国粋楽器
- 2015/09/21
- 22:26
尺八が「国粋楽器」というキャッチコピーで売られていたのも遠い昔の話になりました。
日本は四方が海ですからね、外国の影響をあまり受けなかった時期もありましたよね。でも「国粋」がタワゴトであり、実際に本当の孤立系だったら大変ですわ。間違いなく近世になって大航海時代のヨーロッパ人に「発見」されるまで、縄文時代の生活をしていました。
近代以前にはエスキモー、ニューギニア高地人それにポリネシアなんかには酒が存在してなかったと言います。まあエスキモーの場合は酒を作る材料が無いのですから仕方がないものの、ポリネシア人ってインドネシアやマレーシアから移住したんでしょう、酒の文化を忘れてしまったのでしょうね。ともかく何処でも存在すると何となく思われている酒すら無い土地が有るんですよ。
ラテンアメリカにコロンブス以前に存在していた文明も、車輪、弓、鉄器は知らなかったそうですし、日本だって文字は持っていなかったわけです。超古代文字が日本に存在したなどの夢物語(と言うより始めは特定の意図を持ったデッチアゲ)は置いといて、文明の相互交流が如何に大切かという事ですよ。
ここから先は私の頭で考えたことで証拠は有りません。そのつもりで読んで下さい。
尺八はルーツは中国であり国粋ではありません。もし日本に「国粋楽器」と呼ぶモノがもし有るとすれば、それは「ひとよぎり」でしょう。
ここで言う「ひとよぎり」は皆さんご存知の一節切のことではありません。変だと思った事ないですか、「よ」とは竹の節と節の間のことです。一節をはさんで両側に「よ」が付いている一節切なら「ふたよぎり」にならなくてはおかしいでしょうが。私がバカなら教えて下さい。節が「よ」と詠まれる例を・・・。
この事については、いずれ書きます。
水道管で尺八を作ると良く鳴ることは当然です。内径が阻害要因の無いストレート。これが一番鳴る形態です。手孔を開けると、その分の容積が内径容積として加算されますから、内径を少しずつ狭くすれば、より良好ですが、水道管は肉厚が尺八みたいに厚くないので言うほどの影響は有りません。内径容積に対して管の長さが長すぎたり逆に短かすぎたりしなければ楽に鳴ります。ただ単純に鳴るだけですけどね。
トモカク、という事は、日本の山野に自生していた笹竹を使って最初に出来た笛は「ひとよぎり」だったと思います。笹竹ですから内径容積から判断して長い笛は作れなかったはずです。吹き口だけ節で後は次の節までの途中で切る。最も簡単でかつ鳴り易い笛です。まずは、このタイプの笛が作られたと思います。昔の子供が「肥後守」で自作していた笛もこれですよね。
尺八が日本に入って来たのは7世紀半ばから遅くとも8世紀半ばまでの時期です。その六百年以上前に弥生時代の初期国家が成立していましたし、そのさらに数百年前に渡来人による弥生農耕文化が始まっています。
その人達が故郷から持ってきた文化の中に笛を伴う音楽が有ったとして、それを日本の風土の中で出来るだけ復元しようと思えば、まず笹竹で「ひとよぎり」を作ったと思います。
日本は四方が海ですからね、外国の影響をあまり受けなかった時期もありましたよね。でも「国粋」がタワゴトであり、実際に本当の孤立系だったら大変ですわ。間違いなく近世になって大航海時代のヨーロッパ人に「発見」されるまで、縄文時代の生活をしていました。
近代以前にはエスキモー、ニューギニア高地人それにポリネシアなんかには酒が存在してなかったと言います。まあエスキモーの場合は酒を作る材料が無いのですから仕方がないものの、ポリネシア人ってインドネシアやマレーシアから移住したんでしょう、酒の文化を忘れてしまったのでしょうね。ともかく何処でも存在すると何となく思われている酒すら無い土地が有るんですよ。
ラテンアメリカにコロンブス以前に存在していた文明も、車輪、弓、鉄器は知らなかったそうですし、日本だって文字は持っていなかったわけです。超古代文字が日本に存在したなどの夢物語(と言うより始めは特定の意図を持ったデッチアゲ)は置いといて、文明の相互交流が如何に大切かという事ですよ。
ここから先は私の頭で考えたことで証拠は有りません。そのつもりで読んで下さい。
尺八はルーツは中国であり国粋ではありません。もし日本に「国粋楽器」と呼ぶモノがもし有るとすれば、それは「ひとよぎり」でしょう。
ここで言う「ひとよぎり」は皆さんご存知の一節切のことではありません。変だと思った事ないですか、「よ」とは竹の節と節の間のことです。一節をはさんで両側に「よ」が付いている一節切なら「ふたよぎり」にならなくてはおかしいでしょうが。私がバカなら教えて下さい。節が「よ」と詠まれる例を・・・。
この事については、いずれ書きます。
水道管で尺八を作ると良く鳴ることは当然です。内径が阻害要因の無いストレート。これが一番鳴る形態です。手孔を開けると、その分の容積が内径容積として加算されますから、内径を少しずつ狭くすれば、より良好ですが、水道管は肉厚が尺八みたいに厚くないので言うほどの影響は有りません。内径容積に対して管の長さが長すぎたり逆に短かすぎたりしなければ楽に鳴ります。ただ単純に鳴るだけですけどね。
トモカク、という事は、日本の山野に自生していた笹竹を使って最初に出来た笛は「ひとよぎり」だったと思います。笹竹ですから内径容積から判断して長い笛は作れなかったはずです。吹き口だけ節で後は次の節までの途中で切る。最も簡単でかつ鳴り易い笛です。まずは、このタイプの笛が作られたと思います。昔の子供が「肥後守」で自作していた笛もこれですよね。
尺八が日本に入って来たのは7世紀半ばから遅くとも8世紀半ばまでの時期です。その六百年以上前に弥生時代の初期国家が成立していましたし、そのさらに数百年前に渡来人による弥生農耕文化が始まっています。
その人達が故郷から持ってきた文化の中に笛を伴う音楽が有ったとして、それを日本の風土の中で出来るだけ復元しようと思えば、まず笹竹で「ひとよぎり」を作ったと思います。
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