宝探し
- 2016/11/24
- 22:09
4年前ですが、ある人から言われました。「この尺八の買い手を見つけてくれないかな」。値段は600万円(ゼロを一つ間違えないでね)、売ってくれたら半額、エーと、エーと、300万円だ、私にくれるんですと。
私はかねがね言っています、「世界一高い尺八を売る男には明日からでもなれる」。自分で値決めするんですからね。尺八に巻いてある価格ベルトに値段を書き込む瞬間に気が変って、10万と書くところ11万にする。すると「秒給1万円」、だから時給3600万。勝った、ビートルズにもプレスリーにも時給換算では勝った。
だけど、私がこれまでに本人から直接聞いた「実際に買った尺八」の最高額は750万円。それも初めは1千万と言われ、流石に躊躇していたら、一瞬の間に250万円が値引きされたそうです。負けた、秒給250万は音楽界最高。正確な時給金額は因数分解しないと分からない・・・。
それにしても売った製管師は瞬時にして250万円損したんですよね。それでいて平然。その大人物ぶりには頭が下がります。
こういう一攫千金の宝探しにロマンを求める人っていますね。有名な所で「赤城山の埋蔵金」。徳川幕府崩壊の寸前に小栗上野介が埋めて隠したんですと。何人もの人が財産と一生を棒に振って探しました。
「バカバカシイ、フランスからの600万両の借款がまとまらなくて絶望した小栗上野介だぞ、そんな金が有るもんか」とおっしゃるアナタさん、そうバカにしたもんでもないですよ。現に庶民から見て莫大な利益を上げている人達だっているんですから。
誰だ?って、テレビ局ですよ。私の大学の2年先輩の糸井重里さんを使って、何度か特番を作ったでしょう。「ついに出るか、伝説の財宝」。「出るわけないじゃん、出てたら放送の前にニュースになってる」、そう喝破したのは小学4年の甥です。
「太閤秀吉の隠し金」、「山下奉文のフィリピン埋蔵金」、「チャンドラ・ボースの宝」、「バルチック艦隊ナヒーモフの金塊」、ざっとでも日本所縁のものだけでもワンサカ有ります。
特に最後のヤツ、海から引き揚げたバラストを金塊だと思い込んで、テレビの前で「北方4島と交換する」と大見得をきったオカタがいましたなあ。私は金塊よりもヒッカケタ人の「その後」に興味が有ります。なんせ引っ掛かった人は「右翼の巨頭」と呼ばれる、それはコワイオカタでしたからね。
私も「尺八探しでもしようか」と思う時が有りますよ。珠にですが、骨董的価値で好事家が涎をたらす尺八にあたるんです。地方の旧家等に眠っている尺八は、私には「真贋鑑定」は無理です。余程に由緒正しい「由来書」でも有れば別ですがね。ですから「伝誰々」で良いんですよ。
テレビの「お宝鑑定団」でやる程度になら、尺八であれば私でも出来そうです。科学鑑定に持ちこまなくてはならない程の値段がつく尺八はまず有りません。
日本では尺八の「古管マニア」は、ほとんどいなくなりましたが、今なら中国に持って行けば容易く売れます。
チンさんを引っ掛けて儲けようと言うんとチャイまっせ。前に中国の客から「黒沢琴古管」を見せられましたが、私は偽物だったと見ました。
折角ね、日本の古い文化を愛してくれる中国人の為にも、信頼できるコーディネーターが必要だと思うのです。
私はかねがね言っています、「世界一高い尺八を売る男には明日からでもなれる」。自分で値決めするんですからね。尺八に巻いてある価格ベルトに値段を書き込む瞬間に気が変って、10万と書くところ11万にする。すると「秒給1万円」、だから時給3600万。勝った、ビートルズにもプレスリーにも時給換算では勝った。
だけど、私がこれまでに本人から直接聞いた「実際に買った尺八」の最高額は750万円。それも初めは1千万と言われ、流石に躊躇していたら、一瞬の間に250万円が値引きされたそうです。負けた、秒給250万は音楽界最高。正確な時給金額は因数分解しないと分からない・・・。
それにしても売った製管師は瞬時にして250万円損したんですよね。それでいて平然。その大人物ぶりには頭が下がります。
こういう一攫千金の宝探しにロマンを求める人っていますね。有名な所で「赤城山の埋蔵金」。徳川幕府崩壊の寸前に小栗上野介が埋めて隠したんですと。何人もの人が財産と一生を棒に振って探しました。
「バカバカシイ、フランスからの600万両の借款がまとまらなくて絶望した小栗上野介だぞ、そんな金が有るもんか」とおっしゃるアナタさん、そうバカにしたもんでもないですよ。現に庶民から見て莫大な利益を上げている人達だっているんですから。
誰だ?って、テレビ局ですよ。私の大学の2年先輩の糸井重里さんを使って、何度か特番を作ったでしょう。「ついに出るか、伝説の財宝」。「出るわけないじゃん、出てたら放送の前にニュースになってる」、そう喝破したのは小学4年の甥です。
「太閤秀吉の隠し金」、「山下奉文のフィリピン埋蔵金」、「チャンドラ・ボースの宝」、「バルチック艦隊ナヒーモフの金塊」、ざっとでも日本所縁のものだけでもワンサカ有ります。
特に最後のヤツ、海から引き揚げたバラストを金塊だと思い込んで、テレビの前で「北方4島と交換する」と大見得をきったオカタがいましたなあ。私は金塊よりもヒッカケタ人の「その後」に興味が有ります。なんせ引っ掛かった人は「右翼の巨頭」と呼ばれる、それはコワイオカタでしたからね。
私も「尺八探しでもしようか」と思う時が有りますよ。珠にですが、骨董的価値で好事家が涎をたらす尺八にあたるんです。地方の旧家等に眠っている尺八は、私には「真贋鑑定」は無理です。余程に由緒正しい「由来書」でも有れば別ですがね。ですから「伝誰々」で良いんですよ。
テレビの「お宝鑑定団」でやる程度になら、尺八であれば私でも出来そうです。科学鑑定に持ちこまなくてはならない程の値段がつく尺八はまず有りません。
日本では尺八の「古管マニア」は、ほとんどいなくなりましたが、今なら中国に持って行けば容易く売れます。
チンさんを引っ掛けて儲けようと言うんとチャイまっせ。前に中国の客から「黒沢琴古管」を見せられましたが、私は偽物だったと見ました。
折角ね、日本の古い文化を愛してくれる中国人の為にも、信頼できるコーディネーターが必要だと思うのです。
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