一攫千金
- 2014/11/25
- 15:53
一攫千金の儲け話に乗って大損したという話が後を絶ちません。すると、その度にテレビや新聞等は「一攫千金の儲け話などは無い」とコメントしますが、その報道している人達をはじめオトナなら誰でも「一攫千金の儲け話」は実際にいくらでも存在することを知っています。
「甘い儲け話には裏が有る」と言うのは良いんですよ。ただ一括りにして「無い」と言う事は考えものだと思うのです。それだと若者の功利性や冒険心、あるいは「楽して儲けたい」という青少年の健全な志向の芽を摘み取ることになりゃしませんかね。
それより、楽して儲けた例やウラに潜むリスクを説明した方が余程世の中の為に成ると私は思います。
信じられない事ですが、連帯保証や先物取引の仕組みを理解していないオトナがまだ居るのです。
先物に手を出して会社の金を使い込み破滅した人間は私の周りにもいます。と言う事はですよ、逆に会社の金を使い込んで大儲けして、こっそり返し、何食わぬ顔をしている人だって存在すると思うんですよ。でも90パーセント以上は破滅していると思います。それはともかくとして、個人が先物で儲け難いことを知っていてやるのと仕組みを知らないでやるのとでは違うと思うんです。
20年くらい前ですかね、日産自動車の社長になったカルロス・ゴーンがテレビに生出演して「日本人に欠けているのは赤信号を自己責任で渡ることだ」と言って、久米宏が慌てて遮りましたが、賛同する人、反対の意見をお持ちの方、それぞれ自分の良いと思う方を自己責任で選択すれば良いことだと思います。
たとえばマルチの相談をされたとしますー 厚さ1ミリの紙も38回折れば月にとどく。この自明の理からも、遅かれ早かれマルチが破たんすることは常識ですが、初期会員が後から加わった会員のお金を山分けするのが「マルチのキモ」である以上、初期会員になれば儲けられる、あとは本人の哲学しだいです。今のマルチはネズミ講の様な単純なものではありませんから、面白半分に私もよく説明会に行きますが、絶対にやりません。
ところで尺八で「一攫千金」は有るものでしょうか? 無かったらこんな記事をわざわざ書きませんわね。残念ながら過去形ですが、昭和30年代の後半から50年代初めの20年弱の期間は製管という仕事は文字通り「一攫千金」でしたでしょう。
永廣真山、引地容山といった群を抜く技術を持った人がヒト財産を創れたのは当然ですが、ほんの少しの期間プロのもとで下職をした程度の半端修行の製管師でも売れていたから不思議です。背景には、おりからの民謡ブームが有りました。1本が大学出の初任給とほぼ同額、それが月に10本20本ですから、まあ笑いが止まりませんわな・・・
「楽してではないだろう」ですって、いえ、楽してです。当時の製管あるいは吹奏のレベルでは何処を苦労したんでしょうか?
「甘い儲け話には裏が有る」と言うのは良いんですよ。ただ一括りにして「無い」と言う事は考えものだと思うのです。それだと若者の功利性や冒険心、あるいは「楽して儲けたい」という青少年の健全な志向の芽を摘み取ることになりゃしませんかね。
それより、楽して儲けた例やウラに潜むリスクを説明した方が余程世の中の為に成ると私は思います。
信じられない事ですが、連帯保証や先物取引の仕組みを理解していないオトナがまだ居るのです。
先物に手を出して会社の金を使い込み破滅した人間は私の周りにもいます。と言う事はですよ、逆に会社の金を使い込んで大儲けして、こっそり返し、何食わぬ顔をしている人だって存在すると思うんですよ。でも90パーセント以上は破滅していると思います。それはともかくとして、個人が先物で儲け難いことを知っていてやるのと仕組みを知らないでやるのとでは違うと思うんです。
20年くらい前ですかね、日産自動車の社長になったカルロス・ゴーンがテレビに生出演して「日本人に欠けているのは赤信号を自己責任で渡ることだ」と言って、久米宏が慌てて遮りましたが、賛同する人、反対の意見をお持ちの方、それぞれ自分の良いと思う方を自己責任で選択すれば良いことだと思います。
たとえばマルチの相談をされたとしますー 厚さ1ミリの紙も38回折れば月にとどく。この自明の理からも、遅かれ早かれマルチが破たんすることは常識ですが、初期会員が後から加わった会員のお金を山分けするのが「マルチのキモ」である以上、初期会員になれば儲けられる、あとは本人の哲学しだいです。今のマルチはネズミ講の様な単純なものではありませんから、面白半分に私もよく説明会に行きますが、絶対にやりません。
ところで尺八で「一攫千金」は有るものでしょうか? 無かったらこんな記事をわざわざ書きませんわね。残念ながら過去形ですが、昭和30年代の後半から50年代初めの20年弱の期間は製管という仕事は文字通り「一攫千金」でしたでしょう。
永廣真山、引地容山といった群を抜く技術を持った人がヒト財産を創れたのは当然ですが、ほんの少しの期間プロのもとで下職をした程度の半端修行の製管師でも売れていたから不思議です。背景には、おりからの民謡ブームが有りました。1本が大学出の初任給とほぼ同額、それが月に10本20本ですから、まあ笑いが止まりませんわな・・・
「楽してではないだろう」ですって、いえ、楽してです。当時の製管あるいは吹奏のレベルでは何処を苦労したんでしょうか?
スポンサーサイト