変形
- 2016/08/09
- 22:39
柔道で大野将平選手が金メダルをとりました。前回のロンドンでは男子は金が皆無でした。(まったくダラシノネエ野郎達だ。体が不自由になってさえいなかったら、ロンドンまで飛んで行って、面会を求めた上でとっくりと意見してやったところだ)。
いくつ銅をとったって柔道の場合はダメ。後で集まるオゼゼが違う。セクハラ、パワハラで評判を落としていた業界だけに、とりあえず一つでもとってホッとしたでしょうよ。
テレビで大野選手のインタビューを見ていた家内が私に言いました。「随分と変わった耳をしているますね」
あれは「耳が湧く」と言われる現象で、組み合う格闘技を長くやっているとなるのです。プロレスでは「カリフラワー」と言っていましたが、ヘッドロックで締め上げられたり、マットに耳をこすられているうちに変形してしまいます。
最初に変形が始まった段階では、振れられただけでも痛いのですが、それを越えると平気になります。
ちなみに中学高校と、来る日も来る日も休み時間にプロレスをやっていたけど、私の耳は「カリフラワー」にはならず、かろうじて芸能界入りの希望を繋げました。そのかわり、喧嘩に強くなりた一心で毎日カラテチョップを300発やるのが日課でしたので、卒業してからも20年以上、私の右手は左の手より大分厚みが有りました。
尺八を吹いている人で、まず目立つのはアゴのタコです。横山勝也先生なんかクキッリ出ていました。それと目立たないけど尺八を支える指ダコです。
私も尺八を始めてから1年くらいは親指が痛くて困りました。そして下顎の尺八が当たる部分にもタコが出来ました。そして、気がついたら指の痛みも消え、アゴのタコも目立たなくなっていました。
ただ、これは人によって異なっており後輩の高橋照誠山をはじめ卒業までタコの消えない者もいました。体質、尺八を強く押し付ける、カリ返しが強い等の事が考えられますので、それまで生活の大半を水の中で過ごした高橋なんかは皮膚がカブレやすいんでしょう。見た目には、いかにも練習熱心な尺八家みたいで私はカッコ良いと思います。
ただカリフラワーのレスラーや指の無いヤッチャンと同じく同業者にしか評価されません。
体操や重量挙げをやると背が伸びなくなるのは分かりますが、相撲はじめ体に著しいマイナス変形を及ぼす職業は成功しないと大変ですな。
そういう自然変形と別に、人工的に職業向きな変形を施すとどうでしょうか。私は実際には見ていないのですが、ピアニストで手指の股を切って指を長くしている人がいると言われています。
女優が整形しているのは当たり前。ヤクザが刺青を入れる事は職業上の都合というより、「もう後(?)戻り出来ない」という覚悟の為です。だけどプロレスラーでカラーを出す目的で墨を入れたバカがいるんです。それも顔に。後でどうすんだろう?
例えば水泳ですが、私の若い頃は自由形でも百メートル50秒が「人間の壁」とか言われていました。その頃、頭と首を細長くしたり腕の関節を回る様にすれば記録は伸びると言われていましたが、もし整形でそうしたらどうなるんでしょう。
パラリンピックの陸上で「バネの強い義足はフェアでない」とか言われていた選手がいましたが、どこまで整形や補助は許されるんですかね?
アルビン・トフラーの『未来の衝撃』は話題になったので読んだ方も多いと思います。それによると、体への極端なサイボーク化は技術的には可能であってもも欧米人は倫理的に出来ない事も有る。だから「神無き日本人がやるだろう」と書いて有るそうです。「そうです」と言うのは、私の読んだ日本語版では書いて無かったからです。出版社が自主的に削除したのでしょう。
それにしてもトフラー先生、日本人にも倫理上の規制は有りマッセ。「身体髪膚これを親に受く、あえて毀傷せざるは孝の始め也」。
尺八でも、指の股を切っていて長管の操作性を高めている人がいるとマコトしやかに言われている人達がいます。私が直接確認した範囲では事実ではありません。
いくつ銅をとったって柔道の場合はダメ。後で集まるオゼゼが違う。セクハラ、パワハラで評判を落としていた業界だけに、とりあえず一つでもとってホッとしたでしょうよ。
テレビで大野選手のインタビューを見ていた家内が私に言いました。「随分と変わった耳をしているますね」
あれは「耳が湧く」と言われる現象で、組み合う格闘技を長くやっているとなるのです。プロレスでは「カリフラワー」と言っていましたが、ヘッドロックで締め上げられたり、マットに耳をこすられているうちに変形してしまいます。
最初に変形が始まった段階では、振れられただけでも痛いのですが、それを越えると平気になります。
ちなみに中学高校と、来る日も来る日も休み時間にプロレスをやっていたけど、私の耳は「カリフラワー」にはならず、かろうじて芸能界入りの希望を繋げました。そのかわり、喧嘩に強くなりた一心で毎日カラテチョップを300発やるのが日課でしたので、卒業してからも20年以上、私の右手は左の手より大分厚みが有りました。
尺八を吹いている人で、まず目立つのはアゴのタコです。横山勝也先生なんかクキッリ出ていました。それと目立たないけど尺八を支える指ダコです。
私も尺八を始めてから1年くらいは親指が痛くて困りました。そして下顎の尺八が当たる部分にもタコが出来ました。そして、気がついたら指の痛みも消え、アゴのタコも目立たなくなっていました。
ただ、これは人によって異なっており後輩の高橋照誠山をはじめ卒業までタコの消えない者もいました。体質、尺八を強く押し付ける、カリ返しが強い等の事が考えられますので、それまで生活の大半を水の中で過ごした高橋なんかは皮膚がカブレやすいんでしょう。見た目には、いかにも練習熱心な尺八家みたいで私はカッコ良いと思います。
ただカリフラワーのレスラーや指の無いヤッチャンと同じく同業者にしか評価されません。
体操や重量挙げをやると背が伸びなくなるのは分かりますが、相撲はじめ体に著しいマイナス変形を及ぼす職業は成功しないと大変ですな。
そういう自然変形と別に、人工的に職業向きな変形を施すとどうでしょうか。私は実際には見ていないのですが、ピアニストで手指の股を切って指を長くしている人がいると言われています。
女優が整形しているのは当たり前。ヤクザが刺青を入れる事は職業上の都合というより、「もう後(?)戻り出来ない」という覚悟の為です。だけどプロレスラーでカラーを出す目的で墨を入れたバカがいるんです。それも顔に。後でどうすんだろう?
例えば水泳ですが、私の若い頃は自由形でも百メートル50秒が「人間の壁」とか言われていました。その頃、頭と首を細長くしたり腕の関節を回る様にすれば記録は伸びると言われていましたが、もし整形でそうしたらどうなるんでしょう。
パラリンピックの陸上で「バネの強い義足はフェアでない」とか言われていた選手がいましたが、どこまで整形や補助は許されるんですかね?
アルビン・トフラーの『未来の衝撃』は話題になったので読んだ方も多いと思います。それによると、体への極端なサイボーク化は技術的には可能であってもも欧米人は倫理的に出来ない事も有る。だから「神無き日本人がやるだろう」と書いて有るそうです。「そうです」と言うのは、私の読んだ日本語版では書いて無かったからです。出版社が自主的に削除したのでしょう。
それにしてもトフラー先生、日本人にも倫理上の規制は有りマッセ。「身体髪膚これを親に受く、あえて毀傷せざるは孝の始め也」。
尺八でも、指の股を切っていて長管の操作性を高めている人がいるとマコトしやかに言われている人達がいます。私が直接確認した範囲では事実ではありません。
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