単純な事ですけど、どうして蛇って人に嫌われるんですかね?本来とてもオトナシイ動物です。それは危険な毒蛇だっていますよ、でも日本本土では余程の田舎でないとマムシにはお目にかからないと思うんですよ。でも、それと関わりなく、見ただけで気持ち悪いと言う人は多いですね。
私は子供時代、蛇は全く何でもなく、ペットとして買っていました。時々カゴから逃げて家族に嫌がられていましたが、人が気持ち悪がるのが面白くて飼っていた部分も有ります。
それが、きっかけは分からないのですが、高校くらいから段々と嫌になって、大学卒業後は見るのも嫌になってしまいました。今ではニョロニョロ動いてるのを見ると、それがテレビでもゾッとします。
不思議ですなあ、トカゲ、カエル、蜘蛛は全く平気なんですよ。ウナギやアナゴは大好物です。こういう生理は何とも説明がつきませんよ。
ところで尺八の音で嫌悪感を持つ事って有りませんか? ヘタクソな人の音ではないですよ。バイオリンの習いたてのキーキーいう音とか尺八の風ばかりの音とかは別にして、自分で出した音ですよ。ナンダト「オマエの音は全部だ」と、頼みますよ、オレを怒らせるな。もう65、残りの人生できるだけ不快な思いはしたくない。
前は良い音と心に思い描いて、そのつもりで演奏して、後で渡されたテープを聞いて、恥ずかしさというより自己嫌悪に陥る音ってないですか?
坂田誠山先生や青木鈴慕先生の尺八に憧れて、それなりに真似て、自己満足していて、頻繁に演奏会にかけていて、それである時をきっかけに嫌で堪らなくなる。そういう音とかフレーズ処理とか有りませんかね。
木枯し 都山流本曲は基本的に好きではありませんが、『木枯し』は好きです。学生時代に坂田先生が「自分だったらこう吹く」というのを稽古中に聴かせてくれました。それを真似して吹いて、自分では自慢に思っていましたが、ある時に、似ても似つかない『猿まね」だと気がつき、それ以来は吹けなくなりました。契機はある人に「怪談のヒュ~ドロドロみたいだ」と言われてからです。
跳ね ひとっころ古曲で「跳ね」を使っていました。ツ~と吹いていて最後をレッ、チ~と吹いていてハッと跳ね上げる、通称「シャックリ」ですよ。横山勝也先生に「アナタのはヒドイね」と万座の中で言われて、後でテープ採りして聴いて、もう出来なくなりました。
イチイチ挙げきれないですよ。
どうしてイヤだと感じるとトコトン嫌になるんですかね?その前は別段の事は無かったのですがねえ・・・。
好き嫌い、気持ち良い悪い、これって迷路ですよね。
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