紅葉のうつろい
- 2015/12/07
- 22:25
今夜、中国地方の展示会から5日ぶりに帰ってきました。途中、東海地方の紅葉の名所として知られる香嵐渓に寄ってきました。古い町並みで売っている足助に有りますが、あれではリピーターを期待できないですね。
香嵐渓で客を呼べるのは、秋のほんの1ヶ月ほどですし、本当に足助に古い町並みでも残っていれば一年を通して観光客を呼べるのですがね。あれではチョット無理が有りますね。
ところでリピーターを期待できないということでは尺八もたいしたもんです。演奏会に来てくれた人の半分は義理、そしてあと半分はオベンキョウ、惰性、人情などとりどりですが、理由の詮索より、ともかくも来てくださった人をガチで再度呼べない世界に明日が有ると思いますか?
さて、尺八の売りは「伝統」ですが、今の時代は「伝統」という言葉が値打ちを持たなくなって久しいですね。古いもの、イカガワシイモノ、値打ちの無いモノを売る場合の言葉、そういうのが一般的なイメージではないですか。
これから東京オリンピックまでの5年間は、「伝統」というものに、ともかくも政府による追い風が吹くことはほぼ間違いない。でも、その風の吹く業界はどういうものかダイタイ見当がつく段階になりました。国際性と市場性の無いものには吹かない。尺八には追い風になりますが、伝統尺八界には決して風は吹かない。京都には大いに吹くが足助には吹かない。
「伝統」というものは、努力し新たにお金をかけて磨き直し、本当は伝統でなくして、それで口だけは「伝統」と言はないものには未来は無いのです。
香嵐渓で客を呼べるのは、秋のほんの1ヶ月ほどですし、本当に足助に古い町並みでも残っていれば一年を通して観光客を呼べるのですがね。あれではチョット無理が有りますね。
ところでリピーターを期待できないということでは尺八もたいしたもんです。演奏会に来てくれた人の半分は義理、そしてあと半分はオベンキョウ、惰性、人情などとりどりですが、理由の詮索より、ともかくも来てくださった人をガチで再度呼べない世界に明日が有ると思いますか?
さて、尺八の売りは「伝統」ですが、今の時代は「伝統」という言葉が値打ちを持たなくなって久しいですね。古いもの、イカガワシイモノ、値打ちの無いモノを売る場合の言葉、そういうのが一般的なイメージではないですか。
これから東京オリンピックまでの5年間は、「伝統」というものに、ともかくも政府による追い風が吹くことはほぼ間違いない。でも、その風の吹く業界はどういうものかダイタイ見当がつく段階になりました。国際性と市場性の無いものには吹かない。尺八には追い風になりますが、伝統尺八界には決して風は吹かない。京都には大いに吹くが足助には吹かない。
「伝統」というものは、努力し新たにお金をかけて磨き直し、本当は伝統でなくして、それで口だけは「伝統」と言はないものには未来は無いのです。
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