血液型
- 2016/01/19
- 22:36
血液型はなんですか?これって今では挨拶のようなモノらしいんですわ。何とかで人の性格や運命が分かる。そんなアホなと言っても、その類のヨタ話の中で血液型に関する迷説にはある程度のファンがいるようです。ちょっと信じられないことに本気にしてるヤツだっています。私の大学の同期のヤツも一時は信じていました。そいつはモチロン自分の名前を漢字で書けます。そ、そうだよな?古市、年賀状だって毎年来てるもんな。
私は血液型を聞かれても何てことないですから、真面目に答えますが、人によっては嫌がります。小野衛先生は邦楽ジャーナルのインタビューで血液型を聞かれ激怒しました。「何でそんなクダラナイ事を聞くんだ」、「これって軽い挨拶のようなものですよ」、「邦楽と関係無いそんな事を聞くものでは無い」、マアこんな調子です。別に怒るほどの事じゃないのに・・・。
それって、もしかして東大物理学科卒と関係有る?
小野先生は宮城道雄の娘婿で、一時は後継者ともくされていた方です。宮城道雄死後のゴタゴタの経緯は差しさわりが有ると言うワケではないですが、マダ言いずらいです。ともかく宮城を出て創明音楽会を結成しました。
法政大学三曲会は箏三弦を1970年以来、創明の藤田都志先生に指導していただいていた関係で、私もお目にかかっていますし、舞台をご一緒したことも何回か有ります。
小野先生は箏曲家ですが、尺八も吹くんですよ。青木、山本といった大名人を聴いた我々ですから、流石に感激はしませんが、「初鶯」なんか聴くと良い尺八だと心に入ります。
たとえば宮田耕八朗さんが吹いたとしたら音程もリズムも箏とピッタリの演奏をしますでしょう、それが小野先生となると尺八がフラつくのです。そして、それが実に良い。音源はさほど苦労せずに見つかりますから、是非興味が有れば聴いてみて下さい。尺八の場合、音程やテンポがふらつく演奏は珍しくないどころか、その方が圧倒的多数ですが、それとは全く違った演奏です。
血液型を聞かれて怒るようなガチガチ一方でも無く、こういう具合に遊べる方でもあるのです。厳しい人でしたが、大学の後輩の女の子が「是非私達の大学の定期演奏会に来てください」と言ったら本当に来てくれました。ビックリしましたよ。ロビーに痩せた長身の御老人が速足で入って来て・・・。
「今日はまたどうして?」、「だって瀬尾さんに来てくれと言われたから」。瀬尾というのは藤田先生亡き後、ウチの大学を指導している田村史子です。
それにしても、もっと小野先生に宮城道雄について聞いておけば良かった。若い頃はいろんな方にお話しを聞かせていただいたものです。宮城道雄に関しても、宮城喜代子先生とは恐れ多くて、ついに親しく御話させていただく機会が有りませんでしたが、森雄士先生でしょ、松尾恵子先生でしょ、藤井久仁江先生にもお聞きしましたよ。
邦楽家の場合、特に大社中を形成した大家になると後継が祭り上げますので公式的な事しか語られません。はっきり言って良い事だけです。いくら大家でも邦楽ですから、外部のレポーターの興味をひきませんや。
今のうちに邦楽ジャーナルあたりで周辺記録をストックしては・・・。その分には、血液型だって聞いて良いと思うのですが。
私は血液型を聞かれても何てことないですから、真面目に答えますが、人によっては嫌がります。小野衛先生は邦楽ジャーナルのインタビューで血液型を聞かれ激怒しました。「何でそんなクダラナイ事を聞くんだ」、「これって軽い挨拶のようなものですよ」、「邦楽と関係無いそんな事を聞くものでは無い」、マアこんな調子です。別に怒るほどの事じゃないのに・・・。
それって、もしかして東大物理学科卒と関係有る?
小野先生は宮城道雄の娘婿で、一時は後継者ともくされていた方です。宮城道雄死後のゴタゴタの経緯は差しさわりが有ると言うワケではないですが、マダ言いずらいです。ともかく宮城を出て創明音楽会を結成しました。
法政大学三曲会は箏三弦を1970年以来、創明の藤田都志先生に指導していただいていた関係で、私もお目にかかっていますし、舞台をご一緒したことも何回か有ります。
小野先生は箏曲家ですが、尺八も吹くんですよ。青木、山本といった大名人を聴いた我々ですから、流石に感激はしませんが、「初鶯」なんか聴くと良い尺八だと心に入ります。
たとえば宮田耕八朗さんが吹いたとしたら音程もリズムも箏とピッタリの演奏をしますでしょう、それが小野先生となると尺八がフラつくのです。そして、それが実に良い。音源はさほど苦労せずに見つかりますから、是非興味が有れば聴いてみて下さい。尺八の場合、音程やテンポがふらつく演奏は珍しくないどころか、その方が圧倒的多数ですが、それとは全く違った演奏です。
血液型を聞かれて怒るようなガチガチ一方でも無く、こういう具合に遊べる方でもあるのです。厳しい人でしたが、大学の後輩の女の子が「是非私達の大学の定期演奏会に来てください」と言ったら本当に来てくれました。ビックリしましたよ。ロビーに痩せた長身の御老人が速足で入って来て・・・。
「今日はまたどうして?」、「だって瀬尾さんに来てくれと言われたから」。瀬尾というのは藤田先生亡き後、ウチの大学を指導している田村史子です。
それにしても、もっと小野先生に宮城道雄について聞いておけば良かった。若い頃はいろんな方にお話しを聞かせていただいたものです。宮城道雄に関しても、宮城喜代子先生とは恐れ多くて、ついに親しく御話させていただく機会が有りませんでしたが、森雄士先生でしょ、松尾恵子先生でしょ、藤井久仁江先生にもお聞きしましたよ。
邦楽家の場合、特に大社中を形成した大家になると後継が祭り上げますので公式的な事しか語られません。はっきり言って良い事だけです。いくら大家でも邦楽ですから、外部のレポーターの興味をひきませんや。
今のうちに邦楽ジャーナルあたりで周辺記録をストックしては・・・。その分には、血液型だって聞いて良いと思うのですが。
スポンサーサイト