写真記憶
- 2016/03/14
- 09:45
昨夜、展示会から帰って来てテレビを見ていました。録画かどうかは分かりませんが、東大生の女子が出てきて、テレビ局の用意した一枚の資料を10秒弱見ていて、それを復唱してみせました。これは対象を脳内の写真で撮って後で見るらしいのです。こういうのは特殊能力として存在するらしいのです。
分かる。この女子ほどのレベルでは無いですが、私の次男もそうですから。次男が中学高校の時にテストになると「一夜ズケ」で、椅子に座って教科書を拡げて眺めるだけ。それで試験の成績だけは良かったのです。初めて目撃した時、家内は驚いていましたが、結果が出ているからには信じるしかありません。
高校時代、学校を中退してプロのギタリストになると言って家内を歎かせましたが、結局大学に進学しまして、プロのギタリストにはなりませんでした。正解ですよ。いくら音感の良い家内の子でも私の音痴遺伝子も半分持っているんですもの・・・。
記憶というのは不思議なモノです。誰でも自分にとって印象強いシーンが記憶として強く残っており、同じ場面にいた別の人は全く記憶していないという事が有ります。
一例を挙げましょう。学食の寿司を盗み食いした後輩から「自分はそんな事をしていない」と抗議のメールが来ましたが、分かる、分かるぞ、分かりますとも。どこに出ても恥ずかしくない常識人のオイラには衝撃的な事件でも、オメエには日常茶飯だもんな・・・。
また記憶力にも無数のタイプが有ります。憶えるのに長けている人、憶える力は大したことが無くても忘れない人、記憶が年表状になっていて時系列がハッキリしている、あるいは時間的には整理されていないけど事象に関しては細部まで記憶しているタイプとか。
こういう事が分からなかった若い時は、「そんな事は無かった、嘘を言うな」、「なにいー、記憶力の悪いヤツだな」。とかの言い合いは誰しもしたでしょう・・・。
昔、田嶋直士さんが驚いていました。野坂恵子(操寿)さんは譜面を頭の写真にとって後で見ることが出来るらしいのです。青木鈴慕先生は同様の人として芝祐靖さんを挙げていました。
この種の人達は洋楽ではかなり存在しているらしいのです。昔、私がファンクラグに入っていたハンガリー人ピアニストも一度弾いた曲は忘れないと言っていました。私のような凡人にはチョット理解の遠のく話ですが、実例は幾つも目撃しています。
尺八界では見聞きしたことは無いですが、それが今現在の尺八界の現実と認識するにしても、あまり心配することは無いと聞きます。
絶対音感についても、「有るとマイナスになることも多い」と聞きました。数値的音程と感覚的音程は別なので、「絶対音感」はかえって邪魔になることも有ると言います。
私の30代の頃、ほんの短い期間付き合った友人ですが、絶対音感も有りましたし、ナルホド一度聴いた曲は憶えられたみたいです。でもそれでどうといったことはありませんでしたし、それ以外では一種の「無能力者」で、今はどうしているか分かりません。
でも私には良く分かりません。現実世界で仕事している以上は、尺八家も総合力であるにしても、こういう「特殊能力」も無いよりは有った方が良いと思うのですが・・・。
分かる。この女子ほどのレベルでは無いですが、私の次男もそうですから。次男が中学高校の時にテストになると「一夜ズケ」で、椅子に座って教科書を拡げて眺めるだけ。それで試験の成績だけは良かったのです。初めて目撃した時、家内は驚いていましたが、結果が出ているからには信じるしかありません。
高校時代、学校を中退してプロのギタリストになると言って家内を歎かせましたが、結局大学に進学しまして、プロのギタリストにはなりませんでした。正解ですよ。いくら音感の良い家内の子でも私の音痴遺伝子も半分持っているんですもの・・・。
記憶というのは不思議なモノです。誰でも自分にとって印象強いシーンが記憶として強く残っており、同じ場面にいた別の人は全く記憶していないという事が有ります。
一例を挙げましょう。学食の寿司を盗み食いした後輩から「自分はそんな事をしていない」と抗議のメールが来ましたが、分かる、分かるぞ、分かりますとも。どこに出ても恥ずかしくない常識人のオイラには衝撃的な事件でも、オメエには日常茶飯だもんな・・・。
また記憶力にも無数のタイプが有ります。憶えるのに長けている人、憶える力は大したことが無くても忘れない人、記憶が年表状になっていて時系列がハッキリしている、あるいは時間的には整理されていないけど事象に関しては細部まで記憶しているタイプとか。
こういう事が分からなかった若い時は、「そんな事は無かった、嘘を言うな」、「なにいー、記憶力の悪いヤツだな」。とかの言い合いは誰しもしたでしょう・・・。
昔、田嶋直士さんが驚いていました。野坂恵子(操寿)さんは譜面を頭の写真にとって後で見ることが出来るらしいのです。青木鈴慕先生は同様の人として芝祐靖さんを挙げていました。
この種の人達は洋楽ではかなり存在しているらしいのです。昔、私がファンクラグに入っていたハンガリー人ピアニストも一度弾いた曲は忘れないと言っていました。私のような凡人にはチョット理解の遠のく話ですが、実例は幾つも目撃しています。
尺八界では見聞きしたことは無いですが、それが今現在の尺八界の現実と認識するにしても、あまり心配することは無いと聞きます。
絶対音感についても、「有るとマイナスになることも多い」と聞きました。数値的音程と感覚的音程は別なので、「絶対音感」はかえって邪魔になることも有ると言います。
私の30代の頃、ほんの短い期間付き合った友人ですが、絶対音感も有りましたし、ナルホド一度聴いた曲は憶えられたみたいです。でもそれでどうといったことはありませんでしたし、それ以外では一種の「無能力者」で、今はどうしているか分かりません。
でも私には良く分かりません。現実世界で仕事している以上は、尺八家も総合力であるにしても、こういう「特殊能力」も無いよりは有った方が良いと思うのですが・・・。
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