闇鍋
- 2016/04/13
- 22:31
学生時代、よく他人の下宿へ行ってメシを作って食べました。うちのクラブの者はどういうわけか、もともと学食は昼飯にしか使わなかったので、夜は外食が普通でしたが、たまたま誰かが「今日は久しぶりに何か作らないか」と言い出すと、誰かの下宿で皆が集まり自炊します。
鍋が多かったですね。鍋だと失敗はないですし、人数が後から増えても何とかなりますわな。築地でスッポンを買ってきてマル鍋を作ったのは特別の場合で、鶏、豚が多かったのです。牛肉は昔は高価だったので、スキヤキも豚でやりました。
私が4年の時には芸域が上がって、当時では珍しい朝鮮焼肉(まだタレが市販されてなかった)とか握り寿司とかも作りました。
鍋で闇鍋というのが有りますな。御存知かと思いますが、材料を持ち寄って部屋を真っ暗にして食べるのです。一度自分の茶碗に入れた物は必ず食べなければいけないのがルールです。
昔はといえば、下駄の鼻緒とか藁縄とか随分とヒドイモノを入れた人がいたそうですが、私達の頃には、そういうバンカラはすたれていました。内容はしごくマトモな物で、気分だけの闇鍋を楽しんでいました。
鍋料理は材料を水炊きにして、ポン酢で食べるぶんには失敗はしたくても出来ない。何々は食べられない、他人が箸を突っ込んだ鍋を食べるのは嫌だ、そんなヤカラは法政大学三曲会にはいられず、とっくに退部しています。
何より多人数で、後から後から材料を入れていく鍋って美味しいんです。この方法で食べられない食材ってチョット考えつかないでしょう。
それが有んだよ・・・。
「答えは果物」ですって。そういうのはアンパンとかケーキと答えるのと同じキワ狙いで、初めからそういうのはパスしています。マア聞いておくんなさい。
私らがやった範囲では芋類ですよ。塩炊きとか味噌炊きだと良いのですが、そういうのは原則として学生ですからやりませんでした。ジャガイモ、サツマイモ、サトイモいずれもポン酢では合いません。
さてさて、では尺八では合わない曲とは?クラシック、ロック、ジャズ、今では尺八が持ち込まれていますが、このうちクラシックが最も合わないと思います。ジャズやロックが合うというわけではないですがね。それらはまだ展開の途中で、はっきりとした型が有るわけではないでしょう。尺八が加わって新しい境地を創れると思うのです。
でも、やってみて駄目だったからと言ってアレンジ無しに放り出すことはないですね。今、尺八は一度諦めたことを含めて、あらゆる可能性に再、再々チャレンジしている段階に入りました。
クラシックでも、たとえばベートーベンの「クロイツェルソナタ」、ピアノを箏、バイオリンを尺八に置き換えたらイイ線行くと思いませんか。
クラシックにも伝統邦楽と同じく「変わらない事に価値が有る」派がいますがね、まあ良いじゃないですか、その方の考えなんですから。でも、闇鍋は美味しいですよ。後から後から材料が加わって。合わないと思っても、ほんの少しのアレンジで良くなることだって有りますよ。
だって見えてるもん、「伝統」だけやってたら野垂れ死に。それって別に尺八だけの話では無いです。
鍋が多かったですね。鍋だと失敗はないですし、人数が後から増えても何とかなりますわな。築地でスッポンを買ってきてマル鍋を作ったのは特別の場合で、鶏、豚が多かったのです。牛肉は昔は高価だったので、スキヤキも豚でやりました。
私が4年の時には芸域が上がって、当時では珍しい朝鮮焼肉(まだタレが市販されてなかった)とか握り寿司とかも作りました。
鍋で闇鍋というのが有りますな。御存知かと思いますが、材料を持ち寄って部屋を真っ暗にして食べるのです。一度自分の茶碗に入れた物は必ず食べなければいけないのがルールです。
昔はといえば、下駄の鼻緒とか藁縄とか随分とヒドイモノを入れた人がいたそうですが、私達の頃には、そういうバンカラはすたれていました。内容はしごくマトモな物で、気分だけの闇鍋を楽しんでいました。
鍋料理は材料を水炊きにして、ポン酢で食べるぶんには失敗はしたくても出来ない。何々は食べられない、他人が箸を突っ込んだ鍋を食べるのは嫌だ、そんなヤカラは法政大学三曲会にはいられず、とっくに退部しています。
何より多人数で、後から後から材料を入れていく鍋って美味しいんです。この方法で食べられない食材ってチョット考えつかないでしょう。
それが有んだよ・・・。
「答えは果物」ですって。そういうのはアンパンとかケーキと答えるのと同じキワ狙いで、初めからそういうのはパスしています。マア聞いておくんなさい。
私らがやった範囲では芋類ですよ。塩炊きとか味噌炊きだと良いのですが、そういうのは原則として学生ですからやりませんでした。ジャガイモ、サツマイモ、サトイモいずれもポン酢では合いません。
さてさて、では尺八では合わない曲とは?クラシック、ロック、ジャズ、今では尺八が持ち込まれていますが、このうちクラシックが最も合わないと思います。ジャズやロックが合うというわけではないですがね。それらはまだ展開の途中で、はっきりとした型が有るわけではないでしょう。尺八が加わって新しい境地を創れると思うのです。
でも、やってみて駄目だったからと言ってアレンジ無しに放り出すことはないですね。今、尺八は一度諦めたことを含めて、あらゆる可能性に再、再々チャレンジしている段階に入りました。
クラシックでも、たとえばベートーベンの「クロイツェルソナタ」、ピアノを箏、バイオリンを尺八に置き換えたらイイ線行くと思いませんか。
クラシックにも伝統邦楽と同じく「変わらない事に価値が有る」派がいますがね、まあ良いじゃないですか、その方の考えなんですから。でも、闇鍋は美味しいですよ。後から後から材料が加わって。合わないと思っても、ほんの少しのアレンジで良くなることだって有りますよ。
だって見えてるもん、「伝統」だけやってたら野垂れ死に。それって別に尺八だけの話では無いです。
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