先生。
- 2016/06/30
- 23:32
私が私生活の会話でも「先生」と呼ぶのは青木鈴慕、坂田誠山、酒井竹保、島原帆山、横山勝也、山口五郎の6人の方です。それ以外の人は、面と向かってはともかく、普通の会話では「さん」です。
もう私も66になってしまい、だからというわけではないのですが自分の年下の人は「先生」と言いにくいのです。
初めてマジで「センセイ」と呼ばれたのは大学4年の時です。尺八のプロだと思われたようです。70年代の半ばに中国に行った時は、どこでも「先生」と呼ばれました。中国では「センセイ」は「さん」と同じ程度で、英語の「ミスター」くらいの感覚ですかね。本当の先生には「老師」を使いますね。
同じ頃に韓国に行くと、韓国人どうしでは誰にでも普通に「ミスター」、「ミス、ミセス」を付けていましたが、年上の人や尊敬の意を表すためには「先生」も使っていました。
30過ぎた頃からは「センセイ」と呼ばれる事のほうが「さん」より多くなりましたが、初めの頃はイヤでした。尺八の御弟子さんにも「先生と呼ばない様に」とあらかじめ伝えました。
宮田耕八朗さんも同じで、弟子にそう注意するそうですが、私らは面と向かったら尊敬心が有るので、それは「先生」と呼びますよ。
私に関して言えば、そのうちにセンセイと呼ばれる事に抵抗が無くなり、どうでも良くなりました。何じゃと、「いちいち『センセイと言わないでください』とか言うのがカッコ悪いからだろう?」って。バカ野郎、相手の言葉に本当の尊敬心を感じたからに決まってるだろうが・・・。
私はダイレクトメールを出すときは宛名に「先生」を付けるように指示していますが、これは20年近く前に「宛名には先生と書け」と抗議のハガキが来たことによります。信じられないでしょう。でもホント。先生と言われるほどの馬鹿でなし、それを具現化していますよね。
昔、大人気だった小学生タレントが周囲に「先生」と呼ばせていたのは有名な話ですし、私の知人が橋幸夫に「橋さん」と呼び掛けてマネージャーに「橋先生と呼びなさい」と注意されたそうです。知人は皮肉イッパイに本人のいる前で「え~っ、先生ですか。はあ、そうですか」と言ったらしいですが、ことほどさように「センセイ」という言葉には使い方で滑稽感が有りますな。
邦楽家はお互いを「センセイ」と呼び合うのが普通でしたが、この頃は同年輩同士では言わないようです。古典系邦楽より民謡の方がはなはだしく、まったくの素人同士が「センセイ」と呼び合っていて違和感が有りましたが、段々とこういうのは世の中の基準が変わり、今では、はたから見て「変だ」と思う事は改善が進んでいます。
自然体が一番ですよ。人が私に対するように、心からの尊敬心が有れば、それは「先生」も良いでしょう。
もう私も66になってしまい、だからというわけではないのですが自分の年下の人は「先生」と言いにくいのです。
初めてマジで「センセイ」と呼ばれたのは大学4年の時です。尺八のプロだと思われたようです。70年代の半ばに中国に行った時は、どこでも「先生」と呼ばれました。中国では「センセイ」は「さん」と同じ程度で、英語の「ミスター」くらいの感覚ですかね。本当の先生には「老師」を使いますね。
同じ頃に韓国に行くと、韓国人どうしでは誰にでも普通に「ミスター」、「ミス、ミセス」を付けていましたが、年上の人や尊敬の意を表すためには「先生」も使っていました。
30過ぎた頃からは「センセイ」と呼ばれる事のほうが「さん」より多くなりましたが、初めの頃はイヤでした。尺八の御弟子さんにも「先生と呼ばない様に」とあらかじめ伝えました。
宮田耕八朗さんも同じで、弟子にそう注意するそうですが、私らは面と向かったら尊敬心が有るので、それは「先生」と呼びますよ。
私に関して言えば、そのうちにセンセイと呼ばれる事に抵抗が無くなり、どうでも良くなりました。何じゃと、「いちいち『センセイと言わないでください』とか言うのがカッコ悪いからだろう?」って。バカ野郎、相手の言葉に本当の尊敬心を感じたからに決まってるだろうが・・・。
私はダイレクトメールを出すときは宛名に「先生」を付けるように指示していますが、これは20年近く前に「宛名には先生と書け」と抗議のハガキが来たことによります。信じられないでしょう。でもホント。先生と言われるほどの馬鹿でなし、それを具現化していますよね。
昔、大人気だった小学生タレントが周囲に「先生」と呼ばせていたのは有名な話ですし、私の知人が橋幸夫に「橋さん」と呼び掛けてマネージャーに「橋先生と呼びなさい」と注意されたそうです。知人は皮肉イッパイに本人のいる前で「え~っ、先生ですか。はあ、そうですか」と言ったらしいですが、ことほどさように「センセイ」という言葉には使い方で滑稽感が有りますな。
邦楽家はお互いを「センセイ」と呼び合うのが普通でしたが、この頃は同年輩同士では言わないようです。古典系邦楽より民謡の方がはなはだしく、まったくの素人同士が「センセイ」と呼び合っていて違和感が有りましたが、段々とこういうのは世の中の基準が変わり、今では、はたから見て「変だ」と思う事は改善が進んでいます。
自然体が一番ですよ。人が私に対するように、心からの尊敬心が有れば、それは「先生」も良いでしょう。
スポンサーサイト