スペイン
- 2016/08/11
- 21:25
4年前に京都で国際尺八フェスティバルが終わった時点で、次の大会開催地はチェコのプラハと決まっていました。中国をおさえての決定です。
それが諸般の事情で中止となりました。その事情は今はまだ言うのを控えましょう。来年、プラハに代わって開催されるロンドン大会が成功してから詳しい事情をお話ししましょう。
チェコ大会の主催者として、京都ではキクディさんとクリストファー・ブレイズデルさんが名乗り出ましたが、実際のプロヂューサーはチョコ人のマレック・マトヴィアさんが主に行なっていました。
彼は映画関係の仕事をしていて、私もロマンチックな主人公にどうだ? そう自分を売り込んだんですがね・・・。

写真左から林嵐山、マレック・マトヴィア、木村拓哉。
それで今年の夏はスペインのバルセロナになりました。このスペインはオラッシュ・コルティさんが代表的な尺八家であり、彼の門下に30人程度、その他でスペインには40人から50人くらいの尺八吹きがいます。

この写真がコルティさんですが、逆光の為に良く見えません。
彼は国際尺八研修館の会員で、柿堺香さんの弟子です。彼ってアルゼンチンの人なんですよね。同じスペイン語ですから大丈夫。
今年の急遽決まったバルセロナでの尺八サマースクールには65人の参加が有り、日本から講師として柿堺さんと善養寺恵介さんが行きました。
私はヨーロッパの各国に一人ずつ、少なくとも3人のエージェントが欲しいと思っています。来年のロンドンで決めたいと思います。
今は?尺八の生産がすでに間にあわないので新しいエージェントはヨーロッパではパス。来年のロンドンまでに生産体制を構築します。
スペインはというより、私にはヨーロッパは遠くて正直あまり行きたくありません。例外はドイツですが、その他の国は体の苦痛を考えると躊躇します。
「ビジネスクラスで行けば良いんだ」と弟や林嵐山は言いますが、タワケたことを言うんじゃねえ、テメエが楽をしたいからだろう。3人も4人もビジネスで行ってモトが取れるほど邦星堂の尺八はボッてねえぞ。来年のイギリスだってそうだ。体が心配だから家内に同行してくれる様に今から頼んでいます。
邦星堂は、たとえ火星にだってエコノミーで行って仕事をするんだ。
スペインって昔は物価が安かった。北欧や西欧で金が心細くなると、スペイン、ポルトガルに避難したものです。今のスペインは安いという印象はありませんが、他が高すぎるとも言えますので、まだヨーロッパの中では安いですかね。
スペインはイスラム支配が長かったせいか、かなり個性的ですね。バルセロナのサクラダファミリアは有名ですが、40年前は日本ではあまり知られていませんでした。

私の学生時代はスペインはフランコの独裁が続いていました。フランコはヒットラーやムッソリーニの援助で反乱を起こし、ファシズム政権を成立させました。
第二次世界大戦では意外にもドイツに組せず中立を守り、長くスペインを支配しました。スペイン内戦については『誰が為に鐘は鳴る』に詳しいですね。世界各国からファシズムに反対して、義勇兵が集まりました。日本人で参加して戦死した唯一の人。それはジャック・白井。
ヘミングウェイには他にも『陽はまた昇る』が有りますが、こちらはマダ内戦がおこる前のバンブローナが舞台。バスクの熱い心。男の血がたぎる牛祭り。
「情熱の国」というキャッチフレーズは今も人をひきつけます。
でも、もう行きたくない。尺八についてコルティさんは「7万円以内で欲しい。そうすれば、もっとスペインで普及する」と言いました。来年涼しいロンドンでゆっくり話しましょう。

マドリッド。後ろの像はドンキ・ホーテです。
ドン・キホーテはハムレットと並んで人間の性格の典型と言われます。ところでセルバンテスとシェークスピアは同年同月同日に死んだんです。すなわち1616年4月23日。
それが諸般の事情で中止となりました。その事情は今はまだ言うのを控えましょう。来年、プラハに代わって開催されるロンドン大会が成功してから詳しい事情をお話ししましょう。
チェコ大会の主催者として、京都ではキクディさんとクリストファー・ブレイズデルさんが名乗り出ましたが、実際のプロヂューサーはチョコ人のマレック・マトヴィアさんが主に行なっていました。
彼は映画関係の仕事をしていて、私もロマンチックな主人公にどうだ? そう自分を売り込んだんですがね・・・。

写真左から林嵐山、マレック・マトヴィア、木村拓哉。
それで今年の夏はスペインのバルセロナになりました。このスペインはオラッシュ・コルティさんが代表的な尺八家であり、彼の門下に30人程度、その他でスペインには40人から50人くらいの尺八吹きがいます。

この写真がコルティさんですが、逆光の為に良く見えません。
彼は国際尺八研修館の会員で、柿堺香さんの弟子です。彼ってアルゼンチンの人なんですよね。同じスペイン語ですから大丈夫。
今年の急遽決まったバルセロナでの尺八サマースクールには65人の参加が有り、日本から講師として柿堺さんと善養寺恵介さんが行きました。
私はヨーロッパの各国に一人ずつ、少なくとも3人のエージェントが欲しいと思っています。来年のロンドンで決めたいと思います。
今は?尺八の生産がすでに間にあわないので新しいエージェントはヨーロッパではパス。来年のロンドンまでに生産体制を構築します。
スペインはというより、私にはヨーロッパは遠くて正直あまり行きたくありません。例外はドイツですが、その他の国は体の苦痛を考えると躊躇します。
「ビジネスクラスで行けば良いんだ」と弟や林嵐山は言いますが、タワケたことを言うんじゃねえ、テメエが楽をしたいからだろう。3人も4人もビジネスで行ってモトが取れるほど邦星堂の尺八はボッてねえぞ。来年のイギリスだってそうだ。体が心配だから家内に同行してくれる様に今から頼んでいます。
邦星堂は、たとえ火星にだってエコノミーで行って仕事をするんだ。
スペインって昔は物価が安かった。北欧や西欧で金が心細くなると、スペイン、ポルトガルに避難したものです。今のスペインは安いという印象はありませんが、他が高すぎるとも言えますので、まだヨーロッパの中では安いですかね。
スペインはイスラム支配が長かったせいか、かなり個性的ですね。バルセロナのサクラダファミリアは有名ですが、40年前は日本ではあまり知られていませんでした。

私の学生時代はスペインはフランコの独裁が続いていました。フランコはヒットラーやムッソリーニの援助で反乱を起こし、ファシズム政権を成立させました。
第二次世界大戦では意外にもドイツに組せず中立を守り、長くスペインを支配しました。スペイン内戦については『誰が為に鐘は鳴る』に詳しいですね。世界各国からファシズムに反対して、義勇兵が集まりました。日本人で参加して戦死した唯一の人。それはジャック・白井。
ヘミングウェイには他にも『陽はまた昇る』が有りますが、こちらはマダ内戦がおこる前のバンブローナが舞台。バスクの熱い心。男の血がたぎる牛祭り。
「情熱の国」というキャッチフレーズは今も人をひきつけます。
でも、もう行きたくない。尺八についてコルティさんは「7万円以内で欲しい。そうすれば、もっとスペインで普及する」と言いました。来年涼しいロンドンでゆっくり話しましょう。

マドリッド。後ろの像はドンキ・ホーテです。
ドン・キホーテはハムレットと並んで人間の性格の典型と言われます。ところでセルバンテスとシェークスピアは同年同月同日に死んだんです。すなわち1616年4月23日。
スポンサーサイト