もて期
- 2016/09/10
- 23:00
息子達が小学生の頃、甥を交えて5、6人ほどの子供達に聞きました。
テストでは毎回30点、だけど女にもてる。それとテストは90点以上、だけどまるで女の子に相手にされれない。さあ、どっちが良い?。
「そりゃあ女にもてた方が良いよ。オレ、テスト毎回20点くらいだもの」と答えたバカの3男は置いといて、ともかく全員一致で、「テストは30点でも女にもてる方が良い」と言いました。
男にとって若い時は、かくも「女にもてる」という事は何物にも優先する重大事項なのです。
若い頃って勘違いしてますな。私の大学時代は男は女の前では、やたら深刻ぶって小難しい議論をするのがハヤリでした。そうかと思えば時にわざと女々しさを見せて同情をひこうとしたり、急に大言壮語したり。
そのくせヨレヨレのジーパンに小汚いTシャツ、長髪に無精ヒゲですもの、わざわざ努力して、もてないようにしてた様なもんです。その上、やっている楽器が尺八ときては、マア救いようは有りませんでしたな。
大学だと3年生くらいまでは、女の子は同年輩の男子学生は子供に見えて、物足らないみたいです。でも、私達の時代にはまだまだ古い日本の価値観も生きていて、4年になって就職が視野に入って来ると男は急に一皮向けてオトナびてきます。
一方で女の方は、卒業が見えてくると、「将来」というものが現実的になってきて漠然とした不安感を抱き、とりあえずは安心の為に「キープ狙い」に入ります。かくて、めでたく「もて期到来」です。それでも当時はまだ同一クラブ内でのカップルは珍しかったですよ。
何と言っても私の学生時代は、今と比べてはるかにオクテでしたよ。ことに法政大学三曲はそうでした。私の代で6人中2人、1年上で6人中4人までが卒業時点で童貞でした。
大学時代のカップルが、そのまま結婚まで行くのは、私の頃の法政で3年に1組くらいでした。他の大学、たとえば東大と日本女子大、早稲田の虚竹と東京女子大、電機大学と東京家政学園などの代表的な邦楽カップルでも、そのくらいの率で結婚まで行っとるんとチャイまっか。
早稲田の虚竹は昔は男ばかりでしたが、この処の大学尺八は女子の方が多いという流れで、今は女の子がいます。でも、どっちにしろ糸方はいないですからね、どこかの女子大の箏曲部とタイアップする必要が有ります。
電機大の尺八部・竹生会は廃部になってしまいましたが、虚竹とかは良かったですね、尺八自体が「もて期」に入って。だって女子のいないクラブは長く存続する事は難しい。
それより、前に東京女子大の箏曲部出身の竹下景子さんが言っていましたよ。「虚竹の人達とゴウハイとかゴウコンとかしたんですよ」。
女子のいないクラブで性欲をモテアマシ、何時ゴウコンのコの字がカに変わり縄付きが出るかと、これでも陰ながら心配してたんですぜ。
早稲田の虚竹が何故に外部の大学に合奏の相方を求めるのかは、私達の時代から不思議でした。同じ早稲田の竹友は尺八と箏をセットで持ってますから、対象にならないとして、同大学には箏研という箏だけのクラブも有ります。
簡単に言うと、大学クラブに社中の影響が強い所ほど、身動きが身軽ではないですね。昭和40年代前半が、学生邦楽の先鋭化したクラブが社中の影響力を自らの意志で脱した時代です。そういうクラブからしか、その後プロが出ていないのは、まあ不思議でも何でも有りません。
テストでは毎回30点、だけど女にもてる。それとテストは90点以上、だけどまるで女の子に相手にされれない。さあ、どっちが良い?。
「そりゃあ女にもてた方が良いよ。オレ、テスト毎回20点くらいだもの」と答えたバカの3男は置いといて、ともかく全員一致で、「テストは30点でも女にもてる方が良い」と言いました。
男にとって若い時は、かくも「女にもてる」という事は何物にも優先する重大事項なのです。
若い頃って勘違いしてますな。私の大学時代は男は女の前では、やたら深刻ぶって小難しい議論をするのがハヤリでした。そうかと思えば時にわざと女々しさを見せて同情をひこうとしたり、急に大言壮語したり。
そのくせヨレヨレのジーパンに小汚いTシャツ、長髪に無精ヒゲですもの、わざわざ努力して、もてないようにしてた様なもんです。その上、やっている楽器が尺八ときては、マア救いようは有りませんでしたな。
大学だと3年生くらいまでは、女の子は同年輩の男子学生は子供に見えて、物足らないみたいです。でも、私達の時代にはまだまだ古い日本の価値観も生きていて、4年になって就職が視野に入って来ると男は急に一皮向けてオトナびてきます。
一方で女の方は、卒業が見えてくると、「将来」というものが現実的になってきて漠然とした不安感を抱き、とりあえずは安心の為に「キープ狙い」に入ります。かくて、めでたく「もて期到来」です。それでも当時はまだ同一クラブ内でのカップルは珍しかったですよ。
何と言っても私の学生時代は、今と比べてはるかにオクテでしたよ。ことに法政大学三曲はそうでした。私の代で6人中2人、1年上で6人中4人までが卒業時点で童貞でした。
大学時代のカップルが、そのまま結婚まで行くのは、私の頃の法政で3年に1組くらいでした。他の大学、たとえば東大と日本女子大、早稲田の虚竹と東京女子大、電機大学と東京家政学園などの代表的な邦楽カップルでも、そのくらいの率で結婚まで行っとるんとチャイまっか。
早稲田の虚竹は昔は男ばかりでしたが、この処の大学尺八は女子の方が多いという流れで、今は女の子がいます。でも、どっちにしろ糸方はいないですからね、どこかの女子大の箏曲部とタイアップする必要が有ります。
電機大の尺八部・竹生会は廃部になってしまいましたが、虚竹とかは良かったですね、尺八自体が「もて期」に入って。だって女子のいないクラブは長く存続する事は難しい。
それより、前に東京女子大の箏曲部出身の竹下景子さんが言っていましたよ。「虚竹の人達とゴウハイとかゴウコンとかしたんですよ」。
女子のいないクラブで性欲をモテアマシ、何時ゴウコンのコの字がカに変わり縄付きが出るかと、これでも陰ながら心配してたんですぜ。
早稲田の虚竹が何故に外部の大学に合奏の相方を求めるのかは、私達の時代から不思議でした。同じ早稲田の竹友は尺八と箏をセットで持ってますから、対象にならないとして、同大学には箏研という箏だけのクラブも有ります。
簡単に言うと、大学クラブに社中の影響が強い所ほど、身動きが身軽ではないですね。昭和40年代前半が、学生邦楽の先鋭化したクラブが社中の影響力を自らの意志で脱した時代です。そういうクラブからしか、その後プロが出ていないのは、まあ不思議でも何でも有りません。
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