ビール
- 2016/11/21
- 22:12
かつての邦楽界でビール党というと中井猛、山本邦山の両先生が思い浮かびます。邦山先生には夕食時に「ビール5,6本」だと聞いて驚きました。それだと食事が入るのでしょうか。
私って別にビール党ではありません。でも30代40代は酒といえばビールを飲んでいました。日本酒が嫌いだったのです。焼酎は私の父は「ドカタの飲み物」と毛嫌いしていました。私は、だからイヤと言うのではなく、美味しいと思わなかったんですわ。
今の私は日本酒も、前はもっとイヤだった泡盛、紹興酒も美味いと思って飲んでいます。
ビールは私の学生の時代には、キリンが圧倒的な一位でシェアの半分以上を占めていました。当時はあとアサヒ、サッポロ、サントリー、沖縄復帰後はオリオン、ビール業界はこの5社しか無かったのです。何で? そりゃ決まってまさあ、日本ですもの官僚統制と利権以外の何が有ります?
戦前の日本ですと大日本ビールがダントツ1位でした。それが昭和24年に「集中排除法」でアメリカによりアサヒとサッポロに分断されてしまいました。
これはアサヒ=山本派とサッポロ=柴田派で、戦前から仲の悪い同士でしたので、分裂後も互いを敵視し、磯野長蔵ひきいるキリンに「漁夫の利」を得させました。
アサヒの躍進は1980年代半ばの「ドライビール」が原動力ですが、それだけではなく流通や保存にもイノベーションの目を向けたからです。
私の友人にサッポロビールのオエライサンだった男がいますが、その者によれば「ビール通」は素人と全く一緒だそうです。「ビール通を称してはいても本当は分からない」と言うのではなく、素人でも分かる人はいて、その比率には別段の差が無いそうです。
大会社ですから頻繁に実験を行っていて、ラベルを張り替えたり、目隠しをしたり、ツマミや設定温度を変えたりして品質の改善の為の実験をするのですが、その結果として「分かった」と言います。
そりゃそうだ。「通」のオカタの中には「発泡酒はマズイ」とか言う人が多いですもの。単なる麦芽比率もっと言うと税金の違いだけなんですけど。まあ「地ビールは全部マズイ」と感じる人だって中にはいるでしょうから別に良いですけどね・・・。
ビール試飲の結果、中には本当に分かる人がいます。ではその人達が「売れるビール」を判別できるのか?出来ませんわな。味を厳密に分類できたところで、それで多くの人に「美味い」と受け入れられるかは別の話になります。
ましてや、リサーチ無しの、本当は「通」でもない一部の人の、それも本音を言えば「ダメだろう」と薄々感じている人達が、それでも敢えて商品提供をしている会社は確実に潰れます。
「そんな会社が有るわけない」ですって。現実にタクサン有りましたよ。「ワンマン社長」の会社に多かったですね。「全部が尺八の流とか会と同じだ」とピンとこない人は余程にどうかしていますよ。
私って別にビール党ではありません。でも30代40代は酒といえばビールを飲んでいました。日本酒が嫌いだったのです。焼酎は私の父は「ドカタの飲み物」と毛嫌いしていました。私は、だからイヤと言うのではなく、美味しいと思わなかったんですわ。
今の私は日本酒も、前はもっとイヤだった泡盛、紹興酒も美味いと思って飲んでいます。
ビールは私の学生の時代には、キリンが圧倒的な一位でシェアの半分以上を占めていました。当時はあとアサヒ、サッポロ、サントリー、沖縄復帰後はオリオン、ビール業界はこの5社しか無かったのです。何で? そりゃ決まってまさあ、日本ですもの官僚統制と利権以外の何が有ります?
戦前の日本ですと大日本ビールがダントツ1位でした。それが昭和24年に「集中排除法」でアメリカによりアサヒとサッポロに分断されてしまいました。
これはアサヒ=山本派とサッポロ=柴田派で、戦前から仲の悪い同士でしたので、分裂後も互いを敵視し、磯野長蔵ひきいるキリンに「漁夫の利」を得させました。
アサヒの躍進は1980年代半ばの「ドライビール」が原動力ですが、それだけではなく流通や保存にもイノベーションの目を向けたからです。
私の友人にサッポロビールのオエライサンだった男がいますが、その者によれば「ビール通」は素人と全く一緒だそうです。「ビール通を称してはいても本当は分からない」と言うのではなく、素人でも分かる人はいて、その比率には別段の差が無いそうです。
大会社ですから頻繁に実験を行っていて、ラベルを張り替えたり、目隠しをしたり、ツマミや設定温度を変えたりして品質の改善の為の実験をするのですが、その結果として「分かった」と言います。
そりゃそうだ。「通」のオカタの中には「発泡酒はマズイ」とか言う人が多いですもの。単なる麦芽比率もっと言うと税金の違いだけなんですけど。まあ「地ビールは全部マズイ」と感じる人だって中にはいるでしょうから別に良いですけどね・・・。
ビール試飲の結果、中には本当に分かる人がいます。ではその人達が「売れるビール」を判別できるのか?出来ませんわな。味を厳密に分類できたところで、それで多くの人に「美味い」と受け入れられるかは別の話になります。
ましてや、リサーチ無しの、本当は「通」でもない一部の人の、それも本音を言えば「ダメだろう」と薄々感じている人達が、それでも敢えて商品提供をしている会社は確実に潰れます。
「そんな会社が有るわけない」ですって。現実にタクサン有りましたよ。「ワンマン社長」の会社に多かったですね。「全部が尺八の流とか会と同じだ」とピンとこない人は余程にどうかしていますよ。
スポンサーサイト