大本営発表
- 2015/08/16
- 22:26
戦中の大本営発表の酷さは、毎年この時期になると繰り返し証人が出てきて、当事者であった当時の事を証言します.。「マスコミは嘘と知っていて国策に従わざるを得なかった、二度とあんな社会にしてはいけない」、ダイタイどの人もこういう論旨ですね。
どういたしまして、その後も嘘と知っていて「大本営発表」を繰り返しましたよ。
1970年前後からしばらくは中国批判は大マスコミのタブーでした。はっきり資本主義擁護を社是とする産経は、ホントの事を書いて北京退去というハメになりましたが、どちらかと言えば右の読売は正力松太郎の「日本はこれから中国と国交を回復する大事な時だ、中国のマイナス面は報道するな」と言うカリスマの一言で報道姿勢が決まりました。
左の朝日、どちらかと言えば左の毎日は言うまでも有りません。朝日は1975年頃、固有名詞である東シナ海を東中国海と紙面で表記していましたが流石に早々にやめました。赤旗が70年代まで大韓民国を表すのに「韓国」と「いわゆるカッコ」を付けていた事とは意味も目的も違いますね。朝日はためしにチョット跳ね返っただけですよね。
韓国の反日報道を云々する人は、当時の日本マスコミの反韓国報道(朴政権批判)をお忘れですか?
中国と国交正常化した72年から5年間は日本の全国紙やテレビに台湾が出る事は決して無かった。77年になって、いち早く解禁したのは、やはりと言うか産経とフジテレビです。
それというのも当時は共産主義にシンパシーを持つ人が学生や知識人に多く、大新聞はこの大きな読者層を確保しなければならなかったし、中国に関しては国策でもありました。
1975年の南ベトナム崩壊まで、多くの人は本当に「南ベトナムにいる解放勢力と称するモノは大多数が北ベトナム正規軍であり、ベトナム戦争の本質は共産勢力による侵略である」というアメリカの言い分を「反共プロパガンダのデマ」だと信じていたのです。南に派遣されていたマスコミ関係者の大多数は実はその実態を熟知していたと言いますが、そんな記事を書いても本社で握り潰される事が明白なので、「ベトコンの正体は北の正規軍だ」などとは送稿できなかったのです。
南ベトナムが降伏した直後に、北朝鮮の金日成が「同じ方法で韓国に侵攻したい」と中国にもちかけて断られましたが当然です。サイゴンを攻略した当日から「ベトコン」の主体が北ベトナム正規軍であることをオオッピラにした以上は、もうそれは信用されないし、日本の大マスコミも直接的な影響が大きい韓国が脅威にさらされたならば、一部の読者からの賛同よりも朴政権を守る方を選択するのは当然です。何と言っても自由主義賛成が当時にあっても国民の圧倒的多数だったのですから。
こういう事が良いとか悪いとか言ってるんじゃないですよ、戦争中と違って70年代は知識人が多くなっていましたから、新聞がどう報道しても体制が揺らぐことは有り得なくなっていました。それ故に分かった上で自社の読者層の嗜好に合わせて紙面を作っていただけです。大マスコミである以上は当時の朝日だって、本気で日本を共産主義国家にしようと思っていた記者はいないか、いたとしてホンの一部でしょう。
今も朝日の「偏向報道」を批判する人はいますが、朝日に言わせれば「偏向しているのはソッチだ」ということでしょうが。
いいじゃないですか、いろんな意見が有って。日本が正常範囲にあるということでしょう。異常範囲の「ヘイトスピーチ」や過激派の機関誌なんかが普通の人から、どう思われているかを見れば明らかでしょう。
今は70年代よりさらに知識人は増え、私の住んでいる人口2万の田舎でも、テレビで話しているコメンテーターより「自分のほうが良く知っている」と思っている人が、どんな分野にも5人くらいいます。そして、その一人くらいは、もしかすると本当です。こういう教養社会では、本当の偏向報道など大マスコミでは有り得ません。マジで偏向に舵をきれば、極右か極左かは知りませんが、一部の喜ぶ読者の代わりに大多数の読者を失います。
尺八界にはオタクがいないので批判的なマスコミを持ち得なかった。どんな出来の悪い演奏をプロがしても叩かれることは有りません。評論家も勿論いないので、学者さんが評論をしていて、プロ演奏家も普段は「あの人達、尺八を吹いた事も無いのに本当に分かるの?」とか言ってるくせに、今後のアレコレを考えて学者さんに「交際費」を払っています。あからさまな金額は言いませんが、おりにふれて400字くらいのパンフ原稿で云万円貰っていれば、まあ悪口は言えまへんな・・・。
悪いと言ってるのとチャイますぜ、私らと大学教授では言ってることが仮に同じでも、邦楽界内部は別にして、世間の通りが違います。その世間、役人が賞や勲章を決める以上は相互の利害が一致しているのです。
オタクの多い世界は学者や専門家が利害絡みでオカシナコトが言えないから羨ましいと思います。提灯しかつけられない人は自分の立場も失います。ホント、オタク出てきてよ。
どういたしまして、その後も嘘と知っていて「大本営発表」を繰り返しましたよ。
1970年前後からしばらくは中国批判は大マスコミのタブーでした。はっきり資本主義擁護を社是とする産経は、ホントの事を書いて北京退去というハメになりましたが、どちらかと言えば右の読売は正力松太郎の「日本はこれから中国と国交を回復する大事な時だ、中国のマイナス面は報道するな」と言うカリスマの一言で報道姿勢が決まりました。
左の朝日、どちらかと言えば左の毎日は言うまでも有りません。朝日は1975年頃、固有名詞である東シナ海を東中国海と紙面で表記していましたが流石に早々にやめました。赤旗が70年代まで大韓民国を表すのに「韓国」と「いわゆるカッコ」を付けていた事とは意味も目的も違いますね。朝日はためしにチョット跳ね返っただけですよね。
韓国の反日報道を云々する人は、当時の日本マスコミの反韓国報道(朴政権批判)をお忘れですか?
中国と国交正常化した72年から5年間は日本の全国紙やテレビに台湾が出る事は決して無かった。77年になって、いち早く解禁したのは、やはりと言うか産経とフジテレビです。
それというのも当時は共産主義にシンパシーを持つ人が学生や知識人に多く、大新聞はこの大きな読者層を確保しなければならなかったし、中国に関しては国策でもありました。
1975年の南ベトナム崩壊まで、多くの人は本当に「南ベトナムにいる解放勢力と称するモノは大多数が北ベトナム正規軍であり、ベトナム戦争の本質は共産勢力による侵略である」というアメリカの言い分を「反共プロパガンダのデマ」だと信じていたのです。南に派遣されていたマスコミ関係者の大多数は実はその実態を熟知していたと言いますが、そんな記事を書いても本社で握り潰される事が明白なので、「ベトコンの正体は北の正規軍だ」などとは送稿できなかったのです。
南ベトナムが降伏した直後に、北朝鮮の金日成が「同じ方法で韓国に侵攻したい」と中国にもちかけて断られましたが当然です。サイゴンを攻略した当日から「ベトコン」の主体が北ベトナム正規軍であることをオオッピラにした以上は、もうそれは信用されないし、日本の大マスコミも直接的な影響が大きい韓国が脅威にさらされたならば、一部の読者からの賛同よりも朴政権を守る方を選択するのは当然です。何と言っても自由主義賛成が当時にあっても国民の圧倒的多数だったのですから。
こういう事が良いとか悪いとか言ってるんじゃないですよ、戦争中と違って70年代は知識人が多くなっていましたから、新聞がどう報道しても体制が揺らぐことは有り得なくなっていました。それ故に分かった上で自社の読者層の嗜好に合わせて紙面を作っていただけです。大マスコミである以上は当時の朝日だって、本気で日本を共産主義国家にしようと思っていた記者はいないか、いたとしてホンの一部でしょう。
今も朝日の「偏向報道」を批判する人はいますが、朝日に言わせれば「偏向しているのはソッチだ」ということでしょうが。
いいじゃないですか、いろんな意見が有って。日本が正常範囲にあるということでしょう。異常範囲の「ヘイトスピーチ」や過激派の機関誌なんかが普通の人から、どう思われているかを見れば明らかでしょう。
今は70年代よりさらに知識人は増え、私の住んでいる人口2万の田舎でも、テレビで話しているコメンテーターより「自分のほうが良く知っている」と思っている人が、どんな分野にも5人くらいいます。そして、その一人くらいは、もしかすると本当です。こういう教養社会では、本当の偏向報道など大マスコミでは有り得ません。マジで偏向に舵をきれば、極右か極左かは知りませんが、一部の喜ぶ読者の代わりに大多数の読者を失います。
尺八界にはオタクがいないので批判的なマスコミを持ち得なかった。どんな出来の悪い演奏をプロがしても叩かれることは有りません。評論家も勿論いないので、学者さんが評論をしていて、プロ演奏家も普段は「あの人達、尺八を吹いた事も無いのに本当に分かるの?」とか言ってるくせに、今後のアレコレを考えて学者さんに「交際費」を払っています。あからさまな金額は言いませんが、おりにふれて400字くらいのパンフ原稿で云万円貰っていれば、まあ悪口は言えまへんな・・・。
悪いと言ってるのとチャイますぜ、私らと大学教授では言ってることが仮に同じでも、邦楽界内部は別にして、世間の通りが違います。その世間、役人が賞や勲章を決める以上は相互の利害が一致しているのです。
オタクの多い世界は学者や専門家が利害絡みでオカシナコトが言えないから羨ましいと思います。提灯しかつけられない人は自分の立場も失います。ホント、オタク出てきてよ。
スポンサーサイト