香港
- 2016/10/26
- 23:05
フィリピンの大統領が何かと話題ですな。「麻薬は許さない」と裁判無しに殺してるんですから、人権尊重の人達からは顰蹙をかっていますが、フィリッピン国内では大人気と言うんですからダイブ話が違ってきます。
麻薬撲滅の為に、密売人や中毒者を死刑にしようという案はアヘン戦争前の清でも提案されました。1年の猶予期間を設けて、それを過ぎたら死刑にする。「拘置しておけば禁断症状が出るので、アヘン中毒に関しては冤罪は有り得ない」。そういう論旨でした。
でも19世紀前半の中国においてすら「死刑は重過ぎる」と廃案になったほどです。
アヘン戦争は日本にも大きな影響を与え、明治維新の淵源になった事は良く知られています。4半世紀前までの中国人の中国史に対する知識は、タブン日本の高校生の足元にも及ばなかったと思います。でもアヘン戦争から後は良く知っていました。日本の高校生は3学期の時間切れで、逆にここからは詳しくないですね。
アヘン戦争でイギリスに奪われた土地が香港でした。1975年に私みたいなチャチな人間にも香港の土地の権利を買う話が持ち込まれました。その時分ってイカガワシイ話が、「よくもまあ」と感心するほどのに次から次へと湧いてきましたわ。「類は友を呼ぶ」って本当ですよ。
香港の土地、正確に言うと新界、ニューテリトリーと呼ばれる九龍の北、中国と境を接している広大な場所です。ここは香港島がイギリスの永久植民地だったのに対して、1997年に期限が切れる租借地でしたので、22年間だけしか権利を行使できないので、とても安かったのです。
話を持ちこんだヤツに言わせると「期限が来たところで、ハイ没収てことにはならないよ」という事でしたが、軽率が自慢の私が口車に乗らなかったのは、ソイツが信用できないという以前に、買う金が無かったからです。
香港でも、このところ尺八を吹く人達が増えてきました。今年になって売れたのは8寸と6寸一本ずつですが、隣接する広東、深圳を含め、中国における尺八の四大拠点(他に北京、上海、四川)だと前から神崎憲さんから聞いていました。
3年前の神崎さんの印象だと、「一番多いのが四川、急速に大きくなるのは北京。上海は安定感が今一つ、そして香港と広東は多いけど良く分からない」というものでした。
私は事情が分からないけど、香港でも展示会を開く。今は時期の判断です。12月は航空券が安いのは20日まで。1月は予定が有るのでパス。すると12月か2月。
予算を計算すると40万で上がるんですよね。キョウビ日本だって40万以下ですむ展示会なんて有りませんぜ。
香港はもう一人あたりの所得でも日本を抜きました。だからと言ってですね。日本値段の尺八が売れるほど甘くないですよ。オリンピックの会場みたいに、その気になりさえすれば簡単に下がるのが尺八です。
「手間がかかっているから高いのは仕方が無い」って、まだ、そんな段階ですかいな。そんな理屈が、商売にかけては世界屈指の香港で通用すると思う?
日本で最も評価が高い製管師。本物の実力を持っていて、琴古の多くの製管師みたいに自分の社中でしか通用しない人とは違う、そういった意味で永廣真山や引地容山に異論を唱える人はいないでしょう。
彼等って一番多い時ですが、月産40本をクリアしてたんですよ。「手間がかかる」と言うのは本当です。だって彼等ほどの実力者でも月に40本しか作れないのですから・・・。
麻薬撲滅の為に、密売人や中毒者を死刑にしようという案はアヘン戦争前の清でも提案されました。1年の猶予期間を設けて、それを過ぎたら死刑にする。「拘置しておけば禁断症状が出るので、アヘン中毒に関しては冤罪は有り得ない」。そういう論旨でした。
でも19世紀前半の中国においてすら「死刑は重過ぎる」と廃案になったほどです。
アヘン戦争は日本にも大きな影響を与え、明治維新の淵源になった事は良く知られています。4半世紀前までの中国人の中国史に対する知識は、タブン日本の高校生の足元にも及ばなかったと思います。でもアヘン戦争から後は良く知っていました。日本の高校生は3学期の時間切れで、逆にここからは詳しくないですね。
アヘン戦争でイギリスに奪われた土地が香港でした。1975年に私みたいなチャチな人間にも香港の土地の権利を買う話が持ち込まれました。その時分ってイカガワシイ話が、「よくもまあ」と感心するほどのに次から次へと湧いてきましたわ。「類は友を呼ぶ」って本当ですよ。
香港の土地、正確に言うと新界、ニューテリトリーと呼ばれる九龍の北、中国と境を接している広大な場所です。ここは香港島がイギリスの永久植民地だったのに対して、1997年に期限が切れる租借地でしたので、22年間だけしか権利を行使できないので、とても安かったのです。
話を持ちこんだヤツに言わせると「期限が来たところで、ハイ没収てことにはならないよ」という事でしたが、軽率が自慢の私が口車に乗らなかったのは、ソイツが信用できないという以前に、買う金が無かったからです。
香港でも、このところ尺八を吹く人達が増えてきました。今年になって売れたのは8寸と6寸一本ずつですが、隣接する広東、深圳を含め、中国における尺八の四大拠点(他に北京、上海、四川)だと前から神崎憲さんから聞いていました。
3年前の神崎さんの印象だと、「一番多いのが四川、急速に大きくなるのは北京。上海は安定感が今一つ、そして香港と広東は多いけど良く分からない」というものでした。
私は事情が分からないけど、香港でも展示会を開く。今は時期の判断です。12月は航空券が安いのは20日まで。1月は予定が有るのでパス。すると12月か2月。
予算を計算すると40万で上がるんですよね。キョウビ日本だって40万以下ですむ展示会なんて有りませんぜ。
香港はもう一人あたりの所得でも日本を抜きました。だからと言ってですね。日本値段の尺八が売れるほど甘くないですよ。オリンピックの会場みたいに、その気になりさえすれば簡単に下がるのが尺八です。
「手間がかかっているから高いのは仕方が無い」って、まだ、そんな段階ですかいな。そんな理屈が、商売にかけては世界屈指の香港で通用すると思う?
日本で最も評価が高い製管師。本物の実力を持っていて、琴古の多くの製管師みたいに自分の社中でしか通用しない人とは違う、そういった意味で永廣真山や引地容山に異論を唱える人はいないでしょう。
彼等って一番多い時ですが、月産40本をクリアしてたんですよ。「手間がかかる」と言うのは本当です。だって彼等ほどの実力者でも月に40本しか作れないのですから・・・。
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