漫画
- 2015/12/09
- 21:34
少年時代は誰でも一度は漫画家に憧れるんではないですかね。私達の子供の頃は『サンデー』、『マガジン』、『ジャンプ』といった週刊誌はまだ無くて、月刊誌が花盛りでした。『少年画報』、『少年クラブ』、『ぼくら』、『日の丸』、『少年』、『漫画王』、『冒険王』。ざっと思い出しただけで、すぐこれだけ挙がります。どうです、良く憶えているでしょう。これも学校の勉強をイッサイやらず、毎日遊びほうけていたおかげです。本当、得したなあ・・・。学校の勉強をしなくて損したことって無いですもんね。
漫画には、それとは別に貸本漫画というものが有りました。このジャンルの人は雑誌に画いていた人みたいには恵まれた生活が出来ませんでしたが、それでも、この貸本漫画家の中からも後に雑誌に出て行ってビッグになった人もいます。水木しげる、白土三平、水島新司そして『子連れ狼』で知られた小島剛夕なんかがそうです。やはり、こういう人達は貸本時代から際立って面白ろかったですよ。
私は漫画家になりたかったわけではありませんが、妙に縁は有るようです。母の妹の御主人は売れない漫画家でした。昔テレビが白黒だった時ですが、コマーシャルに動画が流れると「オジさんの画いた漫画だ」と誇らしい思いになったものです。
同じく売れない姪は、それでも「ちばてつや賞」を受賞していますし、また友人に単行本八百万部で映画化された大ヒット作を持つ有名漫画家がいます。HKさんですが、私が脳梗塞から復帰する時「ガンバレ」とスケッチボードに私の漫画を描いてくれました。私はそのボードでリハビリの意味で本を一冊書きました。『60才から出来る尺八でメシを喰う方法』がそうです。おかげで左手で見事な字が書けるようになりました。
漫画はもはや専門性を持った人達が分業で製作するプロダクツです。事情を聞くと雑誌は個人では無理ですね。極端に言うと作家は「ネーム」だけの場合すら有るようです。アニメは誰でも個人芸では出来ないと分かりますが、それが正しいかどうかではなく、高度な完成度を要求されると物理的にも能力的にもそうしないと出来ないのです。
尺八もいわば職人芸として個人でやるジャンルは勿論大切ですが、それと同時に分業にしなくては大きな世界で戦えません。営業のプロ、情報通、プロデューサーあるいは演出家は、もうすぐにでも必要です。
特に、これから世界やメジャーに出ていく可能性の有る尺八には必要なのです。
もう20年前にもなりますが、芸術文化振興法が成立した時に文化庁がわざわざ邦楽界の為に説明会を開いてくれました。その時に文化庁の役人さんが繰り返し述べていたことです。「皆さん、せっかく予算がついたのですから是非利用してください。早い者勝ちなので伝統文化にたずさわる皆さんがご利用しないでいると、他の分野の人にとられますよ。それが残念だからこそ、こうして使い方をご説明しているんです」
案の定、『暖簾に腕押し」、折角の文化庁の好意も邦楽界は聞き流しですね。まあ良いでしょう。オチブレル世界はそのオチブレルにふさわしい理由が有るのです。この時に演劇やメジャーな音楽畑のように営業や渉外の専門家がいたら、チョットではなくダイブ違っていたでしょうね。
私はと言えば、そういった点では邦楽の人達を諦めています。ですから自分の思う様に勝手にやるのです。
漫画には、それとは別に貸本漫画というものが有りました。このジャンルの人は雑誌に画いていた人みたいには恵まれた生活が出来ませんでしたが、それでも、この貸本漫画家の中からも後に雑誌に出て行ってビッグになった人もいます。水木しげる、白土三平、水島新司そして『子連れ狼』で知られた小島剛夕なんかがそうです。やはり、こういう人達は貸本時代から際立って面白ろかったですよ。
私は漫画家になりたかったわけではありませんが、妙に縁は有るようです。母の妹の御主人は売れない漫画家でした。昔テレビが白黒だった時ですが、コマーシャルに動画が流れると「オジさんの画いた漫画だ」と誇らしい思いになったものです。
同じく売れない姪は、それでも「ちばてつや賞」を受賞していますし、また友人に単行本八百万部で映画化された大ヒット作を持つ有名漫画家がいます。HKさんですが、私が脳梗塞から復帰する時「ガンバレ」とスケッチボードに私の漫画を描いてくれました。私はそのボードでリハビリの意味で本を一冊書きました。『60才から出来る尺八でメシを喰う方法』がそうです。おかげで左手で見事な字が書けるようになりました。
漫画はもはや専門性を持った人達が分業で製作するプロダクツです。事情を聞くと雑誌は個人では無理ですね。極端に言うと作家は「ネーム」だけの場合すら有るようです。アニメは誰でも個人芸では出来ないと分かりますが、それが正しいかどうかではなく、高度な完成度を要求されると物理的にも能力的にもそうしないと出来ないのです。
尺八もいわば職人芸として個人でやるジャンルは勿論大切ですが、それと同時に分業にしなくては大きな世界で戦えません。営業のプロ、情報通、プロデューサーあるいは演出家は、もうすぐにでも必要です。
特に、これから世界やメジャーに出ていく可能性の有る尺八には必要なのです。
もう20年前にもなりますが、芸術文化振興法が成立した時に文化庁がわざわざ邦楽界の為に説明会を開いてくれました。その時に文化庁の役人さんが繰り返し述べていたことです。「皆さん、せっかく予算がついたのですから是非利用してください。早い者勝ちなので伝統文化にたずさわる皆さんがご利用しないでいると、他の分野の人にとられますよ。それが残念だからこそ、こうして使い方をご説明しているんです」
案の定、『暖簾に腕押し」、折角の文化庁の好意も邦楽界は聞き流しですね。まあ良いでしょう。オチブレル世界はそのオチブレルにふさわしい理由が有るのです。この時に演劇やメジャーな音楽畑のように営業や渉外の専門家がいたら、チョットではなくダイブ違っていたでしょうね。
私はと言えば、そういった点では邦楽の人達を諦めています。ですから自分の思う様に勝手にやるのです。
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