クサヤ
- 2015/11/30
- 23:17
地歌ってクサヤの干物みたいなものだと思います。好きな人には堪らないけど。こうおっしゃったのは横山勝也先生です。
私は東京生まれの東京育ちですのでクサヤは子供の時から食べていましたし、まわりに嫌いと言う人もいませんでした。高校3年の冬は毎日、弁当にメシとクサヤを一枚持って行って、昼になると石炭ダルマストーブで温めて食べていました。クラスメートは「クセェ、クセェ」と言っていましたが、誰もヤメロと言わなかったのは皆東京人でクサヤが好きだったからです。
クサヤは私のランクでベスト5に入る好きな食べ物で高校時代は毎日のように夜食に茶漬けにして食べていました。
大学に入って、初めてクサヤが特殊あるいはゲテモノにあたるモノだと知りました。法政は地方出身者が多く、最初は食べられなかった者が多かったのが、私と居酒屋に行って熱燗で一杯やってるうちにダイタイの者が好きになりました。
地歌がクサヤのようなモノかどうかは別として、子供の時から聞いていない私には最初苦痛でした。慣れたらイヤではなくなりましたが、本当の事を言って今でも積極的に聴きたい音楽ではありません。マアこれはこれで良いかなと思う程度です。特に尺八で青木鈴慕、山口五郎、そして糸方の名人達の演奏に接しられなくなった現在はましてそうです。
今の尺八による三曲合奏って、はっきり言って洋楽ですよね。それが悪いって言ってるんじゃないですよ、時代とともに音程でも感覚でも変化していって当然です。青木師匠や山本邦山先生にしたところで私の若い頃には「全然邦楽みたいじゃない」と言ってた前の時代の人達がいましたし、米谷さんも「民謡ではなく唱歌だ」と言われていましたもの・・・。
人って生きてきた時代、さらに言えば青年期までに体験したことを無意識にスタンダードにしているような気がします。ですから今の尺八による三曲ってあまり好きじゃないんです。
クサヤも今はあまり食べていません。理由は誰にでも食べやすいようにソフトになったから。昔有ったようなモノは今はナカナカ手に入らないです。
クサヤの好きな人って、味が良いから臭いを我慢して食べているんじゃないですぜ。臭いも大好きなんです。臭いも味も薄めたクサヤなんぞ食べたくないですな。
私は東京生まれの東京育ちですのでクサヤは子供の時から食べていましたし、まわりに嫌いと言う人もいませんでした。高校3年の冬は毎日、弁当にメシとクサヤを一枚持って行って、昼になると石炭ダルマストーブで温めて食べていました。クラスメートは「クセェ、クセェ」と言っていましたが、誰もヤメロと言わなかったのは皆東京人でクサヤが好きだったからです。
クサヤは私のランクでベスト5に入る好きな食べ物で高校時代は毎日のように夜食に茶漬けにして食べていました。
大学に入って、初めてクサヤが特殊あるいはゲテモノにあたるモノだと知りました。法政は地方出身者が多く、最初は食べられなかった者が多かったのが、私と居酒屋に行って熱燗で一杯やってるうちにダイタイの者が好きになりました。
地歌がクサヤのようなモノかどうかは別として、子供の時から聞いていない私には最初苦痛でした。慣れたらイヤではなくなりましたが、本当の事を言って今でも積極的に聴きたい音楽ではありません。マアこれはこれで良いかなと思う程度です。特に尺八で青木鈴慕、山口五郎、そして糸方の名人達の演奏に接しられなくなった現在はましてそうです。
今の尺八による三曲合奏って、はっきり言って洋楽ですよね。それが悪いって言ってるんじゃないですよ、時代とともに音程でも感覚でも変化していって当然です。青木師匠や山本邦山先生にしたところで私の若い頃には「全然邦楽みたいじゃない」と言ってた前の時代の人達がいましたし、米谷さんも「民謡ではなく唱歌だ」と言われていましたもの・・・。
人って生きてきた時代、さらに言えば青年期までに体験したことを無意識にスタンダードにしているような気がします。ですから今の尺八による三曲ってあまり好きじゃないんです。
クサヤも今はあまり食べていません。理由は誰にでも食べやすいようにソフトになったから。昔有ったようなモノは今はナカナカ手に入らないです。
クサヤの好きな人って、味が良いから臭いを我慢して食べているんじゃないですぜ。臭いも大好きなんです。臭いも味も薄めたクサヤなんぞ食べたくないですな。
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