長い挨拶
- 2016/02/07
- 16:15
15年前ですが、息子が中学の卒業式から帰って来て、ブータレていましたわ。来賓が次々と出てきて長い挨拶をした人もいたそうです。同級生数人と私の家で息巻いていましたので、叱りました。
お前たちの中に男はいないのか、男は。もう卒業だぞ、何も怖くないだろうが、立ち上がって、「ゴミみたいな挨拶は止めて下さい」、そう言えば良かっただろうが。家に帰ってきてブツブツ言うんじゃあない。
成人式で騒ぐ奴も問題ですよ、けど、ゴミみたい、いやゴミ以下の挨拶を延々とやる、町会議員とかもいけませんや。黙って聞いている若い者も日本の将来を危ぶませますが、真面目に聞いてやろうという気持ちを失わせる長い挨拶も困りものですぜ。
ダイタイ結婚式とかパーティーは2時間少々の予定しか無いんですわ。そこで30分、酷いのになると40分も来賓挨拶をやる人がいます。
これって何ですか?私は関わりあいになりたくないので黙っていますが、日本以外だったら止める人がいるだろう。まったく、男はいねえのか・・・。
20年ばかり前の日本三曲協会の新年会です。挨拶する来賓は3人と決まっていますが、そこで25分も一人で喋った邦楽学者がいましたね。その場では、誰も何も言いませんでしたが、さすがに後で問題になったとみえて、翌年は挨拶人は違う人がやりました。パーティーの挨拶なんて邦楽家は聞いてはいても憶えちゃいませんぜ、無駄無駄。
同じ頃、都山流が大挙してシンガポールで演奏会をやったことが有ります。お膳立ては、シンガポール在住の上野宏秀山さん。この方は慶応大学から商社に入り、企画会議で自分の意見が取り上げられなかったのを機に独立。シンガポールに移住して、得意の英語力を生かして大成功した凄い人です。南洋大学を拠点に数十人の尺八吹きを作りました。
こういう方だけに土姓骨が硬い。演奏会の前に、当時の理事長・高平艟山先生が長々と挨拶をしたところ、途中で登壇して遮りました。演奏会後に高平先生に呼びつけられて、コッピドク叱られましたが、相手は上野宏秀山です、蚊に刺されたほどにも感じませんや。
事前に話せば分かってもらえる事が多いんですよ。来賓挨拶に立つほどの人ですから、その時点ではともかく、若い時はキレモノとして名を成していたんですから。
私もピアニストがメインの百人ほどの演奏会で、その前として酒井竹保先生が「虚鈴」を吹く予定だったので、危惧しました。御伺いするとと18分かかるとの事ですもの。
主催者に言いましたよ。「来ている人はピアノの愛好家ばっかだぜ、(女優の中野良子さんもいましたな)、そこで尺八を18分も吹かれたら文句が出るんじゃねえの。ここは頼んで短くしていただこう」 そこで私が鈴を付ける役を頼まれて、酒井先生にお願いして、快く御承知いただきました。
結果。尺八を18分吹いて案の定、憤激をかいました。
「芸術文化振興法」が成立したお祝いのパーティでした。当時は国会議員で今は昭和音楽大学の副学長をしている、尺八を含めた笛キチガイの簗瀬進さんの挨拶。「挨拶は短く、芸術は長く、愛情は永遠に」。これで終わりです。見事。
お前たちの中に男はいないのか、男は。もう卒業だぞ、何も怖くないだろうが、立ち上がって、「ゴミみたいな挨拶は止めて下さい」、そう言えば良かっただろうが。家に帰ってきてブツブツ言うんじゃあない。
成人式で騒ぐ奴も問題ですよ、けど、ゴミみたい、いやゴミ以下の挨拶を延々とやる、町会議員とかもいけませんや。黙って聞いている若い者も日本の将来を危ぶませますが、真面目に聞いてやろうという気持ちを失わせる長い挨拶も困りものですぜ。
ダイタイ結婚式とかパーティーは2時間少々の予定しか無いんですわ。そこで30分、酷いのになると40分も来賓挨拶をやる人がいます。
これって何ですか?私は関わりあいになりたくないので黙っていますが、日本以外だったら止める人がいるだろう。まったく、男はいねえのか・・・。
20年ばかり前の日本三曲協会の新年会です。挨拶する来賓は3人と決まっていますが、そこで25分も一人で喋った邦楽学者がいましたね。その場では、誰も何も言いませんでしたが、さすがに後で問題になったとみえて、翌年は挨拶人は違う人がやりました。パーティーの挨拶なんて邦楽家は聞いてはいても憶えちゃいませんぜ、無駄無駄。
同じ頃、都山流が大挙してシンガポールで演奏会をやったことが有ります。お膳立ては、シンガポール在住の上野宏秀山さん。この方は慶応大学から商社に入り、企画会議で自分の意見が取り上げられなかったのを機に独立。シンガポールに移住して、得意の英語力を生かして大成功した凄い人です。南洋大学を拠点に数十人の尺八吹きを作りました。
こういう方だけに土姓骨が硬い。演奏会の前に、当時の理事長・高平艟山先生が長々と挨拶をしたところ、途中で登壇して遮りました。演奏会後に高平先生に呼びつけられて、コッピドク叱られましたが、相手は上野宏秀山です、蚊に刺されたほどにも感じませんや。
事前に話せば分かってもらえる事が多いんですよ。来賓挨拶に立つほどの人ですから、その時点ではともかく、若い時はキレモノとして名を成していたんですから。
私もピアニストがメインの百人ほどの演奏会で、その前として酒井竹保先生が「虚鈴」を吹く予定だったので、危惧しました。御伺いするとと18分かかるとの事ですもの。
主催者に言いましたよ。「来ている人はピアノの愛好家ばっかだぜ、(女優の中野良子さんもいましたな)、そこで尺八を18分も吹かれたら文句が出るんじゃねえの。ここは頼んで短くしていただこう」 そこで私が鈴を付ける役を頼まれて、酒井先生にお願いして、快く御承知いただきました。
結果。尺八を18分吹いて案の定、憤激をかいました。
「芸術文化振興法」が成立したお祝いのパーティでした。当時は国会議員で今は昭和音楽大学の副学長をしている、尺八を含めた笛キチガイの簗瀬進さんの挨拶。「挨拶は短く、芸術は長く、愛情は永遠に」。これで終わりです。見事。
スポンサーサイト