マスコミ利用
- 2017/01/07
- 20:40
日本で一番有名なヤクザの親分と言えば今も昔も、と言っても大正から後は清水の次郎長でしょう。それに次ぐ人なら前は国定忠治、戦後の親分だと誰ですかね。まだ山口組三代目・田岡一雄でしょう。
これって何故かと言いますとね、 前の二人は講釈師が題材にしたからですよ。ことに三代目神田伯山が語った「次郎長伝」は爆発的な人気で、周囲の店から人がいなくなるので「八丁荒らし」と評判になりました。こうなると講談以外にも浪花節、映画と続々とヤクザ者が題材化されてスターが続出しました。私の子供時代はヤクザは英雄視されていましたな。
田岡組長の場合は少しく違っていて、高倉健の主演で東映映画の主人公にもなってはいますが、それより山口組をヤクザ組織としては、それまでに類の無い規模にまでした実力が有ってです。それだけ報道されましたから・・・。
私が大学の時、漫画雑誌で大山倍達を主人公にしたところ、一躍極真空手が大人気になりました。それまで大山倍達は知る人ぞ知るで一般知名度は有りませんでした。プロレス少年の私は良く知っていましたがね。
あれは漫画であり本当の事とは違うのですが、私の周囲にも、大学生にもなって漫画と実話の区別がついていない者が大勢いました。
もっとも本当でも嘘(と言うより著しい誇張)でも関係無いですわ。人に夢を見させて、その結果として大量入門者を生んだのですから。それで一番ビックリしたのは本人ですよ。もし自分がメジャーに成ると思っていたら、倍達なんて名をそのまま名乗ってはいなかったでしょう。
倍達は朝鮮の同義語ですが、朝鮮差別の激しい時代でしたから、この夢ですよ、「若い人の夢を壊さない為にも自分の出自は明かせない」と言ったのは大山倍達本人ですからね。
囲碁や日本におけるバスケットボールなんかも漫画化されて一躍人気になったそうですし、一時のオカルトや疑似科学ブームも最初に火を着けたのは漫画です。ここでも漫画の主人公が解説したり経験したりしている事を実話だと思っている人が大勢いました。
こういうのを良いとか悪いとか言う前に、こういうチカラを無視したって始まらないと私は思うんです。
尺八も誰かドラマの主人公になる人っていないもんだろうか。ねえ、オレじゃ駄目? 顔は良いし、何より半身不随で頑張っているケナゲさ。イイと思うけどねえ・・・。
私で言うと、ここ3年で2回テレビで採りあげられています。でも、採りあげの紹介番組では駄目なんですよ。夢をロマンを見せないと尺八人気にはなりませんね。
尺八家を題材にして、ともかくも面白いテレビドラマが作れるとしたら、面白いのは吉田晴風でしょう。でも、その前に人気が出る読物をともかくも出さないと話になりません。まずはやって実績を見せなくては。
私の客にも小説家が二人、友人に漫画家が一人いますが、きっと「友人に作家がいる」と言う人は尺八界ですから何人、あるいは何十人もいると思います。私もそうですが、話を持ち掛けるだけならタダでっせ。マトモな事だけやってたってラチがあくと思いますか?
客の小説家はどちらも尺八家を主人公にした小説を発表していますが、話題にもなっていません。でもジャブですよ。こうやって数打つウチに当たりが出るかも知れません。
今の尺八は、雅楽、旅芸人、虚無僧、お稽古尺八に続く尺八史の第五幕が開いたところです。ここで勝負、ここが勝負所です。
あらゆるツテを辿っての総力戦が必要な時期ですが、最も必要なのが人に夢とロマンを与える事だと思います。
他人にワクワク感を与えられないモノに人気は出ません。
「一般人気なんか必要無い」とおっしゃる方もいましょうが、何度も言うように、私は見解や価値観の相違は論争しないので・・・。
これって何故かと言いますとね、 前の二人は講釈師が題材にしたからですよ。ことに三代目神田伯山が語った「次郎長伝」は爆発的な人気で、周囲の店から人がいなくなるので「八丁荒らし」と評判になりました。こうなると講談以外にも浪花節、映画と続々とヤクザ者が題材化されてスターが続出しました。私の子供時代はヤクザは英雄視されていましたな。
田岡組長の場合は少しく違っていて、高倉健の主演で東映映画の主人公にもなってはいますが、それより山口組をヤクザ組織としては、それまでに類の無い規模にまでした実力が有ってです。それだけ報道されましたから・・・。
私が大学の時、漫画雑誌で大山倍達を主人公にしたところ、一躍極真空手が大人気になりました。それまで大山倍達は知る人ぞ知るで一般知名度は有りませんでした。プロレス少年の私は良く知っていましたがね。
あれは漫画であり本当の事とは違うのですが、私の周囲にも、大学生にもなって漫画と実話の区別がついていない者が大勢いました。
もっとも本当でも嘘(と言うより著しい誇張)でも関係無いですわ。人に夢を見させて、その結果として大量入門者を生んだのですから。それで一番ビックリしたのは本人ですよ。もし自分がメジャーに成ると思っていたら、倍達なんて名をそのまま名乗ってはいなかったでしょう。
倍達は朝鮮の同義語ですが、朝鮮差別の激しい時代でしたから、この夢ですよ、「若い人の夢を壊さない為にも自分の出自は明かせない」と言ったのは大山倍達本人ですからね。
囲碁や日本におけるバスケットボールなんかも漫画化されて一躍人気になったそうですし、一時のオカルトや疑似科学ブームも最初に火を着けたのは漫画です。ここでも漫画の主人公が解説したり経験したりしている事を実話だと思っている人が大勢いました。
こういうのを良いとか悪いとか言う前に、こういうチカラを無視したって始まらないと私は思うんです。
尺八も誰かドラマの主人公になる人っていないもんだろうか。ねえ、オレじゃ駄目? 顔は良いし、何より半身不随で頑張っているケナゲさ。イイと思うけどねえ・・・。
私で言うと、ここ3年で2回テレビで採りあげられています。でも、採りあげの紹介番組では駄目なんですよ。夢をロマンを見せないと尺八人気にはなりませんね。
尺八家を題材にして、ともかくも面白いテレビドラマが作れるとしたら、面白いのは吉田晴風でしょう。でも、その前に人気が出る読物をともかくも出さないと話になりません。まずはやって実績を見せなくては。
私の客にも小説家が二人、友人に漫画家が一人いますが、きっと「友人に作家がいる」と言う人は尺八界ですから何人、あるいは何十人もいると思います。私もそうですが、話を持ち掛けるだけならタダでっせ。マトモな事だけやってたってラチがあくと思いますか?
客の小説家はどちらも尺八家を主人公にした小説を発表していますが、話題にもなっていません。でもジャブですよ。こうやって数打つウチに当たりが出るかも知れません。
今の尺八は、雅楽、旅芸人、虚無僧、お稽古尺八に続く尺八史の第五幕が開いたところです。ここで勝負、ここが勝負所です。
あらゆるツテを辿っての総力戦が必要な時期ですが、最も必要なのが人に夢とロマンを与える事だと思います。
他人にワクワク感を与えられないモノに人気は出ません。
「一般人気なんか必要無い」とおっしゃる方もいましょうが、何度も言うように、私は見解や価値観の相違は論争しないので・・・。
スポンサーサイト