女子十二楽坊
- 2016/04/07
- 21:53
かつて中国人の女子ばかり集めた女子十二楽坊が日本でも大人気でしたね。もう十年くらい前になります。中国やアジアの伝統楽器ばかりの編成で、曲は現代曲が中心、強いて言うとフュージョンですかね。それに中国の伝統音楽の雰囲気を入れていました。
この楽団の特徴としては美人ばかりで構成されているという事です。ここが肝心なところで、こういう事ではキレイゴトを言ってもはじまりません。女子十二楽坊のプロデューサーだった王暁京もハッキリ言っています。言うまでもないこと、そうでなくて商売になるもんか。
この種のことは誰でも思いつくので、邦楽でもアイデアとしては、女子十二楽坊の出る十年以上も前から出ていました。ミメ麗しい女性ばかりで7,8人の和楽器だけのグループを創る。
バブルの頃でしたら十分にビジネスとして成立したでしょう。一人あたりのギャラを当初は1公演2万くらいに抑えて予備メンバーと併せて10人くらいなら、「売り総額50万」に設定できます。
それで営業にかかれば初期段階では成功したと思います。ギャラの不満、路線や音楽性の違い、あるいはグループ内での人間関係のトラブル、こういった問題が出てくるのは、しばらく後です。その時点で営業が息切れしていなければ、売値もアップでギャラ配分も多くなっていますし、路線に不満を持つメンバーを入れ替えることも出来ます。
売るためには、イチに外見、二に技術、サン、シも外見、ゴに曲。
もっともハリキッテ古典や現代邦楽をたくさん入れれば総ててはブチコワシになります。
日本や古典音楽の雰囲気は何より大切な「売り物」です。でもモロでは駄目なの。サン、シも外見といったでしょう。
これをアイデアだけに終わらせたのは私を含めて邦楽界の人間のリキの無さです。私は、もうその時点では目が廻るほど忙しかったのは事実ですが、やろうと思えば芸能事務所や友人の大学経営者に話を持って行くくらいの事は出来たはずです。芸術大学でしたから、そこで初期メンバーも募れたはずです。
20年以上前ですから、強いて難点を探すと、その頃では若くて美人で尺八の上手な女性を探すのが難しかったかも知れません。
駄目でしたねえ、邦楽界って。私だってそうですが、ようするに実行力が無いんですわ。金もカオも無いし。
もっとも女子十二楽坊をプロデュースしていた事務所は、宣伝費や営業経費のかけすぎで倒産しましたが、それはそれ・・・。
今になれば和楽器バンドで成功例が出来ましたし、アニソン、ゲーム音楽という方向にも向かえますので、これから和楽器も大きな展開を始めます。
この時代になると若くて可愛い女性尺八家だって何人もいますね。もう「本格派志向」ばかりでは生きられないと考える人だって珍しくないはずです。尺八、邦楽、その前には、これまで想像もしなかった未来形が姿を現しはじめました。
この楽団の特徴としては美人ばかりで構成されているという事です。ここが肝心なところで、こういう事ではキレイゴトを言ってもはじまりません。女子十二楽坊のプロデューサーだった王暁京もハッキリ言っています。言うまでもないこと、そうでなくて商売になるもんか。
この種のことは誰でも思いつくので、邦楽でもアイデアとしては、女子十二楽坊の出る十年以上も前から出ていました。ミメ麗しい女性ばかりで7,8人の和楽器だけのグループを創る。
バブルの頃でしたら十分にビジネスとして成立したでしょう。一人あたりのギャラを当初は1公演2万くらいに抑えて予備メンバーと併せて10人くらいなら、「売り総額50万」に設定できます。
それで営業にかかれば初期段階では成功したと思います。ギャラの不満、路線や音楽性の違い、あるいはグループ内での人間関係のトラブル、こういった問題が出てくるのは、しばらく後です。その時点で営業が息切れしていなければ、売値もアップでギャラ配分も多くなっていますし、路線に不満を持つメンバーを入れ替えることも出来ます。
売るためには、イチに外見、二に技術、サン、シも外見、ゴに曲。
もっともハリキッテ古典や現代邦楽をたくさん入れれば総ててはブチコワシになります。
日本や古典音楽の雰囲気は何より大切な「売り物」です。でもモロでは駄目なの。サン、シも外見といったでしょう。
これをアイデアだけに終わらせたのは私を含めて邦楽界の人間のリキの無さです。私は、もうその時点では目が廻るほど忙しかったのは事実ですが、やろうと思えば芸能事務所や友人の大学経営者に話を持って行くくらいの事は出来たはずです。芸術大学でしたから、そこで初期メンバーも募れたはずです。
20年以上前ですから、強いて難点を探すと、その頃では若くて美人で尺八の上手な女性を探すのが難しかったかも知れません。
駄目でしたねえ、邦楽界って。私だってそうですが、ようするに実行力が無いんですわ。金もカオも無いし。
もっとも女子十二楽坊をプロデュースしていた事務所は、宣伝費や営業経費のかけすぎで倒産しましたが、それはそれ・・・。
今になれば和楽器バンドで成功例が出来ましたし、アニソン、ゲーム音楽という方向にも向かえますので、これから和楽器も大きな展開を始めます。
この時代になると若くて可愛い女性尺八家だって何人もいますね。もう「本格派志向」ばかりでは生きられないと考える人だって珍しくないはずです。尺八、邦楽、その前には、これまで想像もしなかった未来形が姿を現しはじめました。
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