たまには知性を高める為に読書をお薦めします。私の愛読しているのは三流週刊誌で、毎週、発売を心待ちにしております。
その書いてある内容を人に話すと 「どうせ三流週刊誌の言うことだ」とバカにされますが、私はそのおかげで、「中国の世界征服の野望」も「人類の中に相当数のエイリアンが混じって暮らしている事」も知ってます。さらに「森元総理が実はアホだ」とか「小泉純一郎が近親相愛者」とかの重大な国家機密も把握していますし、それどころか、「持っているだけで女にもてるグッズ」 「マムシの肉は食べると精液になって排出されること」 「不老長寿の呼吸法」まで知ってますぜ。
なに?不老長寿の呼吸法など有るわけないって。 イカンですなあ、そんなに人を疑ってばかりじゃ人間性を疑われまっせ。だいいち、それだったら臨済宗の巨峰・白隠禅師の書いた「夜船閑話」はどうなるんダス? まさか白隠ともあろう者がヨタを飛ばしたとでも言うんでっか? そういう不健全な考えが日本をダメにするんですわ。
ところで「三流週刊誌」って何ですか?
私見。 「一流週刊誌」 朝日、毎日、読売。三大新聞が出してるだけに、記事の精度は高いが、新聞ほど発行部数が多くないので、マジョリティのより多い支持が得られると踏めばマイノリティ叩きをする程度には週刊誌の本分をわきまえている。
「準一流週刊誌」 週刊文春と週刊新潮。 1960年代、70年代の左翼論壇の全盛時代から、ブレルことなく一貫して立ち位置は右。法のとどかない日本上層部の悪行はこの週刊誌無くして裁けない。まさに「必殺仕置き人」、活躍するのが一週間に一度というのも同じ。
「二流週刊誌」 週刊現代と週刊ポスト ここからヌードグラビアが載る。故に私は、このランクからしか購入の必要を認めない。記事内容は80パーセント以上本当。しかし、このランクから「マア週刊誌の言う事だからね」と世間に言わせることで、コッピドクやられた人に救いを提供している。
「三流週刊誌」 週刊大衆、週刊実話、アサヒ芸能。 ヌードグラビアは一段と充実。ここからヤクザ関係の記事が載る。暴対法の施行後しばらくは自粛せざるを得なかったが、ほとぼりが醒めれば復活。そりゃそうだ、7,8万と言われるモノホン、そしてモノホン予備軍のピラチンも大切な読者様だもんね。
そして、ここから「持っているだけで何でも望みがかなう開運グッズ」の広告が載る。
世の中の真実を白日のもとに曝すには憶測がいかに大切かということは、この三流週刊誌が証明している。
マジ。 準一流から三流までの週刊誌が無ければ、支配者たちは合法的な悪事をやっても誰にも糾弾されませんぜ。法は赦しても世論は赦さない、週刊誌が無ければ世は闇だー。
しかしデマも多いって? そんなことは有りません。その証拠に、私と堀北真希がこっそりデートしてるなんて一度も報道されてないじゃないですか。
さて、尺八界には「三流週刊誌」にあたる物が有りません。そのかわりウワサ話、クチコミが発達していて、どんな尺八に関する極秘情報も短時間で克明に伝わります。北朝鮮や戦時中の日本で、報道統制の下でも庶民はかなり本当のところを知っていたのと同じです。
戦前、日本の軍人や右翼のクーデターまがいの行動は事前にある程度分かっていたと言います。当たり前ですわ、実行前にも料亭で芸者衆の前で酒に酔って大言壮語していたんですから・・・
酒がはいると弟子や取り巻きの前でクチが軽くなるのは尺八家も同じ。そういう点で亡くなった香川一朝は偉かった。大酒家ですが、絶対にクチを滑らせなかったので、香川さんには何でも言えました。
「尺八界には、とことん秘密にしなければならない事なんて無いからだ」とおっしゃるアナタ。 ヒヒヒ、しゃべちゃおうかしら・・・。 だが私にも墓場まで持って行こうと心に決めていることは有るんですよ。
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