天下統一
- 2016/04/27
- 22:10
世の中は長い目で見て統一に向かうんだろうか?それとも分裂方向か?
EUなんか見ると大きくは統一方向の様に見えます。ほんの70年前まではドイツとフランスは血みどろの戦いをしてきました。あるいはポーランドにとってドイツは国中を踏みにじられた不倶戴天の相手でした。それが今は手をたずさえて新しい世界を築こうとしています。もう「シェンゲン協約」に加盟している国ならイッタン入境すれば、後は何処へ行くのも自由。EU内は通貨も共通です。かつてのヨーロッパもかなり自由度は高かったですが、それでも国を越える度に、両替してくれないコインが溜まって面倒でした。そのうちに何処のか分からなくなたりして・・・。便利になりました。
ですが、その一方でスペインでもカタロニア独立運動とかイギリスのスコットランド分離とか有りますな。旧ソ連やユーゴスラビアが幾つかの国に分かれたのは記憶に新しいですね。
紀元前3世紀に秦の始皇帝の統一が無ければ、中国もあるいはヨーロッパみたいな状態だったかも知れません。でも統一を求めたのは商人が一番強いのではないですかね。秦の天下統一の数世紀前から商業の動きは国を越えていました。斉の軽工業商品は他国に売られ、韓の弓は武器輸出の最たるものです。
日本でも信長、秀吉の統一は商人達の賛同と援助無しには難しかったでしょう。商売は基本的に自由な動きを求めるものです。
ヨーロッパやインドは細分が常態となっていますが、中国は何度か、主に南北に分かれましたが、やがて統一に向かいました。人々も「統一状態が正常」と考えていたようです。
尺八は時間と共に細分化される傾向に有ります。その一時的な逆行現象としては、明治から大正にかけての琴古流の初代川瀬順輔の川瀬派結成。昭和49年の納富寿童による荒木派再結集、童門会の結成でしょう。
けれど、川瀬派結成は、もともと存在していた琴古の独立社中を独立性を認めた上で、粗削りに纏めただけで、幾分は頼朝の天下統一に似ています。秀吉の段階にも至りません。
大組織を一から作った都山を含めて全て分裂しましたな。こういうものは細分化する運命なのでしょう。別段、商人の論理などは働かなくても、エントロピーは時間とともに増大していきます。
でも、その一方である程度の統一状態も必要だとの認識も強くなり、纏まった組織が出来る可能性も出てきました。それと7月までは詳しい事は言わない事にしていますが、巨大社中の中にあって、別の組織と部分的な連携をするという、これまででは考えられなかった事態も生じています。
勘違いは禁物です。バラバラでは出来ないイベント等の規模性を確保する為に、価値観が折り合う者同士が都合により、部分的に協力する為の組織が必要なのであり、けっして支配関係を持つものでは有りません。
カタロニアやスコットランド、ケベックだって独立したい人も孤立するつもりは毛頭無いでしょう。つまり良いとこ取りですよ。尺八もヨーロッパ、台湾、オーストラリアなどはソサエティが存在します。遅まきながら日本でもそういう動きが出てきたのは新しい時代が開かれ始めた証拠です。
EUなんか見ると大きくは統一方向の様に見えます。ほんの70年前まではドイツとフランスは血みどろの戦いをしてきました。あるいはポーランドにとってドイツは国中を踏みにじられた不倶戴天の相手でした。それが今は手をたずさえて新しい世界を築こうとしています。もう「シェンゲン協約」に加盟している国ならイッタン入境すれば、後は何処へ行くのも自由。EU内は通貨も共通です。かつてのヨーロッパもかなり自由度は高かったですが、それでも国を越える度に、両替してくれないコインが溜まって面倒でした。そのうちに何処のか分からなくなたりして・・・。便利になりました。
ですが、その一方でスペインでもカタロニア独立運動とかイギリスのスコットランド分離とか有りますな。旧ソ連やユーゴスラビアが幾つかの国に分かれたのは記憶に新しいですね。
紀元前3世紀に秦の始皇帝の統一が無ければ、中国もあるいはヨーロッパみたいな状態だったかも知れません。でも統一を求めたのは商人が一番強いのではないですかね。秦の天下統一の数世紀前から商業の動きは国を越えていました。斉の軽工業商品は他国に売られ、韓の弓は武器輸出の最たるものです。
日本でも信長、秀吉の統一は商人達の賛同と援助無しには難しかったでしょう。商売は基本的に自由な動きを求めるものです。
ヨーロッパやインドは細分が常態となっていますが、中国は何度か、主に南北に分かれましたが、やがて統一に向かいました。人々も「統一状態が正常」と考えていたようです。
尺八は時間と共に細分化される傾向に有ります。その一時的な逆行現象としては、明治から大正にかけての琴古流の初代川瀬順輔の川瀬派結成。昭和49年の納富寿童による荒木派再結集、童門会の結成でしょう。
けれど、川瀬派結成は、もともと存在していた琴古の独立社中を独立性を認めた上で、粗削りに纏めただけで、幾分は頼朝の天下統一に似ています。秀吉の段階にも至りません。
大組織を一から作った都山を含めて全て分裂しましたな。こういうものは細分化する運命なのでしょう。別段、商人の論理などは働かなくても、エントロピーは時間とともに増大していきます。
でも、その一方である程度の統一状態も必要だとの認識も強くなり、纏まった組織が出来る可能性も出てきました。それと7月までは詳しい事は言わない事にしていますが、巨大社中の中にあって、別の組織と部分的な連携をするという、これまででは考えられなかった事態も生じています。
勘違いは禁物です。バラバラでは出来ないイベント等の規模性を確保する為に、価値観が折り合う者同士が都合により、部分的に協力する為の組織が必要なのであり、けっして支配関係を持つものでは有りません。
カタロニアやスコットランド、ケベックだって独立したい人も孤立するつもりは毛頭無いでしょう。つまり良いとこ取りですよ。尺八もヨーロッパ、台湾、オーストラリアなどはソサエティが存在します。遅まきながら日本でもそういう動きが出てきたのは新しい時代が開かれ始めた証拠です。
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