チャンネル
- 2016/12/23
- 23:44
人間の感性ってテレビのチャンネルと似てますね。周波数が合わないと像がぼやけたり、まるで見えなかったり。
私で言うと絵画では抽象画はまるでダメ、音楽はロック系はダメです。文学は難解なものは受け付けません。ただ難解とかは、これもチャンネルによって違いますよね。ドストエフスキーの『悪霊』とか『白痴』、難解だと言う人もいますが私は平気です。逆にトルストイは難しくないけど、私には分からない
食べ物で食べられない物はほとんど無いですが、それでも好き嫌いは有りますよ。誰でもそうでしょうが、同じ物でも不味く作ったのは嫌です。
子供じゃあるめえし「美味い不味いは人それぞれ、好みが有る」とかを言ってんじゃねえよ。もし本気でそう思ってんなら人生をやりなおした方が良い。
さて、この私が好きでない物、抽象画とかロックですが、これは質の高低ではなく、私にチャンネルを受ける受信機能が無いだけですから、それを好む人達を羨ましく思いこそすれ、貶めようとは、コレッポチも思っていません。
この受信機能ですが、幾つくらいまでに大方が出来上がるのでしょうか?それとも年齢が上がっても新たに形成できるものでしょうか?
「狼人間」というのがいますな、赤ん坊の時に山の狼に攫われて育ったというのです。これが本当に有り得るのかは賛否両論が有ります。エッ、小さい頃に見たって。「テンテンテン、可哀そうなのは、この子でござい。親の因果が子に報い」というヤツでしょう、そりゃアナタ、インチキに決まってましょうが・・・。
科学的にも真偽の判定が着かないケースが有るそうです。それが本当だとして、6,7歳までに言語と接しないと、後はもうダメだと言います。
絶対音感ですと12,3歳までの形成だと言いますな。
私は尺八の家元達、と言うよりも親が優れた尺八家だった二代目三代目には正直言って劣等感の様なものを抱いています。勿論ですが、ボンクラ2世なんかではなく、例えば青木鈴慕だとか山口五郎といった人達です。
この人達が尺八の曲で見えている光景と私の見てる景色とでは、実はかなり違っているのではないか、そう思う時がしばしば有るのです。
学生邦楽出身の若手の尺八家、もう現在は若手ではなく大御所となっている連中ですが、その人達の演奏を聴いていて、鈴慕先生は褒める所と貶す所が有るんです。私なんかには分からないですよ。全部上手いと思います。
「あそこのテ、分かって無いナア、あれだと前後の辻褄が合わないよ。あのテの原型を知らないからアンナ演奏になる。彼も良くなっているけどマダマダだなあ」。
側で聞いている私はタダタダ圧倒されます。ただ、青木鈴慕という人は真剣に訊けば必ず丁寧に説明してくれます。訊かない人、訊いて忘れ再度訊く人は其の儘。まさか3度訊く人はいないでしょうが、いたら「真剣に質問していない」と断じられます。
「小さい頃からブチコンダ人」って違いますよ。今のように芸大出が輩出していない20年前まで、ほとんどのプロ尺八家は大学のクラブで初めて尺八と接した人達でした。ですから他の音楽畑の人達から「エ~、尺八って大学からでもプロになれるんだ」と驚きと疑惑の眼で見られる事もシバシバ有りました。
子供の時から尺八を吹ける環境だったら良いのですがね。その為には子供の所持金で買える尺八と面白いと思える曲が必須です。このところ、この条件が整いつつ有りますな。
野垂れ死にを恐れた優秀な製管師が続々と低価格尺八販売に舵を切っていますし、ソフトが自由勝手に為り、将来的にはロックへの進出が拡大して行く事が確実視されています。
ですから、今の事態を歎くなんて無駄な事をするより新たなチャンネルを作ったらどうですか。
私で言うと絵画では抽象画はまるでダメ、音楽はロック系はダメです。文学は難解なものは受け付けません。ただ難解とかは、これもチャンネルによって違いますよね。ドストエフスキーの『悪霊』とか『白痴』、難解だと言う人もいますが私は平気です。逆にトルストイは難しくないけど、私には分からない
食べ物で食べられない物はほとんど無いですが、それでも好き嫌いは有りますよ。誰でもそうでしょうが、同じ物でも不味く作ったのは嫌です。
子供じゃあるめえし「美味い不味いは人それぞれ、好みが有る」とかを言ってんじゃねえよ。もし本気でそう思ってんなら人生をやりなおした方が良い。
さて、この私が好きでない物、抽象画とかロックですが、これは質の高低ではなく、私にチャンネルを受ける受信機能が無いだけですから、それを好む人達を羨ましく思いこそすれ、貶めようとは、コレッポチも思っていません。
この受信機能ですが、幾つくらいまでに大方が出来上がるのでしょうか?それとも年齢が上がっても新たに形成できるものでしょうか?
「狼人間」というのがいますな、赤ん坊の時に山の狼に攫われて育ったというのです。これが本当に有り得るのかは賛否両論が有ります。エッ、小さい頃に見たって。「テンテンテン、可哀そうなのは、この子でござい。親の因果が子に報い」というヤツでしょう、そりゃアナタ、インチキに決まってましょうが・・・。
科学的にも真偽の判定が着かないケースが有るそうです。それが本当だとして、6,7歳までに言語と接しないと、後はもうダメだと言います。
絶対音感ですと12,3歳までの形成だと言いますな。
私は尺八の家元達、と言うよりも親が優れた尺八家だった二代目三代目には正直言って劣等感の様なものを抱いています。勿論ですが、ボンクラ2世なんかではなく、例えば青木鈴慕だとか山口五郎といった人達です。
この人達が尺八の曲で見えている光景と私の見てる景色とでは、実はかなり違っているのではないか、そう思う時がしばしば有るのです。
学生邦楽出身の若手の尺八家、もう現在は若手ではなく大御所となっている連中ですが、その人達の演奏を聴いていて、鈴慕先生は褒める所と貶す所が有るんです。私なんかには分からないですよ。全部上手いと思います。
「あそこのテ、分かって無いナア、あれだと前後の辻褄が合わないよ。あのテの原型を知らないからアンナ演奏になる。彼も良くなっているけどマダマダだなあ」。
側で聞いている私はタダタダ圧倒されます。ただ、青木鈴慕という人は真剣に訊けば必ず丁寧に説明してくれます。訊かない人、訊いて忘れ再度訊く人は其の儘。まさか3度訊く人はいないでしょうが、いたら「真剣に質問していない」と断じられます。
「小さい頃からブチコンダ人」って違いますよ。今のように芸大出が輩出していない20年前まで、ほとんどのプロ尺八家は大学のクラブで初めて尺八と接した人達でした。ですから他の音楽畑の人達から「エ~、尺八って大学からでもプロになれるんだ」と驚きと疑惑の眼で見られる事もシバシバ有りました。
子供の時から尺八を吹ける環境だったら良いのですがね。その為には子供の所持金で買える尺八と面白いと思える曲が必須です。このところ、この条件が整いつつ有りますな。
野垂れ死にを恐れた優秀な製管師が続々と低価格尺八販売に舵を切っていますし、ソフトが自由勝手に為り、将来的にはロックへの進出が拡大して行く事が確実視されています。
ですから、今の事態を歎くなんて無駄な事をするより新たなチャンネルを作ったらどうですか。
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