黄門様の尺八
- 2014/10/28
- 08:13
水戸黄門。いわずと知れた天下の副将軍・徳川光圀です。五代将軍綱吉の時の人で、言うまでもなく、諸国をまわって世直しをした偉い人です。
徳川時代は、彼のような人が時に応じて出ています。
三代家光の時の松平長七郎、「暴れん坊将軍」八代吉宗、そして大岡越前。十二代家慶の時代は遠山金さん。時代は良く分からないのですが、桃太郎侍とか銭形平次とかもいましたね。こういう人達がいて、悪人を退治したからこそ徳川時代は三百年の長きにわたって続きました。
その水戸黄門の愛用した尺八が残っています。節一つの所謂「ひとよぎり」です。 「ひとよぎり」によく見られる「天地返し」、つまり竹の上下をひっくり返して根に近い方に歌口を作る事はしていません。それと手孔が大きいですね。「ひとよぎり」とか古い時期の尺八は手孔7ミリが多いですが、9ミリくらいあります。
節と歌口の間に「水」と一字、書いてありますが、水戸の水なのか?意味は分かりません。
この光圀の時代には、日本音楽に大変革が起きました。それまでの「律音階」が短期間に「都節音階」に変わったのです。これは今日でも続いている日本人の音階嗜好です。オ~レ~はカワラのかれすすき~。「都節」は「陰旋律」とも言われるように、暗くジメジメしていますかね。
変化したと言えば、光圀の若い頃の署名を見ると光国です。どうでも良いことですが、彼が光圀に変えていなければ、私達が則天文字を見る機会は、ほとんど無いのとちがいます?
徳川時代は、彼のような人が時に応じて出ています。
三代家光の時の松平長七郎、「暴れん坊将軍」八代吉宗、そして大岡越前。十二代家慶の時代は遠山金さん。時代は良く分からないのですが、桃太郎侍とか銭形平次とかもいましたね。こういう人達がいて、悪人を退治したからこそ徳川時代は三百年の長きにわたって続きました。
その水戸黄門の愛用した尺八が残っています。節一つの所謂「ひとよぎり」です。 「ひとよぎり」によく見られる「天地返し」、つまり竹の上下をひっくり返して根に近い方に歌口を作る事はしていません。それと手孔が大きいですね。「ひとよぎり」とか古い時期の尺八は手孔7ミリが多いですが、9ミリくらいあります。
節と歌口の間に「水」と一字、書いてありますが、水戸の水なのか?意味は分かりません。
この光圀の時代には、日本音楽に大変革が起きました。それまでの「律音階」が短期間に「都節音階」に変わったのです。これは今日でも続いている日本人の音階嗜好です。オ~レ~はカワラのかれすすき~。「都節」は「陰旋律」とも言われるように、暗くジメジメしていますかね。
変化したと言えば、光圀の若い頃の署名を見ると光国です。どうでも良いことですが、彼が光圀に変えていなければ、私達が則天文字を見る機会は、ほとんど無いのとちがいます?
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