星占い

アナタの星座は？　アナタの血液型は？これは若い人の挨拶みたいなものですな。本気で信じている人なんかいるんですかね？
星占いは中でも人気が有るようです。これにはモットモらしい理屈がついています。古代メソポタミアで、長い期間にわたって、人の生まれた時の星座とその後の運命との統計を採ったと言うのですわ。ホントウかって、知りませんよ。でも嘘に決まってる。何故ならば、統計を取れば何の関係も無いことが分かるはずですから。こういうモノは、実証性が求められる状況では何の役にも立たない事は誰しも経験しています。
これは仮定の話ですがね、もし一部上場の企業なんかで、社長が突如発狂して、星占いに凝って、それに基ずいて企業経営したとします。当然大損害しますな、その場合に株主訴訟の範囲は何処まで広がるんでしょうか？　「昔はあんな人ではなかった」とか側近が言うでしょうが、当たり前。仮にも大企業で新入社員からトップにまでのし上る様な人が途中までそんなモノを信じていたはずが有りませんわ。責任の所在は側近の何処まで有るか興味が有りますな。

これも本当かどうかは分かりませんが、戦前の日本軍で、星座による戦死者の多寡を調べたと言います。その結果、水瓶座の戦死が極端に少ない事が分かった。「こりゃ大発見」と思いきや、昔の日本では厳寒期である2月に子供を産むのは避けられていて、また新生児の死亡も多く、その為に水瓶座の人間そのものが少なく、それでの比率はと言えば人口比と同じであったことは言うまでもありません。

これは星占いみたいなイイカゲンな話とチャイマッセ。科学的な「理論」と言ってほとんどさしつかえの無い事ですが、ヤギとか水瓶の女性は結婚相手として人気が有りますな。
男にすれば指輪がガーネットやアメジストで済むなら安いものですからね。

尺八用の竹を掘る季節と言うなら、射手座、やぎ座、水瓶座の厳寒期です。「寒中の竹は水が上がっていない」、関係無い関係無い。その後の竹処理を考えたら分かる。
本当の理由は、この時期の竹藪には蚊やマムシがいないからです。簾なんかの竹は夏に掘りますな、掘る場所がまるで違うのです。エッ、「尺八は北側の斜面だろう」って、お客さん、いい年をして、まだそんな事を信じてんの・・・。
夏に尺八用の竹を掘ることは大変です。冬でも汗ミズクになるほどの労働なのですが、それでも竹がお粗末であれば一銭にもなりません。ですから竹堀人に共産主義者はいません。「剰余価値学説」が間違っている事を経験的に知っています。星占いの方は信じているかどうか知りませんなあ・・・。