入り交りの東アジア
- 2016/08/21
- 22:26
日本に来る外国人がこのところ増えましたね。東京、横浜は勿論、小田原みたいな地方都市でも外国人観光客をよく見ます。
バブルの頃は稼ぐ目的でのアジア人を至る所で見ました。中国、フィリピン、あとイランが多かったですね。バングラデシュ、パキスタンもいました。日本が人手不足でしたから、人の嫌がる3K仕事がいくらでも有ったし、雇う側も人種は言ってられませんし、政府もザル法を緊急に成立させて雇用に答えました。
バブル時に私の家にも成田空港の出入国管理から電話がかかってきた事が有ります。なんでもパキスタンの人間が身元引受人として私を指名していると言うのです。
電話を換わったパキスタン人は、知らない言葉で数十秒まくしたてた後、そこだけ英語で「ユウ、オーケー?」。私がノウと言うと、また知らない言葉(たぶんウルドー語)でまくしたて、「ユウ、オーケー?」です。
オーケーなわけがネエだろう、何を考えてんだ。面倒だから電話を切りました。私はたしかに電話の5年くらい前にパキスタンに行き、そこで何人かの現地人と知り合い、その中の一人の大学生とは1年ほど文通もしました。電話の相手が、その時の大学生でなかった事は確かです。その学生は、かなりキチンとした英語を話せましたから。
それにしても、そんなアヤフヤなツテを頼りに、2,30万円にしろパキスタンの人にとっては人生が暗くなるほどの借金を何処かでして、稼ぐ為に日本に来て、あげく入国不許可でしょうから、その人間にしたら「踏んだり蹴ったり」でしょうが、あまりにもバカバカシイので同情心すらわきません。
バブルがはじけると潮が引くように外国人はいなくなりましたが、中国人と韓国人は日本社会に入り込んで残りました。居酒屋や食堂ではその後もよく見ました。
その反面、日本料理店も中国、韓国にたくさん出て、今ではいたるところで見ます。今年の春、お客から「親友が日本蕎麦屋を上海周辺で6軒経営しているから、尺八を広める上で手を組んだら良いと思います。紹介しますから」とお申し出をいただきました。
私は、その時は南京の業者と本格提携が決まる前でしたし、女と仕事は二股をかけない主義なので、そのままになっていますが、これって尺八普及の足掛かりの無い韓国に、尺八のタネを蒔くには絶好の方法ではないかと思います。
この前、南京からの帰り、上海の浦東空港で知り合った韓国人の若い女性といろいろ話しました。彼女は日本語がペラペラで、私の方は久しぶりで使うすっかりサビツイタ韓国語を直してもらいながら、尺八の事も話しました。
中国では、たとえば上海、南京ですと40位のテレビチャンネルが有り、そこの幾つかのチャンネルでは朝から日本の中国侵略に題をとった「反日番組」をやっています。でも、その一方で日本料理やアニメ、アイドルを始め、盆栽、茶道、着物、日本刀、書画骨董等の伝統物まで商売になっています。
韓国も私が良く知っていた頃の韓国人の多くは「日本は嫌い、でも大好き」という屈折した感情を持っていました。飲み屋なんかですと決まってチラチラ見て来るんです。隠しても見える「友達になりたいオーラ」を発しながら。そのクセ、まず因縁をつける所から始まります。後はオキマリ、いつものパターン。5分後には「日本人は嫌いだが、オマエは別だ。オレの奢りだドンドン飲んでくれ」です。「たまには違うストーリーを見せてよ」そう言いたくなる。
このあたりの感情は分かります。私の若い頃の日本人のアメリカに対する感情と一脈通じる所が有りますもんね。
その若い女性が言うには、現在はもう自然に態度に出して「日本好き」を表明する人も珍しくないそうですし、日本文化はファンばかりでなく、かなり浸透しているとの事です。時代は頑迷な人がどう思おうと変わって行くんですな。
ともかく韓国でも日本料理店が数多く有る、その場で尺八を時間を決めて吹かしてもらったらどうだろう?もう中には興味を示す人もいるはずです。そこが突破口になるんではないかと思います。
その女性に尺八を見せたところ「ワー綺麗、これって見た事なかったです。日本の伝統文化にだって興味を持っている人も多いですけど、皆これ知らないですよ」との感想でした。ウマく行けば来年の今頃は韓国だべ。
年取って益々人生が楽しくなるじゃねえか、こりゃ死ぬヒマが無いぞ。
バブルの頃は稼ぐ目的でのアジア人を至る所で見ました。中国、フィリピン、あとイランが多かったですね。バングラデシュ、パキスタンもいました。日本が人手不足でしたから、人の嫌がる3K仕事がいくらでも有ったし、雇う側も人種は言ってられませんし、政府もザル法を緊急に成立させて雇用に答えました。
バブル時に私の家にも成田空港の出入国管理から電話がかかってきた事が有ります。なんでもパキスタンの人間が身元引受人として私を指名していると言うのです。
電話を換わったパキスタン人は、知らない言葉で数十秒まくしたてた後、そこだけ英語で「ユウ、オーケー?」。私がノウと言うと、また知らない言葉(たぶんウルドー語)でまくしたて、「ユウ、オーケー?」です。
オーケーなわけがネエだろう、何を考えてんだ。面倒だから電話を切りました。私はたしかに電話の5年くらい前にパキスタンに行き、そこで何人かの現地人と知り合い、その中の一人の大学生とは1年ほど文通もしました。電話の相手が、その時の大学生でなかった事は確かです。その学生は、かなりキチンとした英語を話せましたから。
それにしても、そんなアヤフヤなツテを頼りに、2,30万円にしろパキスタンの人にとっては人生が暗くなるほどの借金を何処かでして、稼ぐ為に日本に来て、あげく入国不許可でしょうから、その人間にしたら「踏んだり蹴ったり」でしょうが、あまりにもバカバカシイので同情心すらわきません。
バブルがはじけると潮が引くように外国人はいなくなりましたが、中国人と韓国人は日本社会に入り込んで残りました。居酒屋や食堂ではその後もよく見ました。
その反面、日本料理店も中国、韓国にたくさん出て、今ではいたるところで見ます。今年の春、お客から「親友が日本蕎麦屋を上海周辺で6軒経営しているから、尺八を広める上で手を組んだら良いと思います。紹介しますから」とお申し出をいただきました。
私は、その時は南京の業者と本格提携が決まる前でしたし、女と仕事は二股をかけない主義なので、そのままになっていますが、これって尺八普及の足掛かりの無い韓国に、尺八のタネを蒔くには絶好の方法ではないかと思います。
この前、南京からの帰り、上海の浦東空港で知り合った韓国人の若い女性といろいろ話しました。彼女は日本語がペラペラで、私の方は久しぶりで使うすっかりサビツイタ韓国語を直してもらいながら、尺八の事も話しました。
中国では、たとえば上海、南京ですと40位のテレビチャンネルが有り、そこの幾つかのチャンネルでは朝から日本の中国侵略に題をとった「反日番組」をやっています。でも、その一方で日本料理やアニメ、アイドルを始め、盆栽、茶道、着物、日本刀、書画骨董等の伝統物まで商売になっています。
韓国も私が良く知っていた頃の韓国人の多くは「日本は嫌い、でも大好き」という屈折した感情を持っていました。飲み屋なんかですと決まってチラチラ見て来るんです。隠しても見える「友達になりたいオーラ」を発しながら。そのクセ、まず因縁をつける所から始まります。後はオキマリ、いつものパターン。5分後には「日本人は嫌いだが、オマエは別だ。オレの奢りだドンドン飲んでくれ」です。「たまには違うストーリーを見せてよ」そう言いたくなる。
このあたりの感情は分かります。私の若い頃の日本人のアメリカに対する感情と一脈通じる所が有りますもんね。
その若い女性が言うには、現在はもう自然に態度に出して「日本好き」を表明する人も珍しくないそうですし、日本文化はファンばかりでなく、かなり浸透しているとの事です。時代は頑迷な人がどう思おうと変わって行くんですな。
ともかく韓国でも日本料理店が数多く有る、その場で尺八を時間を決めて吹かしてもらったらどうだろう?もう中には興味を示す人もいるはずです。そこが突破口になるんではないかと思います。
その女性に尺八を見せたところ「ワー綺麗、これって見た事なかったです。日本の伝統文化にだって興味を持っている人も多いですけど、皆これ知らないですよ」との感想でした。ウマく行けば来年の今頃は韓国だべ。
年取って益々人生が楽しくなるじゃねえか、こりゃ死ぬヒマが無いぞ。
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