顰蹙をかうことなんて有り得ない、有り得ると思っている人は一部のそれで生活している人だけになりました。
私がいつも言う「教授産業の終焉」とは、そこに淵源が有ります。現在の尺八界での構成員のうち80才以上は、60才以下と同じく15パーセント程度です。つまり、もうほとんどの人が戦後教育を受けた世代になりました。「師弟関係」が一定以上の重さを持つ世代ではありません。
「オマエは教授産業とか言うけどよ、そもそも尺八教授で生活している者なんて職格者の2パーセントもいないじゃねえか」 ごもっとも。
今はまだ2県に一人ぐらいの割合で存在します。だけどね、つい40年前ですと1県に最低一人、昭和の戦前ですと市や郡の単位でいました。そういう状況が有ればこそ師匠の上位権威である社中や流が必要となったのです。「良くワカラナイ」って、まさか、鎌倉幕府とか絶対主義とかと原理は同じですよ。
もう末端が機能せず上級権威がいらなくなったのですから、家元制が崩壊するのは当たり前、これからは師匠には技術と人間性に基ずいた人間関係が求められますな。架空の概念では通用しない。
男にとって一番大事なものは妻、子供は二番、だけど母親にとって口では何と言おうと、一番は配偶者ではなく子供ですね。
男にとっての妻は、大したことの無い金額で何から何までまかなってくれる有能なマネージャー、とことん信頼できる秘書、高度技術を有するかは別にして、ともかく専属コック、誠実な家政婦、悩みを聞いてくれる相談役、慰めてくれる、時に叱ってくれる先生、しかも無休。こんな事を並べると世の中にこんな有難いモノ何処を探したって有りませんぜ。
それに比べると「師匠」の優先順位はダイブおちますな。
昭和40年代まで、あるいは戦前、「師匠は全てに優先する」と言っていた人がいまして、勿論とことんまで行ったら、そんな事はいくら戦前でも考え難いですが、極く少数、ホントにそう考える人もいたと思います。すくなくとも当時であれば、そういう発言をして周りから変人だとは思われなかったと思います。
今は「師匠より個人的生活の方が大切だ」と本音を言って顰蹙をかうことなんて有り得ない、有り得ると思っている人は一部のそれで生活している人だけになりました。
私がいつも言う「教授産業の終焉」とは、そこに淵源が有ります。現在の尺八界での構成員のうち80才以上は、60才以下と同じく15パーセント程度です。つまり、もうほとんどの人が戦後教育を受けた世代になりました。「師弟関係」が一定以上の重さを持つ世代ではありません。
「オマエは教授産業とか言うけどよ、そもそも尺八教授で生活している者なんて職格者の2パーセントもいないじゃねえか」 ごもっとも。
今はまだ2県に一人ぐらいの割合で存在します。だけどね、つい40年前ですと1県に最低一人、昭和の戦前ですと市や郡の単位でいました。そういう状況が有ればこそ師匠の上位権威である社中や流が必要となったのです。「良くワカラナイ」って、まさか、鎌倉幕府とか絶対主義とかと原理は同じですよ。
もう末端が機能せず上級権威がいらなくなったのですから、家元制が崩壊するのは当たり前、これからは師匠には技術と人間性に基ずいた人間関係が求められますな。架空の概念では通用しない。
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