理想の尺八を作る
- 2014/10/12
- 11:46

今年一番の収穫としては、林鈴麟さんが我が社に参加してくれたこと。嬉しいな。
銘は、「麒林」です。
だって私も今年64、私の6人のお弟子さんは、全員同年輩なのですよ。あと10年経ったら、誰も製管をやれなくなっている可能性もあります。あとに残っているのは、私の息子と甥、今の段階では一人立ちの職人ではありません
。林さんは、「日本で何本の指」というレベルの天才調律師ですから、うちみたいなところに参加してくれるというのは、本当に嬉しい。
林さんは、私より5歳若いですから、甥や長男の心強い師匠になってもらえると期待しています。
彼の「林式内径理想曲線」の凄さは、今では広く知られております。文句なしに日本で何人という天才調律師です。これまでは演奏活動や研究で忙しく、製作にはあまり時間をさかなかったのですが、よく小社の価格革命に参加してくれたと思います。
吹きやすい、誰でも楽にふける理想の尺八、オールマイティに使える尺八の製作にまた一歩近づきました
銘は、外側だけは工房スタッフが作る「麒林」。全て林さんが作る「壮林」。
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