昨晩遅く東北展示会から帰りました。山形、仙台、郡山の三か所です。その間、四日間このブログもお休みしていました。東北展示会でも各地で「ブログを読んでるよ」とお声がけをいただきました。嬉しいものですね。このブログも有難いことに、全吹奏楽の中で人気ランキングのベスト10から落ちることは無くなりました。
吹奏楽器は日本での人口500万人と言われますが、そこのランキングで邦楽が上位にくることは異例らしく、このところ吹奏楽のファンも読み始めたようで、チラホラと吹奏楽器を吹いている人達からの注文が入ります。チョット興味が有るという人にも気楽に試せる価格の提供が出来無かったことも、尺八がここまで落ちぶれた原因の一つです。
尺八そのものは「吹いてみたい」という需要は多いのです。今回まわった東北だけでもカルチャー講座で5人程度の人を教えている人は何人いるか分かりません。タクサンの生徒をお持ちの方だけを挙げても、秋田の小玉苑山50人、宮城の三塚竹幽100人、永野大幽20人、宮澤寒山60人、福島の郡司荘山15人。これらは私が直接確認した数字であり、私が人数を把握していないカルチャー講座で「人が多い」とウワサされている所も多いです。
これらの講習者は余程のことが無いと社中には組み込めませんね。だって会員は60過ぎて入ってくるんですよ。いくら簡単だといっても師範になるのに何年もかかる上にメリットも無い免状を誰が取りますかいな。
左様、流や社中は歴史的な使命を終えたのです。ことここに至っても目を瞑っているオカタ、ご自由に。
これからの私の予想では、ロックに尺八が出て成功しているからには、現在夥しく存在しているロックバンドの中に尺八等の和楽器を入れてみようというバンドもタクサン出てきます。
昭和41年にビートルズが来日したことを切っ掛けにプロ、アマ問わずグループサウンズがワッと出てきました。ハイティーンの土鍋ニイチャンにとってはエレキギターは目の飛び出るほど高かったものですが、それをどうにかして入手して、自分達で何とかして弾きこなしました。私は寡聞にしてエレキギターに社中や流派が有った事は知りませんなあ・・・。みんな始めは友達から教えてもらいました。
今後、尺八もこうなります。
初めて買っていただいた方に聞くと、このところ「師匠についていないし今後もつくつもりは無い」とおっしゃる人が増えました。それで実際に見ると、メリカリも使っているうちに見当がつくらしく、マア何とかそれなりにコントロールしています。
それで、さらに上のステージを目指す人が師匠を探すのです.
(用語解説) 土鍋ニイチャン
昭和41,2年頃に使用された。ニキビで表面凸凹、ガタイは大きいがモロイ、安上がり。でも変だな、土鍋と反対に熱しやすく冷めやすかったですがね。自分のことだから分かりますよ。
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