スキャンダル
- 2016/10/18
- 23:17
私の大学クラブ(法政大学三曲会)では結構多いんですよね、銀行とか信用金庫に就職する者が。ことに私の1年上から5年下くらいまでは男も女も金融関係が目立ちました。
その時分は証券会社は陰では「株屋」と言われて、まだ「博打」のイメージがついてまわっていました。特に女の子の場合は、「どちらか選べるなら銀行」と言う者が多かったように思います。
その後のバブルの頃には、証券会社の若い女子社員が金曜の夜に飛行機に乗って日曜の深夜に帰るスケジュールで海外旅行を楽しむほど、文字通り有卦に入っていました。
1990年代の後半に金融機関は大変な事が起きましたよね。山一証券の崩壊にあまり驚きがないのは、本当はその30年前に潰れていた会社だからでしょうが、その時に救った興銀、それに長銀と言った銀行が潰れたのは参りましたわ。
私達の世代の感覚だと、興銀、長銀は日本国が続くかぎり存在すると思っていましたからね。別に直接の損失がどうの、という話ではなく、信じられるモノが無くなったという世界観の揺らぎですよ。
私は、私をコケにする後輩の銀行員をしばしば「反省しなければオマエを潰す」と脅しました。
ええ、私にしたら銀行員を一人潰すのなんか簡単なんですよ。「まさか」と言うなら、そのノウハウを特別にお教えしましょう。
まず年賀ハガキを百枚ほど買って、そこに男性器(チンボ)の写真を入れて、「私は〇〇銀行の誰それです。預金、融資、またはセックスのご相談にも応じます」という文面で印刷して、そいつの名前で営業担当地周辺の会社や商店に出すんですよ・。それ一発で下っ端銀行員なんかオシマイでっせ。
「そんな事をしたら手が後ろの回る」って。大丈夫、20年前までは大丈夫。今だって、人生を諦めさえすれば最悪でも相打ちにできますよ。銀行は何よりスキャンダルを嫌うんですわ。
尺八界って、邦界楽でもそうですが、昔はスキャンダルを拾おうと思ったら、特に関心が無くってもネタは山ほど有りました。でも私達業者を始め邦楽マスコミも、その内側では「またか、あの人もよくやるよ」と呆れながらも普通に話していますが、邦楽界にいても「業界人」でない人相手には広まらないように極力ブロックします。そう、その通り、「仲間内のかばい合いです」。で、それが何か?
考えてみたら、前には邦楽界や尺八界で珍しくなかった不倫やセクハラ、パワハラなんか日本社会でも横行していましたもんね。
今は尺八のプロって脇が固くなりましたね。裁判沙汰になったケースでは10年前くらいが最後ですね。その後も逮捕までは有りましたけど・・・。
15,6年くらい前ですか、セクハラで弟子に訴えられた箏曲家を名前を伏せたにしろ、邦楽ジャーナルが大きく誌面を割いて報道したことは異例中の異例なんですよ。
田中社長の「今は時代が違うのです。イイカゲンにしないと弟子に訴えられて大事になりますよ」という強いメッセージを感じました。
私の若い頃に銀行員になった後輩の女性に「結婚相手は職場にタクサンいるね」と言うと、皆判で押したように「銀行員とは結婚したくない」と言っていました。理由は、「銀行員だから表面上は品行方正を求められ、仕事上の過度のプレッシャーを外で発散できない分、ストレスをプライベートに持ちこむから」でした。
その頃に箏曲界の若い女性に「プロ尺八吹きと結婚したいか」と訊いたとしましょうよ。きっと「生活が不安定だから嫌だ」と言いますよ。女性にとって結婚相手のスキャンダルと生活の安定とではどちらが重いのでしょうかしら?
その時分は証券会社は陰では「株屋」と言われて、まだ「博打」のイメージがついてまわっていました。特に女の子の場合は、「どちらか選べるなら銀行」と言う者が多かったように思います。
その後のバブルの頃には、証券会社の若い女子社員が金曜の夜に飛行機に乗って日曜の深夜に帰るスケジュールで海外旅行を楽しむほど、文字通り有卦に入っていました。
1990年代の後半に金融機関は大変な事が起きましたよね。山一証券の崩壊にあまり驚きがないのは、本当はその30年前に潰れていた会社だからでしょうが、その時に救った興銀、それに長銀と言った銀行が潰れたのは参りましたわ。
私達の世代の感覚だと、興銀、長銀は日本国が続くかぎり存在すると思っていましたからね。別に直接の損失がどうの、という話ではなく、信じられるモノが無くなったという世界観の揺らぎですよ。
私は、私をコケにする後輩の銀行員をしばしば「反省しなければオマエを潰す」と脅しました。
ええ、私にしたら銀行員を一人潰すのなんか簡単なんですよ。「まさか」と言うなら、そのノウハウを特別にお教えしましょう。
まず年賀ハガキを百枚ほど買って、そこに男性器(チンボ)の写真を入れて、「私は〇〇銀行の誰それです。預金、融資、またはセックスのご相談にも応じます」という文面で印刷して、そいつの名前で営業担当地周辺の会社や商店に出すんですよ・。それ一発で下っ端銀行員なんかオシマイでっせ。
「そんな事をしたら手が後ろの回る」って。大丈夫、20年前までは大丈夫。今だって、人生を諦めさえすれば最悪でも相打ちにできますよ。銀行は何よりスキャンダルを嫌うんですわ。
尺八界って、邦界楽でもそうですが、昔はスキャンダルを拾おうと思ったら、特に関心が無くってもネタは山ほど有りました。でも私達業者を始め邦楽マスコミも、その内側では「またか、あの人もよくやるよ」と呆れながらも普通に話していますが、邦楽界にいても「業界人」でない人相手には広まらないように極力ブロックします。そう、その通り、「仲間内のかばい合いです」。で、それが何か?
考えてみたら、前には邦楽界や尺八界で珍しくなかった不倫やセクハラ、パワハラなんか日本社会でも横行していましたもんね。
今は尺八のプロって脇が固くなりましたね。裁判沙汰になったケースでは10年前くらいが最後ですね。その後も逮捕までは有りましたけど・・・。
15,6年くらい前ですか、セクハラで弟子に訴えられた箏曲家を名前を伏せたにしろ、邦楽ジャーナルが大きく誌面を割いて報道したことは異例中の異例なんですよ。
田中社長の「今は時代が違うのです。イイカゲンにしないと弟子に訴えられて大事になりますよ」という強いメッセージを感じました。
私の若い頃に銀行員になった後輩の女性に「結婚相手は職場にタクサンいるね」と言うと、皆判で押したように「銀行員とは結婚したくない」と言っていました。理由は、「銀行員だから表面上は品行方正を求められ、仕事上の過度のプレッシャーを外で発散できない分、ストレスをプライベートに持ちこむから」でした。
その頃に箏曲界の若い女性に「プロ尺八吹きと結婚したいか」と訊いたとしましょうよ。きっと「生活が不安定だから嫌だ」と言いますよ。女性にとって結婚相手のスキャンダルと生活の安定とではどちらが重いのでしょうかしら?
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