和楽器バンド
- 2015/09/26
- 09:04
快挙快挙。嬉しくてこのところ興奮が止まらない。時々涙すら出る。もちろん嬉し涙に決まってるだろうが・・・。尺八にとっても民謡ブーム以来となる大カンフルになるかも知れない。
和楽器バンドによる「八奏絵巻」がオリコンチャート一位を突っ走っている。この前のも最高5位、もうマグレではない。これがどれだけ凄いことなのか、今はあらためて言うまでもないけど、20年前の尺八界ですと「そうなの。それは良かった。ところでオリコンって何?」と言われたでしょうね。えっ、今でもそういう人がいるって。まあ良いでしょうよ。人が眠っていても歴史は進む。
知らない人のために言っておくと、和楽器バンドというのはバンド名で固有名詞です。詩吟の鈴華ゆう子をリーダーとする、箏、尺八、津軽三味線などの八人組です。邦楽とロックの融合と言えば近いですかね。
なにしろ代表曲「千本桜」のユーチューブ再生回数が来月あたり2700万回を越えるというのですから、これを快挙と言わずして(あとは言葉にならない。涙、涙)
この大快挙の結果が巻き起こすウェーブの結果は予想できないほど大きなものになると私は思います。
まずレコード会社が「和楽器によるロック」が売れると踏む。ここは間違いない。今、たくさん有る和楽器で編成された合奏グループのうち、そのままメジャーデビューさせられるもの、再編してデビューさせるもの、いずれにしても大手が参入するということは、全く違った展開になります。かけるお金も桁が二つくらい違いますし、プロデュース能力も邦楽界とではオトナと子供です。はっきり言って今回の快挙も分かり易い。ニコニコ動画で実績の有る人達を編成して、国内外のネット音楽ファンに売る、ついでアニソン、ゲーム音楽という流れです。
ついに全てにおいてスケールの桁が違うメジャーロックの扉が開きはじめました。もともと邦楽やロックファンを対象にはしていません。
これで間違いなくテレビなどのマスコミが取り上げて一時的にせよブーム状態になる。
次に若い人が影響をうけて尺八を始める。吹奏楽は一説に人口500万人と言われますが、そこに新しく毎年1000人が加わっても大したことないですが、人口3万に満たないであろう尺八界だったら一大パニックです。製管の話ですよ。普通の古典や民謡の教室では人がほとんど増えないでしょう。師匠に入門せず、皆が自由にやりますから。
今だって若い人は合奏グループ、年配者はカルチャー講座。ここにしか新規の人は入ってきていません。
つまるところ、これは東京オリンピックに向けた大きな流れだと思います。このところの日本観光の目玉として「伝統文化を売ろう」という政府方針が大本だと言って良いですね。オリンピックの開会式で伝統楽器を使ったイベントが行われるというのは、ほとんど間違いない。尺八、箏、三弦で「残月」。そんなワケがねえだろう。誰がやる、誰が作曲するにせよ壮大きわまる和楽器と現代日本音楽のコラボになるでしょう。
北京では忘れられていた古琴が今に続く大ブームになった。サッカーのワールドカップ開会式で、それまで誰も知らなかった南アフリカのブブゼラが一時的とは言えブームになった。このブームの先取りでしょう。
大手企業というものは、ブームに乗る、ではなく、ブームは創るモノ、そう発想しますし、またブームを創る能力も持っています。大きな力を持つ所が和楽器に目を付けた以上は近く大きなウェーブが起こる。近年まれに見る明るい材料ですが、「伝統邦楽のブーム」じゃありませんよ、念の為。
追記
ホームページがウィルスに感染したため閉鎖しています。新しいホームページが出来るまで、お問い合わせや資料請求またはご注文はこちらからお願いします。
spkg8zr9@grace.ocn.ne.jp
和楽器バンドによる「八奏絵巻」がオリコンチャート一位を突っ走っている。この前のも最高5位、もうマグレではない。これがどれだけ凄いことなのか、今はあらためて言うまでもないけど、20年前の尺八界ですと「そうなの。それは良かった。ところでオリコンって何?」と言われたでしょうね。えっ、今でもそういう人がいるって。まあ良いでしょうよ。人が眠っていても歴史は進む。
知らない人のために言っておくと、和楽器バンドというのはバンド名で固有名詞です。詩吟の鈴華ゆう子をリーダーとする、箏、尺八、津軽三味線などの八人組です。邦楽とロックの融合と言えば近いですかね。
なにしろ代表曲「千本桜」のユーチューブ再生回数が来月あたり2700万回を越えるというのですから、これを快挙と言わずして(あとは言葉にならない。涙、涙)
この大快挙の結果が巻き起こすウェーブの結果は予想できないほど大きなものになると私は思います。
まずレコード会社が「和楽器によるロック」が売れると踏む。ここは間違いない。今、たくさん有る和楽器で編成された合奏グループのうち、そのままメジャーデビューさせられるもの、再編してデビューさせるもの、いずれにしても大手が参入するということは、全く違った展開になります。かけるお金も桁が二つくらい違いますし、プロデュース能力も邦楽界とではオトナと子供です。はっきり言って今回の快挙も分かり易い。ニコニコ動画で実績の有る人達を編成して、国内外のネット音楽ファンに売る、ついでアニソン、ゲーム音楽という流れです。
ついに全てにおいてスケールの桁が違うメジャーロックの扉が開きはじめました。もともと邦楽やロックファンを対象にはしていません。
これで間違いなくテレビなどのマスコミが取り上げて一時的にせよブーム状態になる。
次に若い人が影響をうけて尺八を始める。吹奏楽は一説に人口500万人と言われますが、そこに新しく毎年1000人が加わっても大したことないですが、人口3万に満たないであろう尺八界だったら一大パニックです。製管の話ですよ。普通の古典や民謡の教室では人がほとんど増えないでしょう。師匠に入門せず、皆が自由にやりますから。
今だって若い人は合奏グループ、年配者はカルチャー講座。ここにしか新規の人は入ってきていません。
つまるところ、これは東京オリンピックに向けた大きな流れだと思います。このところの日本観光の目玉として「伝統文化を売ろう」という政府方針が大本だと言って良いですね。オリンピックの開会式で伝統楽器を使ったイベントが行われるというのは、ほとんど間違いない。尺八、箏、三弦で「残月」。そんなワケがねえだろう。誰がやる、誰が作曲するにせよ壮大きわまる和楽器と現代日本音楽のコラボになるでしょう。
北京では忘れられていた古琴が今に続く大ブームになった。サッカーのワールドカップ開会式で、それまで誰も知らなかった南アフリカのブブゼラが一時的とは言えブームになった。このブームの先取りでしょう。
大手企業というものは、ブームに乗る、ではなく、ブームは創るモノ、そう発想しますし、またブームを創る能力も持っています。大きな力を持つ所が和楽器に目を付けた以上は近く大きなウェーブが起こる。近年まれに見る明るい材料ですが、「伝統邦楽のブーム」じゃありませんよ、念の為。
追記

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