夢を食べる
- 2016/09/21
- 23:03
私の住んでいる所、小田原の在は田舎ですから、子供達が朝などに会うと「○○小学校1年誰々です」と大きな声で元気よく挨拶してくれます。
ですから私も大きな声で挨拶を返します。「大橋です。モームス(モーニング娘)ファンです」。ある時、聞いていた家内から注意を受けました。「変な事を言わないでください」。そこで私も言い返しました。
「何でだよ。そりゃオレはホントウはAKBだよ。だけど相手は英語を習っていない小学校の低学年だ。アルファベットとか、ましてフォーティエイトなんて英語を言っても分からないだろう」。
付け加えるなら「尺八屋」なんて言っても絶望的に通じませんよ。オトナ相手でも、職業を尋ねられて「尺八を作っています」と答えると、「はあ?」という感じでミョウな顔をされます。「趣味を聞いているんじゃない」というのでしょうね。
日本の場合、大人だけでなく、何処に所属しているのかを聞かれますが、定年後の方は、その帰属性を説明するのに皆はどうしているんでしょう? もう尺八界の7割の人は「無職」です。だって尺八界では60才以下の人は15パーセントしかいないのですから・・・。
こうなると安倍総理や黒田総裁がいくら頑張ってもデフレ脱却は困難ですな。もう持っている。今さら欲しい物は無い。老後が心配だから高い買い物はしない。
ですからこそ大多数の製管師が開店休業になっているのです。
リタイア後の尺八家で名刺を持っている人の場合「尺八教授」とか「何々流師範」とかが多いですね。でも「尺八教授」と書いてあっても本当に弟子がいる人は少ないのです。
若い者がやらない。尺八に興味を示さない。尺八って難しい。価格が高すぎる。これ、いずれも間違っています。時代が変わっただけです。
今は尺八が「教授産業」から「実演産業」に変わった、その変わり目ですから従来の方法が通用しないのは当たり前です。流や会派がもう終末期に入ってしまった事は、業者で知らない者なんていませんぜ。
エッ、「オレは知らない」って。だから「業者で」と言ったでしょうが。「知らない」と言う人は、現状に直面していないと言う事ですから、現在では失業中で、もう尺八で生活しているわけではありませんから、実際は「業者」ではありません。
「じゃあ、どうすれば良いんですか?」。いつも言ってるでしょう。市町村の公民館活動としての「尺八カルチャー」なら現に人がタクサン来ています。失敗するのは、そこに「流」とか「修行」を持ちこむからです。
ネックは謝礼がカルチャーでは生じない事ですが、これも年金で暮らしている人が大部分の尺八家では何の問題も無いでしょう。カルチャー講座はやってみると「本当だね。こんなに簡単だとは思わなかったよ」と言う人が大多数です。そりゃそうだ、尺八は「シルバー文化」の雄たりえるモノなんです。
後で金銭も「それなりに」ではあっても追いて来ますけどね。それより夢を食べられますよ。
「人が集まるかな?」と首を傾げるオカタ。集めるのは広報ですよ。集まる人の数はカバーする人口とイコールで、もうこれだけ尺八カルチャーが有ると資料として予測材料になります。それに、仮に失敗したって失うモノなんて無いでしょうが。
老後にもう一花。夢を食べませんか。
ですから私も大きな声で挨拶を返します。「大橋です。モームス(モーニング娘)ファンです」。ある時、聞いていた家内から注意を受けました。「変な事を言わないでください」。そこで私も言い返しました。
「何でだよ。そりゃオレはホントウはAKBだよ。だけど相手は英語を習っていない小学校の低学年だ。アルファベットとか、ましてフォーティエイトなんて英語を言っても分からないだろう」。
付け加えるなら「尺八屋」なんて言っても絶望的に通じませんよ。オトナ相手でも、職業を尋ねられて「尺八を作っています」と答えると、「はあ?」という感じでミョウな顔をされます。「趣味を聞いているんじゃない」というのでしょうね。
日本の場合、大人だけでなく、何処に所属しているのかを聞かれますが、定年後の方は、その帰属性を説明するのに皆はどうしているんでしょう? もう尺八界の7割の人は「無職」です。だって尺八界では60才以下の人は15パーセントしかいないのですから・・・。
こうなると安倍総理や黒田総裁がいくら頑張ってもデフレ脱却は困難ですな。もう持っている。今さら欲しい物は無い。老後が心配だから高い買い物はしない。
ですからこそ大多数の製管師が開店休業になっているのです。
リタイア後の尺八家で名刺を持っている人の場合「尺八教授」とか「何々流師範」とかが多いですね。でも「尺八教授」と書いてあっても本当に弟子がいる人は少ないのです。
若い者がやらない。尺八に興味を示さない。尺八って難しい。価格が高すぎる。これ、いずれも間違っています。時代が変わっただけです。
今は尺八が「教授産業」から「実演産業」に変わった、その変わり目ですから従来の方法が通用しないのは当たり前です。流や会派がもう終末期に入ってしまった事は、業者で知らない者なんていませんぜ。
エッ、「オレは知らない」って。だから「業者で」と言ったでしょうが。「知らない」と言う人は、現状に直面していないと言う事ですから、現在では失業中で、もう尺八で生活しているわけではありませんから、実際は「業者」ではありません。
「じゃあ、どうすれば良いんですか?」。いつも言ってるでしょう。市町村の公民館活動としての「尺八カルチャー」なら現に人がタクサン来ています。失敗するのは、そこに「流」とか「修行」を持ちこむからです。
ネックは謝礼がカルチャーでは生じない事ですが、これも年金で暮らしている人が大部分の尺八家では何の問題も無いでしょう。カルチャー講座はやってみると「本当だね。こんなに簡単だとは思わなかったよ」と言う人が大多数です。そりゃそうだ、尺八は「シルバー文化」の雄たりえるモノなんです。
後で金銭も「それなりに」ではあっても追いて来ますけどね。それより夢を食べられますよ。
「人が集まるかな?」と首を傾げるオカタ。集めるのは広報ですよ。集まる人の数はカバーする人口とイコールで、もうこれだけ尺八カルチャーが有ると資料として予測材料になります。それに、仮に失敗したって失うモノなんて無いでしょうが。
老後にもう一花。夢を食べませんか。
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