エコーロケーション
- 2016/07/02
- 22:05
いやあ、良いものを見た。土曜で時間が有ったのでテレビを見たらエコーロケーションをやっていました。
蝙蝠は超音波を発して暗闇でも自在に飛び回ります。それと同じ様に全盲の人が、舌打ちに似た音を絶え間なく発して、その反響で空間認識をするという技術です。高度に身に付けた人は、ほとんど自在に歩き回っていましたし、驚くことに物の大きさや材質まで区別できました。
そして、この能力は誰でも訓練で習得できるそうです。なるほど訓練を受けた女性は明らかに能力を高めていきました。
「目の見える人は音を脳の聴覚野で認識するが、全盲の人は視覚野でも認識する」そうです。
テレビのこの手の番組がオトナに全く信用されなかったのは昔の事。視聴率稼ぎの為に「超能力」や「心霊・オバケ番組」を実行者と共同して作っていたからですわ。その傾向が変ったのは、例のブタ原真理教事件以来です。「ショーのつもりかも知れないが、面白がってやってるとイノセントな人は本当だと勘違いするぞ」。こういった意見を無視できなくなった結果です。
それ以来、「やらせ」を「本当」として放映することは原則として出来なくなった様です。心理学をタネもシカケも有るショー化した番組だって、別に実害が有るとも思えませんが、ショー、バラエティとして取り扱っています。
ですから、私はこの番組を大きな感動をもって見ました。つまるところ脳の不思議です。
それで分かった。合奏で尺八を吹いていて相方に(尺八であれ他の楽器であれ)、次に何が起こるか瞬間的に察知した経験が誰にでも有るでしょう。それが頻繁に起こる相手だと「彼(彼女)とは息が合う」と言ったりします。
相手の本当に小さな動作や息を多方面の感覚で捉えるのでしょう。
合奏で息が合うと私生活で気が合うとはマタ別なのが面白いですな。
大学クラブの尺八や箏の合奏は、プロから見たら「浅瀬で泳いでいる」ように感じると思いますが、邦楽、ことに尺八吹きのレベルから言ったら、かなり高度な水準です。
ここで問題が起きる事も有ります。大学時代は一生の中でもトリワケ性欲が増大している時期です。ですから同じクラブの中でカップルが出来やすい。それは別に良いとして、問題は合奏ユニットを組む場合です。往々にして技術を二の次にして好きな相手と組みたがりますな。特に女性の場合が顕著でしたな。
まあ大学ですから良しとしましょうよ。でもねえ、この空間認識の面白さを若い時に尺八や箏でも感じてみなさいな。やめられなくなりますから・・・。
蝙蝠は超音波を発して暗闇でも自在に飛び回ります。それと同じ様に全盲の人が、舌打ちに似た音を絶え間なく発して、その反響で空間認識をするという技術です。高度に身に付けた人は、ほとんど自在に歩き回っていましたし、驚くことに物の大きさや材質まで区別できました。
そして、この能力は誰でも訓練で習得できるそうです。なるほど訓練を受けた女性は明らかに能力を高めていきました。
「目の見える人は音を脳の聴覚野で認識するが、全盲の人は視覚野でも認識する」そうです。
テレビのこの手の番組がオトナに全く信用されなかったのは昔の事。視聴率稼ぎの為に「超能力」や「心霊・オバケ番組」を実行者と共同して作っていたからですわ。その傾向が変ったのは、例のブタ原真理教事件以来です。「ショーのつもりかも知れないが、面白がってやってるとイノセントな人は本当だと勘違いするぞ」。こういった意見を無視できなくなった結果です。
それ以来、「やらせ」を「本当」として放映することは原則として出来なくなった様です。心理学をタネもシカケも有るショー化した番組だって、別に実害が有るとも思えませんが、ショー、バラエティとして取り扱っています。
ですから、私はこの番組を大きな感動をもって見ました。つまるところ脳の不思議です。
それで分かった。合奏で尺八を吹いていて相方に(尺八であれ他の楽器であれ)、次に何が起こるか瞬間的に察知した経験が誰にでも有るでしょう。それが頻繁に起こる相手だと「彼(彼女)とは息が合う」と言ったりします。
相手の本当に小さな動作や息を多方面の感覚で捉えるのでしょう。
合奏で息が合うと私生活で気が合うとはマタ別なのが面白いですな。
大学クラブの尺八や箏の合奏は、プロから見たら「浅瀬で泳いでいる」ように感じると思いますが、邦楽、ことに尺八吹きのレベルから言ったら、かなり高度な水準です。
ここで問題が起きる事も有ります。大学時代は一生の中でもトリワケ性欲が増大している時期です。ですから同じクラブの中でカップルが出来やすい。それは別に良いとして、問題は合奏ユニットを組む場合です。往々にして技術を二の次にして好きな相手と組みたがりますな。特に女性の場合が顕著でしたな。
まあ大学ですから良しとしましょうよ。でもねえ、この空間認識の面白さを若い時に尺八や箏でも感じてみなさいな。やめられなくなりますから・・・。
スポンサーサイト