失敗とは?
- 2016/11/27
- 23:12
昭和42年から3年間くらいですかね、グループサウンズというもんがハヤリました。50代半ば以上の人なら誰でも知っています。
前の年、昭和41年にビートルズが来日公演をやりましたが、その熱狂をひきずる形で、「気分だけビートルズ」のバンドが雨後の筍の様に続々と出てきましたなあ。
現実ばなれした甘ったるい歌が多く、男にはバカにされていましたが、女の子にはキャーキャー言われていました。バカにしてた男だって結構自分達でグループを作ってやってましたよ。私の学年にも5つくらいのグループが有りましたが、ダメダメ、ミンナダメ。顔が悪すぎた。さては、どうやってもモテないヤツラが「三人寄っても半人前」の知恵で、女にもてる最後の手段としてグループを組んだな。
私の高校の2年下に佐藤という男がいて、寺内タケシに可愛がられていました。180近い長身、甘いマスクでスラリとした美男子でした。、タブンですがグループサウンズのギターでデビューしてたらスターになっていたと思います。
そいつもプロレスファンだったので、私に子分みたいにしてショッチュウくっついていました。流石の私もそいつと一緒だと比較されて、女にモテないので嫌でしたね。
そいつが就職してから2年くらい経った頃、伊豆にドライブして一晩語り明かしましたが、私の疑問、「オマエほどのイイ男で、かつギターの腕もバツグン、その上、寺内タケシからも推されていて、それで何で進学就職という当たり前の道を選んだんだよ。オレ、オマエより顔はほんの少し落ちるけど、オレがオマエだったら断然やってるけどな」。
「大橋さんは前向きな性格で良いですよね、僕って実は臆病なんですよ」。「人間誰だって臆病だと思うぜ」。そんな事を話ました。
臆病になる。怖くて大勢の前に立てないというのではなく、つまりは失敗に終わったらどうしよう、そういう事ですな。事実、グループを組んでデビューした何百人のうち、10年後にもスターでいられた人間は5パーセントもいなかったでしょう。
では残りの95パーは?別に野垂れ死にはしてないですよ。芸能人生活をしたことで何か失った物って有るんでしょうかね。
日本は再チャレンジが難しい社会だといわれます。一度躓くと起き上がれないそうです。ホウ、そうですかいな。そうだとして何処か違うのでしょうか?
学校時代の友人達はあらかたリタイヤですけど、一つの会社に最後までいたヤツ、途中で仕事を何回も変えたヤツ、別に傍目には生活レベルとか境遇の満足度に違いが有るようには見えないですがね。
尺八に限って言いますわ。業界人なら誰でも知っている民謡尺八の大家。女に金を使ったあげく、死んだ時には葬式代が無かったですよ。葬式代にも困ったのは、邦楽の指導者というか作曲家だった人、それに酒に溺れた二代目製管師Iも同じ。初代は名人でした。また、抜群の才能と技量を持ちながらも、尺八のプロになる事を親に反対されて自殺した人もいました。30年前に関西の尺八界にいた人なら誰でも知ってますよね。
その逆のケース。私の様に50年近く尺八界にいますとね、プロ尺八家を目指して、いつの間にか他の職に就いている人も大勢知っています。でも皆、結構楽しそうに生きていますよ。尺八活動も相変わらず続けていますしね。ですから、何でそんなにチャレンジを怖がるんですかね。
ここは私だけの人生観ですから他人に敷衍しようとは思わないですけどね。「やりたい事はやる。人生は一度」。
前の年、昭和41年にビートルズが来日公演をやりましたが、その熱狂をひきずる形で、「気分だけビートルズ」のバンドが雨後の筍の様に続々と出てきましたなあ。
現実ばなれした甘ったるい歌が多く、男にはバカにされていましたが、女の子にはキャーキャー言われていました。バカにしてた男だって結構自分達でグループを作ってやってましたよ。私の学年にも5つくらいのグループが有りましたが、ダメダメ、ミンナダメ。顔が悪すぎた。さては、どうやってもモテないヤツラが「三人寄っても半人前」の知恵で、女にもてる最後の手段としてグループを組んだな。
私の高校の2年下に佐藤という男がいて、寺内タケシに可愛がられていました。180近い長身、甘いマスクでスラリとした美男子でした。、タブンですがグループサウンズのギターでデビューしてたらスターになっていたと思います。
そいつもプロレスファンだったので、私に子分みたいにしてショッチュウくっついていました。流石の私もそいつと一緒だと比較されて、女にモテないので嫌でしたね。
そいつが就職してから2年くらい経った頃、伊豆にドライブして一晩語り明かしましたが、私の疑問、「オマエほどのイイ男で、かつギターの腕もバツグン、その上、寺内タケシからも推されていて、それで何で進学就職という当たり前の道を選んだんだよ。オレ、オマエより顔はほんの少し落ちるけど、オレがオマエだったら断然やってるけどな」。
「大橋さんは前向きな性格で良いですよね、僕って実は臆病なんですよ」。「人間誰だって臆病だと思うぜ」。そんな事を話ました。
臆病になる。怖くて大勢の前に立てないというのではなく、つまりは失敗に終わったらどうしよう、そういう事ですな。事実、グループを組んでデビューした何百人のうち、10年後にもスターでいられた人間は5パーセントもいなかったでしょう。
では残りの95パーは?別に野垂れ死にはしてないですよ。芸能人生活をしたことで何か失った物って有るんでしょうかね。
日本は再チャレンジが難しい社会だといわれます。一度躓くと起き上がれないそうです。ホウ、そうですかいな。そうだとして何処か違うのでしょうか?
学校時代の友人達はあらかたリタイヤですけど、一つの会社に最後までいたヤツ、途中で仕事を何回も変えたヤツ、別に傍目には生活レベルとか境遇の満足度に違いが有るようには見えないですがね。
尺八に限って言いますわ。業界人なら誰でも知っている民謡尺八の大家。女に金を使ったあげく、死んだ時には葬式代が無かったですよ。葬式代にも困ったのは、邦楽の指導者というか作曲家だった人、それに酒に溺れた二代目製管師Iも同じ。初代は名人でした。また、抜群の才能と技量を持ちながらも、尺八のプロになる事を親に反対されて自殺した人もいました。30年前に関西の尺八界にいた人なら誰でも知ってますよね。
その逆のケース。私の様に50年近く尺八界にいますとね、プロ尺八家を目指して、いつの間にか他の職に就いている人も大勢知っています。でも皆、結構楽しそうに生きていますよ。尺八活動も相変わらず続けていますしね。ですから、何でそんなにチャレンジを怖がるんですかね。
ここは私だけの人生観ですから他人に敷衍しようとは思わないですけどね。「やりたい事はやる。人生は一度」。
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